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【西武5位】 最速155km/h!高出力のボールを繰り出す秀才右腕 宮澤太成にインタビュー!

今回は、徳島インディゴソックスから埼玉西武ライオンズに5位指名を受けた宮澤太成投手にインタビューを行いました!

宮澤投手は北海道大学在学中に独立リーグへの挑戦を決意し、今季インディゴソックスに入団。そして10月26日のドラフト会議で指名を勝ち取り、同大学史上初のNPB入りを果たしました。

今回は指名された瞬間の心境・今季の振り返り・NPBへの意気込みに加え、プライベート文武両道の極意など、幅広い話題でお話を伺いました。
宮澤投手の様々な面を知ることができる、読み応え抜群の記事となっておりますので、ぜひとも最後までお楽しみください!

*この取材は、2023年10月29日に行われたものです。

プロフィール


宮澤太成(みやざわ たいせい)
背番号:29
出身:長野県長野市
生年月日:1999/04/15
身長:183㎝
体重:91㎏
投/打:右/右
経歴:長野高校ー北海道大学(在学中)

01:ドラフト指名を受けて

_指名からしばらく経って、今どんな気持ちですか?

宮澤 実感があるのかという部分でいくと、まだまだ全然実感はなくて。
ユニフォームに袖を通してとか、入団会見があったりとか、そういったイベントを重ねるたびに実感はわいてくるんじゃないかなと思っていて、まだまだ実感はわいてないなという感じです。

_指名を待っている際はどういったことを考えていましたか?

宮澤 ひとつは椎葉(剛=徳島インディゴソックス#15)がどれぐらい高い順位で呼ばれるんだろうみたいなとこも考えながら最初は見ていて。
自分は呼ばれても下のほうだなと思っていたので、正直全然集中してなかったというか…。
ぼーっと、ちょっと他人事で見ていた時に指名されて、すごいびっくりしました。

_5位で呼ばれたことに対してはどう感じていますか?

宮澤 本当に運が良くて、自分の実力以上に高く評価していただいたな、というのは自分の感覚としてあります。

_自分の中ではどのくらいの順位で呼ばれると思っていましたか?

宮澤 僕は「育成で呼ばれるかな、呼ばれないかな、どっちなのかな」ぐらいで。
育成で呼ばれるか呼ばれないかの確率が50%ずつぐらいの立ち位置だと思っていて、支配下なんてもう0%だと思っていたので。
めちゃくちゃ驚いていました。

_指名を受けた後、周りの人からの反応はどうでしたか?

宮澤 すごい喜んでくれたり、驚きの声があったりして。
両親も「支配下じゃん」みたいな感じで、かなり喜んでくれたりしていました。
支配下のドラフトと育成のドラフトの間に少し休憩時間があったので、その時に両親に電話して。
「支配下指名されました」ということと、「今まで育ててきてくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えました。

_報告して、ご両親から何と言ってもらいましたか?

宮澤 「おめでとう」というところと、「ここからが勝負だから、スタートラインに立ったばかりだから、ここから気を引き締めて頑張って」というところを声かけられました。

_ご自身では、どこが支配下でのドラフト指名につながったと思っていますか?

宮澤 自分の持ち味がストレートとフォークなので、その持ち味を評価してくれた結果なのかなっていう風に思っています。

02:人生が変わった2023シーズン


_今シーズンを通じてどうだったか、自分の良かった点と「もっとできたんじゃないかな」と思っている点を含めて振り返っていただけますか?

宮澤 前期全く試合で投げられていない状況だったんですけど、最後まであきらめずにドラフトってところを目指して粘り強く我慢強く取り組めたのは、すごく自分の中では今シーズン良かった点かなと思っていて。
もっとできた点としては、早いうちからもっと試合に出る工夫をしとくべきだったなっていう風には感じていて。
やっぱり1年通して試合に出るのがいちばん野球がうまくなる近道だと思うので。
練習だけしていても野球がうまくなるわけではないので、もっと試合に出るということに前期から常にフォーカスして取り組めばよかったなっていうのは反省としてあります。

_具体的にどんな取り組みをすればよかったと思っていますか?

宮澤 どうしてもブルペンでの練習とかでも、練習のための練習になってしまうというか。
もっと試合で使いたいって思える風なことを描いてブルペンで投球すればよかったなと思っていて。
僕の場合だったら、中継ぎで1イニング勝負するとなったら、ストレートとフォークだなって考えて。
今のNPBでもそういったとこが評価されてる選手がすごく多いので、そこを頑張ろうと思って後期から頑張ったのですが、もっと逆算して考えて、前期から例えばフォークをもうちょっと練習しておくとか、そういうことをやっておけばよかったかなと思っています。

_春先フォークは投げていましたか?

宮澤 いや、投げてなかったです。
もともとフォークを持っていたんですけど、ストレート40%、カットボール50%、フォーク10%ぐらいの割合だったんですよ。
ずっと前期そんな感じでやってて、試合でも結果出てなかったですし。「このままじゃやばい」と思って、NPBへの道もないなと思っていたので。
ここからどうアピールすればいいかって考えたとき、もうカットボールを見せたところでもうNPBは振り向いてくれないなというところと、同じことをしていたところで、それで打たれているから首脳陣は「使いたい」と思わないんじゃないかなと。
なのでもう思い切って、カットボールを捨てて、ストレートとフォークの2球種で、モデルチェンジじゃないですけど…そうすれば、首脳陣も一回使ってみようかってなると思いますし、投球スタイルが変わっていればスカウトにも「お、変わってるね」と見てもらえると思ったので、そういう風な変え方をしました。

_前期、ストレート4割・カットボール5割・フォーク1割で投げていた理由は何ですか?

宮澤 大学時代先発でやってて、その時にカットボールで打ち取れるし空振りもまあ取れるって感じだったので、一番楽に投げられていた球だったので。そこが先発の名残で、一番多かったんですよね。
ただ実際こっちに来て、打たれるっていうのもあるし、まあストレートとカットボールが良くて中継ぎで目立てるかっているとなかなか難しいところがあるじゃないですか。
「目立つならフォークだな」という風に考えて、6月・7月ぐらいからめちゃくちゃ練習していきましたね。

_フォークに関しては、大学でプレーしていた時よりも落ち幅は増えているのですか?

宮澤 そうですね。落ち幅も増えましたし、フォーク自体の球速も早くなりました。
もともと130ぐらいだったのが、今140近く出るようになってるので、鋭く大きく落ちるようになっています。

_フォークの改良のために、具体的にどんなことをしましたか?

宮澤 もともと投げる数が少なくて、フォークの練習してる数も少なかったので、そもそもそこの練習量を増やすというところですね。
やっぱり握り方とか、回転の仕方とか、リリースの仕方とかは結構こだわってやったかなという風に思ってます。

_前期なかなか登板機会がなかった中で、7月31日のソフトバンク3軍交流戦で抜擢されてアピールしましたが、その試合にはどのような気持ちで臨んでいたのですか?

宮澤 その試合、めちゃくちゃ僕賭けてて。
そこで結果残せばもしかしたら後期使ってもらえるかもしれないし、逆に結果残せなきゃもうその時点で後期残りの試合出れないって思ってたので。
その試合が最後の練習試合で、オープン戦がそれ以降なかったので、そこが自分の人生の分かれ目になると思って、本当にめちゃくちゃ大事な試合って思いで、気合い入れて準備していたんですけど…。
これはあんまり言ってないんですけど、その当日に朝起きたら38.5度くらいの熱があって。
もうめちゃくちゃ体だるくて、頭も痛いし。
でも「ここで休んだらもうチャンスないし」って思って解熱剤を飲んで頑張って行って。結構…38度何分ある中マウンドで投げましたね。
結構根性つきましたね、その試合で。

_マウンドに上がってからは、緊張したり、何か考えたりしていましたか?

宮澤 なんて言うんですかね…。
「ここが人生最後のマウンドになるかもしれない」っていう風な思いもあったので、自分の野球やってきた10数年間の集大成を出すじゃないですけど…そのくらいの思いを持って投げました。
その結果声が出て、今みたいな気合入れて投げるスタイルに結果としてたどり着いた試合だったと思います。

_「楽しんで投げよう」という気持ちではなかったんですね。

宮澤 楽しむとかそういう要素は一切なかったです。楽しもうとは思ってなくて。
結果として楽しんでたって部分はあったかもしれないですけど、もう本当に結果として楽しんでたってとこで、そこはもう求めてなかったですね。
結果を残そうと全力でやるっていう感じでした。

_そのソフトバンク戦の前に、なかなか登板できない時期が続いていましたが、そのときはどのようにモチベーションを維持していましたか?

宮澤 モチベーション落ちなかったことがあるかって言われたら、それはそうではない時もありました。
だけどモチベーションがあるないで自分のやるべき行動とかを変えてたら、それこそプロに行くことはできないなって思ってたので。
本当にそれを職業にしたいなら、モチベーションとかで動かされる人間じゃ上には行けないと思ってたんで、苦しい時期ですけど「やるべきことは変えずにやってこう」ってことは考えてました。

_今お話を伺った7月末の登板から、1か月足らずで自己最速の155km/hを計測しましたよね。その時の気持ちと、MAX155km/hに到達できた理由を教えてください。

宮澤 多分あれは初球のめちゃくちゃボール球で。155出て「やべえ、変なとこ行っちゃった」と最初思っていて。
で、球速表示がちらっとたまたま目に入って「あ、今の155だったんだ」みたいな、そっちでしたね。
「155出た!」って手応えがあったってよりかは「とんでもない球投げちゃったな」というほうが個人的には大きかったですね。
しれっと出たというか…そんな感じでしたね。

出た要因としては、やっぱり試合で投げれたことが1番大きいかなって思っていて。
試合っていうすごいアドレナリンが出る場所で1ヶ月間投げ続けることができた結果、どんどん体の出力自体も上がっていって出るようになったのかなぅていうのが自分の見解です。

03:文武両道の極意

_長野県立長野高校、北海道大学と進学されて、まさに文武両道を極めていらっしゃったと思うのですが、野球との両立の中で効率よく勉強するためにどういった工夫をしていましたか?

宮澤 両立っていうところで言うと、高校時代とかであればやっぱり部活動がなんだかんだでメインの生活になっていました。
だから授業中の話はしっかり聞くとか、話の中でも授業の中でも「ここは絶対聞いとくべきところだな」とか、「ここは多少流してもいいところだな」っていう風に自分の中で判断しながら、要領よくじゃないですけど、自分の中でしっかり緩急つけながら授業を聞くとか生活するっていうところは意識してました。

_得意科目や苦手科目はありましたか?

宮澤 え~…基本、高校時代全部苦手だったんですけど…(笑)
あ、でも最初は数学得意だったんで。高校入った当初は数学得意でしたね。
理系だったんですよ僕。
でも大学で野球やるにあたって理系ってめちゃくちゃ実験とか忙しいって聞いて、僕は受験の時に文系に変えました。

_北海道大学に進学した理由を教えてください

宮澤 野球と勉強っていう2つの軸で大学を見ていて、どちらもしっかりできる大学だなって思っていて。
野球の点でいえば、2010年に北海道大学野球部が全国大会ベスト8になったっていうのを聞いて。
その時に対戦相手のチームに柳田(悠岐=福岡ソフトバンクホークス#9)選手や、楽天行った塩見(貴洋=東北楽天ゴールデンイーグルス#17)選手とかいる大学を倒してベスト8になったってところで、国立大学だけどそういった強豪のところも倒せる実力があるってところを聞いてどっちもしっかりできる大学だなと思って決めました。

_北海道大学野球部では、どういったトレーニングをメインに取り組んでいましたか?

宮澤 北大野球部では、自分自身で考えてメニュー組んでいくっていうところがあったので自分の中でその時々に必要なメニューを探しながらやっていましたね。
本当にチームで与えられるメニューみたいなものがピッチャー陣はなかったので、自分自身でこの時期はこれが必要っていうのを考えながらやっていました。

_北海道大学野球部でプレーしていた時と、インディゴソックスに入団した後で、トレーニング方法に違いはありますか?

宮澤 トレーニングに関して180度変わったところはないんですけれども、部分部分で変わったところはあります。
今までは体を大きくするとか、そういった部分にフォーカスを当ててトレーニングすることが多かったのですが、今年はその大きくした筋肉をよりスピードや出力を発揮するといった部分に重点を置いてトレーニングするようになりました。

_北海道大学に進学して自炊も始めたとのことですが、よく作るのはどんな料理ですか?

宮澤 よく作るのは親子丼です。卵のたんぱく質と、鶏のたんぱく質がバランスいいので愛用しています。

_栄養学も自分で調べていたのですか?

宮澤 栄養学っていうと結構大げさになっちゃうんですけど、「これぐらいの栄養は摂っておいたほうがいい」とか、そういったところはいろいろと情報をとりながらやってました。

_高いレベルで勉強とスポーツを両立させたいと思っている中高生に、NPB入りという目標を達成した宮澤選手から何かアドバイスはありますか?

宮澤 一番の理想は野球も勉強も同じぐらい頑張ること、野球も勉強も1日の中で100%ずつ同じぐらい頑張ることが理想だと思うんですけど、自分はそういうことができなくて結構不器用だったので、野球頑張る時と勉強頑張る時で結構分けていたというか。
「今は野球を頑張る時期で、次は勉強頑張る時期」っていう風に2つに分けてやっていたりして。
そうやって自分の中でメリハリとかつけてやるのも、1つ文武両道を達成するコツなのかなっていうのは思います。

あとは、勉強頑張ることも野球うまくなることにつながると思いますし、「どうやったら野球がうまくなるか」って考えることも学業につながると思うので。
どっちも相反するものみたいに捉えられがちですけど、別に全然自分はそういう風には考えてないので、どちらも頑張っていけば両方にいいことがあるんじゃないかなっていう風に思っています。

04:北海道大学から、
独立リーグに挑んだ理由

_最終年度でキャプテンを務めた経験も含めて、北海道大学野球部で学んだことを教えてください。

宮澤 個人の部分で言えば、自分自身でメニューを考えてやっていくわけなんですけど、楽しようと思えば別に全然楽できるわけで。
そういった中で自立しながらやっていくっていう精神面での自立って部分とどうやったらうまくなるのかって自分で思考錯誤する思考の力みたいなところは鍛えられたかなって思っています。
またチームとしてまとめていくって部分に関しても、キャプテンやったので、すごくそういった能力は高めることができたのかなという風に思っています。

_在学中に独立リーグに飛び込む決断をした理由を教えてください。

宮澤 進路を決めるにあたって、「どうせやるならNPBを目指してプレイしたい」という思いがありました。
そこで「逆算して、NPBに1番行きやすいのはどこか」って考えた時に、やっぱり「(当時)10年連続でNPBへ選手を輩出していた徳島インディゴソックスしかないだろう」っていうことを思って、「入団したい」っていうことでお願いして入団させていただきました。

_大学在学中の独立リーグ挑戦について、周りからの反応はどうでしたか?

宮澤 みんなすごく快く応援してくれてて。
家族もそうですし、周りの友達も「お前ならいけるよ」という風に送り出してくれていて、すごく両親と仲間に恵まれたなという風に感じています。

_「NPBに行きたい」という意識の高い選手が一挙に集まった環境で、どういったことを感じましたか?

宮澤 NPBの選手が出やすい環境にあるなって思ってて。理由としては2つあると思っています。

1つは「基準が分かりやすい」ってところで、毎年NPBに選手を輩出していて例えばピッチャーであれば「何キロ出せばいける」とか「コントロールもこのぐらいであればいける」とか「変化球もこのぐらいであればいける」とか。
多分チームで1番いいピッチャーになれば、かなり行く確率って高くなると思っていて。
だからそういった意味で「自分がプロにどれだけ近い位置にあるのか」っていうのはすごく分かりやすいっていうところですね。

2つ目はやっぱりNPBを目標にしてる選手が多いのでそこに対する圧倒的な空気感とか妥協しない空気感っていうのがあることです。

「基準が分かりやすいこと」と「妥協しない空気感があること」、この2つがいいところなのかなっていう風に思ってます。

05:大志を抱き、NPBへ飛び立つ

_指名された西武ライオンズの印象はいかがですか?

宮澤 自分が物心ついてプロ野球見るようになった時にすごく強い球団で、野球やるきっかけになった年ぐらいにすごく強い印象があるような球団に入ることができて、「しっかり自覚を持たなきゃな」というところはすごく感じます。

_記者会見では「オリックスの茶野篤政選手と対戦してみたい」と宣言しましたが、どうやって抑えるか頭の中でイメージはありますか?

宮澤 めちゃくちゃバット振ってくるというより、しっかりコンタクトしてくるバッターだと思うので、ボールとかが甘くならないようにしっかり高さ意識して投げるとか、ストレートで押せるとこは押してファウル取ったり空振り取ったりして、三振取りたいですね。

_ほかに対戦してみたいバッターはいますか?

宮澤 基本的にもう全員と対戦したいっていうか、NPBの世界に入って実際に勝負できることがすごく楽しみです。
ありきたりになっちゃうんですけど、そういった世界で勝負できること自体すごく幸せなことで、ありがたいと思ってるので、特に誰かっていうのはないんですけど、とにかくNPBの世界で1人1人のバッターと真剣に勝負していきたいなっていう風に思っています。

_西武ライオンズで話してみたい選手は誰ですか?

宮澤 最近びっくりしたのがYouTubeを見ていて、 西武の平良(海馬)選手がゲーム配信してて、そこで新人の選手について色々触れてて。
それでめちゃくちゃ雲の上の存在だとは思うんですけど、実は平良選手と同い年ってことを知って。
すごくいろんな取り組みをYouTubeとかにあげてる選手だと思うので、すごく考えながら色々やってると思うので、話しかけられるタイミングあったら話してみて、参考にしたいなっていう風に考えてます。

_ファンの皆さんに呼んでほしいニックネームなどがあったら教えてください。

宮澤 僕はどっちかって言うと苗字よりも名前で呼ばれる方が好きなので、是非名前呼びしてほしいなっていう風に思ってます。
「パ・リーグのタイセイ」って言われるように頑張ります。

_登場曲で使いたい曲はありますか?

宮澤 ちょっとそこ今考えていて、どうしようかなっていうのは結構迷い中です。いいのあったら募集してます。
結構あそこセンス問われるじゃないですか。熟考していこうと思います。

_NPBで目標とする選手像を聞かせてください。

宮澤 中継ぎとして勝負したいという風に考えてるので、試合の終盤、7回8回9回とかをしっかり勝ちパターンで任せてもらえるようなピッチャーになりたいなという風に考えています。

06:宮澤太成の素顔に迫る

_オフにはどんなことをしていましたか?

宮澤 今年に関しては、オフは温泉とか行くことが結構多かったですね。
椎葉選手とか、あと谷口(朝陽=徳島インディゴソックス#11)選手と一緒に温泉よく行ってました。鳴門のほうの、「あらたえの湯」という温泉です。

_気分転換の方法や、野球以外に好きなもの・趣味はありますか?

宮澤 温泉が気分転換なところはあって、気分と体を休めるというところで自分の中では好きなんですけど、たまにオフの日にパンとか買ったりもします。
家の近くとかにパン屋さんがあったりするので、そういったのを買ってコーヒーと一緒に食べるとか、そういうのが結構好きです。

_どういった種類のパンを買われることが多いですか?

宮澤 メロンパンとかクロワッサン、あとなんかちょっと甘いデザート系とかのも好きですね。

_ちなみにインディゴソックスに入団する前に四国に行ったことはありましたか?

宮澤 小さい頃小学校低学年の頃に家族で旅行しに来たことがあって。
四国どこも回りましたけど、徳島だったら祖谷のかずら橋に行きました。

_改めて、徳島で過ごした1年間はいかがでしたか?

宮澤 きついこともあったんですけども、徳島県民の皆さんはすごく徳島インディゴソックスのことを応援してくださりますし、支援もしてくださって。
その結果恵まれた環境でプレイできて、結果NPB入りってところに繋がっているのかなという風に思っています。ありがとうございます!

_徳島のおすすめのスポットやご飯屋さんのおすすめを教えてください

宮澤 北島町にある、「かが」っていう定食屋さんがあるんですよ。
1000円ぐらいで海鮮丼とか食べれて、しかもデザートにソフトクリームとかついてくるんですよ、ちっちゃいのが。
1000円でデザートまでついてくるところがすごくいいのでぜひ行ってみてください。

_徳島インディゴソックスに入っての一番の思い出は何ですか?

宮澤 直近のドラフト会議ですね。
1年前、入団する前は本当にNPB入れるかどうか不安なところ、「実際入れるのかな」、「難しいかな」と思うところもありました。
それでも、実際支配下という形でNPBの門を叩くことができて、その瞬間が1番思い出に残ってますね。

07:ファンへのメッセージ

同じく埼玉西武ライオンズに指名された、谷口朝陽選手(左)、シンクレアジョセフ孝ノ助投手(右)との3ショット

_改めてこれからの目標を伺いたいと思います。短期的な目標と長期的な目標をそれぞれ教えてください。

宮澤 短期的な目標で言えば、1日でも早くチームの力になれるようなピッチャーになりたいと考えていて。それこそ試合の終盤で任せてもらえるようなピッチャーになりたいなという風に考えています。
長期的なところで言えば、1年でも長くNPBの世界で活躍したいなっていう風に考えていて、息の長い選手になりたいなと考えています。

_徳島インディゴソックスのファンにメッセージ

宮澤 1年間熱い応援ありがとうございました。
皆さんの応援があったからこそ試合で頑張ろうって思うこともできましたし、苦しい時も一歩踏みとどまって頑張ることができて、結果NPB入り、そしてチームの年間優勝を達成できたと思っています。
本当に感謝の気持ちしかありません。「ありがとうございました」と伝えたいです。

_埼玉西武ライオンズのファンにメッセージ

宮澤 この度埼玉西武ライオンズさんより5巡目で指名していただきました、宮澤太成です。
ストレートとフォークが持ち味でマウンド上では気合のこもったピッチングをします。応援よろしくお願いします!

_松井稼頭央監督にメッセージ

宮澤 1日でも早く1軍の戦力になれるように頑張っていきます。
マウンド上ではベンチの松井稼頭央監督に届くぐらいの声出して気合入れたピッチングしていきます!よろしくお願いします!

_ありがとうございました!

様々な質問に対し、とても丁寧に答えていただきました。
ありがとうございました!

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【取材者談】
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
宮澤投手から語られた言葉には並々ならぬ熱意がこもっており、ブレない芯の強さと向上心の高さがNPB入りを手繰り寄せたのだと感じました。
この記事を通じて、皆様に宮澤投手の魅力が伝われば幸いです。
夢を掴む強靭な意志と、常に高い出力を誇るストレート・「鋭く大きく落ちる」フォークを武器に、NPBの世界で羽ばたくことを球団一同心から楽しみにしています!


取材・記事 今村葵


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