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【知らなきゃ損】特別区の人事委員会面接で聞かれる8項目

こんにちは!
特別区の受験に特化したオンライン予備校「トクヨビ」の代表をしている荒川です。

今回のテーマは「【知らなきゃ損】特別区の人事委員会面接で聞かれる8項目」ということで、特別区に合格したい人に向けて、人事委員会面接でどんなことが聞かれるかを具体例を使って解説していきます。

先日、僕の公式LINEにこのような質問が来ました。

「昨年は一次試験で不合格でした。今年リベンジで受験しているのですが、人事委員会面接ではどんなことを聞かれるのでしょうか?」
という質問です。

あなたは特別区の面接対策をする際に、
「そもそも何を準備すればいいのか分からない」
「どんな質問をされるのか気になる」
「面接本番が不安で仕方ない」
と悩んだことはないでしょうか?

面接では、様々な種類の質問がされます。

しかも特別区の人事委員会面接では、「なんで?」「どうやって?」「他には?」と深掘りされることが非常に多いです。

あなたはこのような深掘りに対して、何も準備をせずに上手く答えられる自信はありますか?

恐らく、多くの受験生が面接という緊張感の中で上手く答えられる自信はないと思います。

当然ですが、これでは特別区に合格することはできません。

とはいえ、特別区の人事委員会面接では質問のパターンが例年おおよそ決まっています。

つまり、しっかり準備さえすれば、ある程度の質問は予想できるので気持ちに余裕を持って受け答えすることが可能です。

そこで今回は、特別区の人事委員会面接で聞かれる質問内容を8項目に分けてお伝えします。

この項目さえ知っておけば、それに対する想定問答を準備しておくだけで、ある程度余裕を持って面接に臨めるはずです。

ちなみに僕自身は、実際に特別区採用試験に合格して区の職員として働いていたため、面接の流れを知っています。

また、採用区分に関わらず面接で実際に聞かれた質問を多くの受験生から聞いています。

このことを踏まえて今回の内容を作っていますので、信用度の高い情報を提供できるのです。

「特別区の面接に受かりたい!」
「面接でどんなことを聞かれるのか知りたい!」
「面接で他の受験生と差をつけたい!」
とあなたが思っているのであれば、今回の内容を読めば特別区の人事委員会面接で何を準備すべきなのかが分かるので、ぜひ最後までご覧ください。

【知らなきゃ損】特別区の人事委員会面接で聞かれる8項目

結論から先にお伝えします。

特別区の人事委員会面接で聞かれる項目は、

①アイスブレイク
②3分間プレゼンor事例問題
③面接カードの深掘り
④職員としての適性
⑤志望度の確認
⑥受験生の人柄
⑦特別区の理解度
⑧最後の一言

の8つです。

多少前後することもありますが、基本的にはこの順番で面接官から質問があります。

それでは、それぞれの項目を具体的に見ていきましょう。

項目①:アイスブレイク

1つ目は、面接の冒頭で行われる「アイスブレイク」です。

アイスブレイクとは、受験生の緊張を解くための手法です。

例えば、
・会場までどうやって来ましたか?
・今朝は何を食べましたか?
・緊張していますか?
といった質問がされます。

こういった質問は難しくはないですね。

聞かれたことにしっかり答えて、緊張を和らげてください。

ただし、緊張しすぎて相手の質問に的確に答えられなかったり、答えが簡潔でなかったりすると印象は良くないので、結論から簡潔に具体的に答えるように意識しましょう。

項目②:3分間プレゼンor事例問題

2つ目は、「3分間プレゼンもしくは事例問題」です。

これは採用区分によって質問が変わります。

まず、Ⅰ類採用・就職氷河期世代採用の方は、3分間プレゼンを求められます。

面接カードの設問1にも「面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションをしていただきます」と書いてあるので、全員必須です。

注意しないといけないのは、経験者採用の場合です。

1級職の方は、3分間プレゼンを求められる場合と求められない場合があります。

求められなかったという人の方が多いですが、一部の受験生は求められているので、油断はできません。

面接カードの設問1の内容とご自身の強みを踏まえて、プレゼンの練習をしておきましょう。

そして2級職の方は、3分間プレゼンは求められませんが、「事例問題」が必須で出題されます。

事例問題では、特別区のとある部署の主任として配属されたあなたが、係が抱えている問題についてどのように解決すべきかを問われます。

これについては、現職の部署の中で問題が発生した時にどのような対応を行っているかを考えてみることがオススメです。

いずれにせよ、
Ⅰ類採用・就職氷河期世代採用・経験者採用1級職は3分間プレゼン対策
・経験者採用2級職は事例問題対策
をしっかり準備しておいてください。

項目③:面接カードの深掘り

3つ目は、エントリー時に提出した「面接カード(職務経歴書)の深掘り」です。

恐らく多くの受験生がここで苦戦するはずです。

事前に答えた設問の深掘りだけではなく、一緒に提出した最終学歴や職務経歴に関する深掘りもあります。

例えば最終学歴や職務経歴に関しては、
・大学で何を学んでいるのですか?
・〇〇学部を選んだ理由は何ですか?
・前職を退職した理由は何ですか?
・今のアルバイト・仕事で大変なことは何ですか?
・今のアルバイト・仕事で学んだことは何ですか?
といった質問です。

また、事前に答えた面接カードについては、
・特別区を志望した理由は何ですか?
・携わりたい仕事に興味を持ったきっかけは何ですか?
・その仕事は特別区以外でもできませんか?
・他に挑戦したい仕事はありませんか?
・〇〇をするうえで困難だったことは何ですか?
・その困難をどうやって乗り越えましたか?
・〇〇の経験を特別区でどのように活かしますか?
などの質問がされます。

ご自身が作った面接カードの内容を見直し、「自分が面接官だったらここを深掘って聞いてみたい」という想定をしながら質問と答えを用意するといいでしょう。

そして深掘りは、1回ではなく2〜3回しておきましょう。

これまでの多くの受験生も
・最終学歴
・職務経歴
・面接カードの各設問
の深掘りが最もつらかったと言っています。

この部分の想定問答は、しっかり時間をかけて作ってください。

項目④:職員としての適性

4つ目は、「職員としての適性」です。

例えば、
・コミュニケーションに自信はありますか?
・クレーム対応をしたことはありますか?
・そのクレームにはどのように対応しましたか?
・上司の意見が自分と合わなかった場合どうしますか?
・人間関係を構築する際に、意識していることは何ですか?
などが考えられます。

この質問をすることで、面接官は
「この受験生を区民の前に立たせられるだろうか?」
「係の中でしっかり仕事ができる人だろうか?」
というところを確認しています。

これまでのアルバイトや仕事の経験でどのように振る舞っていたのかを思い出しながら、質問に対する答えを考えてみてください。

項目⑤:志望度の確認

5つ目は、「志望度の確認」です。

なぜ志望度を確認するかと言うと、内定を辞退されてしまうと予定していた採用人数を下回ってしまい、人員調整が大変になるからです。

だからこそ、必ず入区してくれる人かどうかを面接官はチェックしてきます。

その際は、例えば
・併願先はありますか?
・地元の役所で仕事をしようとは思わないのですか?
・将来はどのような特別区職員になりたいですか?
・もし今回採用されなかったらどうしますか?
などのように聞いてきます。

このような志望度を確認する質問が来たら、特別区職員にどうしてもなりたいという熱意を込めた受け答えをするようにしてください。

項目⑥:受験生の人柄

6つ目は、「受験生の人柄」です。

ここでは、どちらかというとプライベートに関する質問が多いです。

例えば、
・周囲からどのような人だと言われますか?
・休日はどのように過ごしますか?
・特技は何ですか?
・親しい友人の数はどれくらいですか?
などを聞かれます。

このような学業や仕事に関すること以外の質問もしっかり答えられるように準備をしておきましょう。

項目⑦:特別区の理解度

7つ目は、「特別区の理解度」です。

ここでは、区が抱える問題についてどれだけ考えているかを聞かれます。

具体的には、
・特別区の課題は何だと思いますか?
という抽象的な質問や、
・行政のDX化についてどう進めたらいいと思いますか?
・ヤングケアラーに対してどういった対応が求められると思いますか?
・ふるさと納税についてどう思いますか?
のように、ひとつの具体的な課題に対する解決策を求められる質問もあります。

あなたのことばかり聞かれていたこれまでの質問とは打って変わり、政策に関する質問が急に来るので、不安になる方も多いでしょう。

ただし、このような質問については、一次試験の論文対策がそのまま使えます。

Ⅰ類採用の論文、経験者採用や就職氷河期世代採用の課題式論文の質問と似ているので、これまでに勉強してきたことを思い出して、事前に想定問答を用意しておきましょう。

またこのような質問については、特別区が日頃からどのような取組をしているのかを知っておくと有利です。

僕の𝕏(旧Twitter)では、毎日特別区の最新の取組が分かるニュース記事を要約したものを投稿しています。

気になる方はフォローをして、各区の取組を日頃から知っておきましょう。

https://twitter.com/tokuyobi

項目⑧:最後の一言

8つ目は、「最後の一言」です。

面接の締めとして、
・我々があなたを採用するメリットは何ですか?
・何か聞いておきたいことはありますか?
・何か言い残したことはありますか?
といった質問がされます。

ここでは、特別区職員になりたいという熱意を面接官に伝えられるように準備しておきましょう。

ここで言ってはいけないフレーズが「特にありません」です。

こう発言してしまうと、面接官は「特別区にそこまで興味がないのかな」と思ってしまい、印象が悪くなります。

最後まで気を緩めずに、面接に臨んでください。

まとめ

ということで今回は、「【知らなきゃ損】特別区の人事委員会面接で聞かれる8項目」について解説しました。

その8項目とは、

①アイスブレイク
②3分間プレゼンor事例問題
③面接カードの深掘り
④職員としての適性
⑤志望度の確認
⑥受験生の人柄
⑦特別区の理解度
⑧最後の一言

です。

具体例としてお伝えした想定質問に対する答えを面接本番までに用意しておきましょう。

想定質問は多ければ多いほど良いです。

また、想定質問に対する答えが用意できたら、何度も話す練習をしましょう。

話す練習として最も効果的なのは「模擬面接」ですが、独学でもできる練習法については『【1人でできる】特別区のオススメ面接練習法』で解説しています。

今回の記事とあわせてご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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