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【プレビュー】第18節大分戦に向けて

前節はアウェイでいわきFCと対戦した。「前半は風下で結構落ち着かない時間帯が多くて、ただその中でもチャンスはいくつか作ることができていました」と棚橋 尭士選手が振り返った。
22分にセットプレーの流れから失点を許すも、前半終了間際にFKから森 昂大選手が頭で合わせ、同点とする。「あまり入り過ぎずにボールの軌道を見てマイナス気味に入っていきました。そこに橋本選手からいいボールが入ってきた」と森選手。Jリーグ49試合目にして、プロ初ゴールとなった。
後半は風上に立ち試合を優位に進めたかったところだったが、決定機を決めきれず、1-1のドローとなった。

試合後の会見で増田 功作監督は「いわきはセカンドボールの反応も早いしバトルにも強いので、そういう相手に戦えて勝点1を持って帰れることはポジティブです。ただ後半、オープンな展開になったときに、僕たちがサイドを上手く使いながらボールを運んで冷静に試合を進められたら勝点3に近づけたんじゃないかと思います」と振り返るも、増田監督が就任当初から掲げている「ハードワークすること」「切り替えの部分」をいわき相手に見せることができた。

今節の相手は大分トリニータ。アウェイ連戦となるこの試合に向けては、5/29(水)から3日間で準備を進めてきた。締まった雰囲気で練習に取り組み、ゲーム形式では各選手がアピールをした。

また、ジローナFC Bに期限付き移籍中で、オフシーズンを利用して帰国している鈴木 輪太朗 イブラヒーム選手が今週からトレーニングに参加した。チームの雰囲気について「試合形式の練習になればスイッチが入っていて、アツくなっていました」と練習後に語っていた。スペインでプレーしている鈴木選手の練習参加は、チーム全体の刺激になったに違いない。

大分は4試合連続引き分けとなっているが、現在6試合負けなしで勝ち点23、10位に位置する。大分について、増田監督は「中盤の作りを大切にしている」と分析し「パスの出どころにボールを渡さなければチャンスになっているシーンもありますが、逆に外されると一気にゴール前まで行かれているシーンも多いです」と警戒する。ボールを取りに行く時と引く時のチーム内での意思疎通をしっかりとおこない、組織的な戦いをすることがこの試合でも大切になってくるだろう。

昨シーズンの第35節の大分戦で得点を決めている永木選手は「昨シーズン、唯一得点が取れたスタジアムなのでイメージはいいですし、今回暑さはそこまで無いと思うので、よりやりやすいんじゃないかと思います」と意気込む。
今週のトレーニングでも、ピッチ上でコーチングスタッフからしきりに出ていた声は「決めきる」「やりきる」。永木選手はそこにも触れ「点を取り切るところだったり、ボールを奪った後に失わずにシュートで終わったり、そういったところが大事になってくると思います」と大分を上回るためのポイントを挙げた。

アウェイ連戦とりますが、スタジアムやDAZNでの応援、よろしくお願いします。みんなで勝ち点3を掴み取りましょう。