ライブ出演感想20/1/17

感想シリーズです。
自分のために書いている部分があるので、
専門的な話・内部事情的な話を含むことがありますが、ご了承ください。

以下詳細と事後ツイート。

出演の経緯

同じ音楽活動であれ、アーティストにより最終目的が多様であるが、
私は音源を聴いてもらうことに重きを置いている。
(その他、ライブを見てほしい人、バーのBGMになりたい人、いろいろいる)

そんな中でライブを行うことは、誤解を恐れずに言うとメリットが少ない。
出演費、交通費、練習費、、、ひとりでやっててもバカにならない。
(もちろんメリットも多い)
ライブなどせずともインターネットで十分である。

それでも一回ライブをやろうと思った理由は、
なかなか完成しない歌詞を
完成させる期限作成のためでもあるし、
応援してくれてる人に会うためでもあるし、
東京で自分が生きている証明をするためでもあった。

ところで、自分はソロアーティストだけど、弾き語り界隈というよりは、
バンドの界隈に所属したいのだ。視聴客層をそこに向けているから。
Y駅の天窓とか、K駅の無力なんとか寺とか、弾き語り界隈的なところではない。シンガーソングライターではあるけどね。

てなわけで結構ややこしい立ち位置なんです。
(弾き語り系のイベントも出演断られたことあるし)

で、今回出演した"らいふいずびゅーてぃふる"シリーズは、
「オリジナル曲をやっているバンド」をメインとした企画だったのだが、
それにもかかわらず、縁があって出演することができた。
主催の桧山さん本当にありがとうございました。

自分のライブ話

結果から言うと、ありがたいことに多くの好評な講評をいただいた。

ひとつは、ある程度歌詞が届いていたことが嬉しかった。

そもそも、オリジナル曲のライブというのは、みんなが全然知らない曲を
有料で無理やり聴かせるという至極残酷な行いなのである。
サウンドやコード進行やリズムが、
その場に偶然いた一見客にハマることもあるが、
それはギャンブル性があまりにも高い。

なので、一見さんが新情報として受け入れやすいものはといえば、
好きでもない音楽ではななく言葉(歌詞)であると考え、
今回はとにかく歌詞を伝えることを重視した。

子音からハッキリ発音することもそうだし(歯並び悪いから滑舌悪い)、
リズムにカッチリと音価をハメること、
言葉に見合った声の感情、
あとは身振り手振り(あんまやってなかったけど)。

歌詞作りにおいては、メロディにそぐわない言葉は避けた。
(例えば、「ドレミ」というメロディには「おはし」より「ギター」の方が言葉のイントネーションに合う)

難しい語彙はなるべく控えた。
(例えば、"誤謬"という言葉より"過ち"の方がわかりやすい。
日常生活で"誤謬"なんて使う人はMARCH以上の文学部でもいなそう)

まあ、そんなこと書いてたらキリないけど。


もうひとつ嬉しかったのは、
共演の方に、

「くるりとか好きですか?」
「syrup16gとか好きですか?」

と言っていただいたことだった。

僕が邦楽的な影響から曲作りに励んでいるのでは?
と思われたのだろう。(違うかったらすみません)
それが嬉しかった。

なぜなら、僕は本当は、
洋楽ロック育ち(というかプログレ育ち)なのである。
そのままで曲作りを進めると
もうそういう界隈のおじさんにしか聞いてもらえなくなる
懐古ジャンルというよりは最先端でいたいので、
現代の日本のロック要素も多く盛り込んで作っている。

邦楽に見事化けることができたのだ。

ので、邦ロック少年のお客さんもつく日も近いかなー。
ついてほしーなー。

ちなみに、くるりもシロップも好きだけどあまり通ってない。


以下セットリスト。

登場SE Angels (The xx)
1. 目隠し(令和二年あけましておめでとうバージョン)
2. 無為自然主義
3. 砂金粒、ゼロ。
4. Depth
5. 世の中

次回ライブ

2/15(土)吉祥寺MUZYX 14:00~
これ以降東京でのライブは一旦おやすみです。


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