シニア転職体験記20(最終回)

表門警備の契約更新を断ってからシニア向け求人情報の収集を再開した。次の転職先はマンション管理員かなと何となく思い始めていたので、平日の昼間勤務の条件にマッチするマンション管理員の求人に網を張っていた。すると退職の10日前に飛び込んできたのが現在勤務しているマンション管理員の求人である。平日のみ10時〜16時までの実働5H、勤務地は最寄り駅から徒歩4分、自宅からdoor to doorで20分と好条件だ。こうなると善は急げ、早速求人企業に電話して翌々日には面接に臨むことにした。今回はトントン拍子に事は進み、面接の翌日にはあっさり内定の連絡をもらった。求人先も応募者がなくて焦っていたのだろう。勤務開始は4月2日と決まった。今回もシームレスの転職だ。また失業給付金を貰い損ねた。振り返ってみると2020年4月〜2023年7月までに1回、そして2023年8月〜2024年3月までに2回とシームレスに転職を繰り返してきたが、今回の転職が最後になりそうな気がする。これまでの自分の転職経験を踏まえて「シニアの転職とは」などと偉そうな事を述べるつもりはないが、転職を考えている人達に一つだけ伝えるとすれば「行動に移さなければ何事も始まらない」ということだけだ。

最後に、マンション管理員の仕事を始めて早いもので4ケ月が経過した。誰にも指示をされず自分のペースで仕事ができ、住人や宅急便のお兄さん達とのコミュニケーションも良好で毎日楽しく過ごしている。この仕事、前職より長く続けられそうだ。マンション管理員の仕事については、そのうち「マンション管理員日記」として紹介できるかもしれないが、「シニア転職体験記」は、これで終了である。

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