【MTGアリーナ】8月ラダー結果とタイムレス環境(ベルチャー)について
はじめに
残念ながら8月は250位以内を逃しました。おそらく400位手前くらいでしょうか。月末に180位くらいから連敗して300位まで転落、以降勝ったり負けたりで間に合わなかったというよりは、安定して勝てるデッキを見つけられませんでした。もちろん練度や環境理解も込みで中々難しいですね。
今回はフォーマットもBo1,Bo3も問わず色々使っていました。
※#335でした。
9月のウィークエンド予選がタイムレスということでベルチャーを1番回していました。
リストは色々ありますが、固定枠と自由枠に分けていくつか考察したいと思います。
タイムレス自体8月まで全く触れていない状況から取り組んでいますので、作成に当たってはコミュニティ内での情報提供から実践を経ての主観によります。その点ご承知おきください。
助言等いただいた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
タイムレス環境について
トップメタについては大体以下の通りという認識でいます。
アグロ「マルドゥエネルギー」
パーミッション「青黒テンポ」
コンボ(アグロ)「リアニメイト」
コンボ(ミッドレンジ)「ネクロポーテンス」「オルゾフブリンク」
コンボ(コントロール)「ショーテル」
+α(派生含め他にも色々)
「ベルチャー」はコンボ(オールイン)で、クリーチャーを1枚も採用していないデッキになります。
ベルチャーの立ち位置
ベルチャーにもいろいろと種類があるのですが、私が使用しているのは
「緑黒ベルチャー」です。
MH3にて裏面土地が増量されたため、それだけで20枚の枠を確保できるようになりました。
緑と黒である理由は主に「暗黒の儀式」、「チーム結成」「鏡に願いを」「悪魔の教示者」「チャネル」が使えるためという認識でいます。
後者の2枚はどちらも1枚制限カードなので納得の理由。
立ち位置としては相手のメイン採用の除去を腐らせられる点と最悪「ゴブリンの放火砲」1枚で勝てるので対策が薄いメインについては勝ちやすい点で悪くないです。反面打ち消しのある相手にはどうしても厳しいので、メタ次第ですね。
以下自分が使用しているリストです。
デッキ
4 暗(あん)黒(こく)の儀(ぎ)式(しき) (STA) 26
3 彩(さい)色(しょく)の星(ほし) (BRR) 11
4 ミシュラのガラクタ (BRR) 34
1 悪(あく)魔(ま)の教(きょう)示(じ)者(しゃ) (STA) 27
2 否(ひ)定(てい)の契(けい)約(やく) (AKR) 73
1 チャネル (STA) 50
4 ゴブリンの放(ほう)火(か)砲(ほう) (BRR) 18
1 暗(あん)殺(さつ)者(しゃ)の戦(せん)利(り)品(ひん) (GRN) 152
1 アイレンクラッグの妙(みょう)技(ぎ) (ELD) 127
1 選(せん)別(べつ)の儀(ぎ)式(しき) (STX) 172
4 チーム結(けっ)成(せい) (Y23) 17
4 鏡(かがみ)に願(ねが)いを (WOE) 82
4 ボガートの獲(え)物(もの)さらい (MH3) 243
4 不(ふ)敬(けい)者(もの)破(やぶ)り (MH3) 244
4 橋(はし)仕(じ)掛(か)けの戦(たたか)い (MH3) 249
4 フレイアリーズの信(しん)奉(ぽう)者(しゃ) (MH3) 250
4 力(ちから)漲(みなぎ)る腹(はら)拵(ごしら)え (MH3) 256
4 太(たい)陽(よう)光(こう)変(へん)換(かん)器(き) (MH3) 211
2 一(ひと)つの指(ゆび)輪(わ) (LTR) 246
4 神(しん)聖(せい)の力(りき)線(せん) (M20) 26
サイドボード
3 外(げ)科(か)的(てき)摘(てき)出(しゅつ) (OTP) 19
2 夏(なつ)の帳(とばり) (M20) 198
2 活(かっ)性(せい)の力(ちから) (OTP) 29
2 真(しん)髄(ずい)の針(はり) (MID) 257
3 苛(いら)立(だ)たしいガラクタ (MH3) 212
1 選(せん)別(べつ)の儀(ぎ)式(しき) (STX) 172
2 クローサの掌(しょう)握(あく) (STA) 53
固定枠(47枚)
土地(20枚)
土地5種4枚ずつで計20枚
左4枚は3点ペイのアンタップインランド、一番右はタップインの2色ランド
※固定枠といいつつタップインランド不採用のリストもあります。
インスタントソーサリー(15枚)
インスタントとソーサリーは
「暗黒の儀式」「チーム結成」「鏡に願いを」3種4枚ずつ
「チャネル」「悪魔の教示者」「アイレンクラッグの妙技」3種1枚ずつ
アーティファクト(12枚)
「ゴブリンの放火砲」「ミシュラのガラクタ」「太陽光変換器」3種4枚ずつ
固定枠としていますが、「ゴブリンの放火砲」以外の2種は4枚採用ではなかったりそもそも採用するかも諸説あります。
自由枠(13枚+α)
「神聖の力戦」4枚
メイン採用とする場合とそうでない場合がありますが、裏面土地はハンデスで抜かれるためメインで採用しています。初手にない場合はその分濃い手札と割り切ることができますが、あと引きだけは死ぬほど弱いです。
「彩色の星」3枚
色マナフィルターと協約のタネとしてですが特に単体で何もしないのとキャストにマナがかかることから必須枠ではないです。競合は「魔法使の打ち上げ花火」で「彩色の宝球」は起動でしかドローできないので基本的には下位互換です。
「否定の契約」2枚
オールインコンボのため、次のターンを迎える前に勝てばよいことから便利な1枚です。次のアップキープなので誘発に合わせてベルチャー起動で勝ち切ることもできます。
どうせオールインならメインから4枚でも良いかもしれない。
「一つの指輪」2枚
採用は珍しいカードではありますが、4ターン目を生き延びてリソース3枚で次のターン、もしくは2ターン目に「暗黒の儀式」からキャストでも悪くない1枚
リソース不足になるのを嫌っていれていますが、ショーテルやベルチャーに対しても延命にはならないので結構怪しいです。
「選別の儀式」1枚
マルドゥエネルギー等の軽量横並びアグロに対しては除去しつつ大量のマナを生むのでそのまま勝つことがあります。1枚採用ですが「鏡に願いを」から踏み倒すことが多々あります。
「真鍮の針」「攪乱のフルート」「静牢」などの置物も飛ばせるのでアグロ以外にも残すことを検討します。
「暗殺者の戦利品」1枚
メインから「神聖の力戦」、ごくまれに「大いなる創造者、カーン」など「選別の儀式」で破壊できない対策カード用にお守りでメインに1枚採用しています。
サイドボード(15枚)
「外科的摘出」3枚
リアニメイトへの対策カードとして0マナで打てるのは素晴らしい
「苛立たしいガラクタ」3枚
ショーテルやピッチ対策として採用。自分の「鏡に願いを」から踏み倒すときにはこれを協約しましょう。(n敗)
「夏の帳」2枚
打ち消し対策用とハンデス対策としてもサイドインします。
「真髄の針」2枚
こちらより早いコンボ対策でサイドインします。
指定は「傲慢な血王、ソリン」「変容する森林」「ネクロポーテンス」「ゴブリンの放火砲」などです。
「活性の力」2枚
「神聖の力戦」などの置物対策用に2枚とっています。
ピッチなのに2対2交換できることがあります。
サイド後はハンドに緑のカードを残すようにしましょう。
「クローサの掌握」2枚
ショーテル対策の最終兵器
「全知」から「全知」を重ねられる以外はおそらくターンが返ってくる唯一の対策カードです。正直ガラクタよりこっちの方が良い可能性まであります。
置物対策としてもサイドインできます。
「選別の儀式」1枚
アグロ対策用に追加で1枚サイドに取っています。
メインサイド75枚については以上です。
採用検討カード
「攪乱のフルート」
1マナ重い「真鍮の針」の亜種ですが、コスト増があるのでショーテル相手や他の相手にも広くサイドに使えるカードです。
「思考囲い」「悲嘆」
上記他ハンデス各種の採用リストもあります。「悲嘆」についてはピッチで打てるほどリソースの余裕はないと個人的には思っています。
「魔法使の打ち上げ花火」
ハンドに来た「アイレンクラッグの妙技」を使うなら「彩色の星」の枠にこちらを採用。比較するとタップインのため置いたターンにフィルター利用できないのはデメリットですが、出したターンにフィルターしたいことはあまりなかったのでこっちの方が良いかも。
「願い爪のタリスマン」
先置きできるチューター、次のターンは1マナで使えるのでマスカンに見えたりもする。
「防御の光網」
対打ち消し用で採用を検討しています。入れるなら3枚くらいはサイドに取りたい。
「金のガチョウ」
非クリーチャーデッキで除去を腐らせるところ微妙な気もします。生きて返ってきたときのリターンが大きいことと最悪除去されても「食物・トークン」が協約のタネのなるので悪くはないかもしれないですが、自分で試せてはないです。
Tips(観測範囲)
回しているうちに気付くことはいろいろありますが、時間のある時に追記していきます。
土地の置き順
1枚目の優先順位は以下
①2色タップインランド
②色の少ない方
③緑
④黒
特に白力戦がない場合は土地が抜かれることをケア
また動きが無い、「彩色の星」を1ターン目に置く必要が無いなら
ボルトランドはタップイン処理でOK
黒縦置きは「暗黒の儀式」3枚と「ゴブリンの放火砲」があるときくらい
逆に緑を優先する理由は「チャネル」からのイージーウィンのため
白力戦があるときは黒1枚でも緑優先で良い
一応表面がスペルでマナ総量が低い方を優先しておきますが(対強迫、コジレックの審問)、「不敬者破り」のみ温存することはあります。
チューター
持ってくる優先順位は
①「ゴブリンの放火砲」
②マナ加速他
③妨害札・対処札
※対策カードがあるときは対処札が先
とにもかくにも「ゴブリンの放火砲」がハンドに無い場合には極端にルートが制限されます。ハンデスがあっても結局チューターが代わりに抜かれるだけなので温存しておく理由もあまりないかと。(外科的摘出されたら諦め)
チューターを打つターンにそのまま勝ちまで行くのはほとんどありません。
2ターン目に積極的に使っていく方が良いです。
コンボが揃っているときは「否定の契約」か「暗黒の儀式」がベター
4ターン目くらいなら「鏡に願いを」をわざわざ持ってくるより「暗黒の儀式」から7マナ捻出する方が良い時もあります。
「鏡に願いを」
できれば「チャネル」か「アイレンクラッグの妙技」を協約でキャストしたいので上記の通り「ゴブリンの放火砲」は他のチューターで確保しておく方が良いです。
「苛立たしいガラクタ」やキャスト制限があるときは協約しない選択もあります。
ライフに余裕があるときは「チャネル」ですが、「呪文嵌め」に引っかかる点は注意
「アイレンクラッグの妙技」の場合は「否定の契約」が使えません。
また協約するのはアーティファクトかエンチャントですが、「彩色の星」、「魔法使の打ち上げ花火」の場合は踏み倒したいカードをドローするという裏目が存在するので他に選択肢があればそちらを選びましょう。
「暗黒の儀式」
使用するターンは勝つように使う方が良いです。
2ターン目に「ゴブリンの放火砲」の先置きで使うのは打消し偏重で置物破壊が薄い相手のメイン戦くらいです。
「否定の契約」バックアップでも3ターン目(アップキープ起動)
ショーテル相手にはあえて黒1マナ以外寝かせて「実物提示教育」に合わせてキャストからベルチャー設置・起動ができます。(長期戦は不利なため)
おわりに
今回もご覧いただきありがとうございました。
まずは久々に予選プレイインを抜けないといけないですね。使用デッキについてはベルチャーで行くかさえ正直まだ迷っています。それでは。
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