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グッバイ、誇れる推し~最速先行で見てきた話(ネタバレ無し

グッドモーニング、眠れる獅子の完成披露試写会に参加してきました。高岩さんが主演を務めてきた平成仮面ライダーで育ってきた僕にとって、この作品のヒロインが推しの渡邉美穂ちゃんなのはもう最高of最高という感じでして、情報解禁時には自室で叫びまくるほどに嬉しかったです。そんななか渡邉美穂ちゃんが新型コロナウイルスに感染し登壇が叶わなくなってしまいましたが、配信作品をスクリーンで見れるこの上ない機会と子供の頃のヒーローに会えるということで参加してきました。ネタバレしない程度の作品の感想と卒業発表した渡邉美穂ちゃんについて話していきたいと思います。

アドレナリン全開のアクション

なんといっても殺陣・アクションが最高にかっこよかったです!まず主演の高岩さん!普段はスーツ越しに見ることの多かった殺陣を生身で演じた時の迫力、スクリーン越しでもすさまじかったです。僕は高岩さんのアクションの中でも王者の風格漂わせる圧倒的に強い立ち回りで相手を抑えるアクションが大好きで、そのアクションを生身のままで拝めたのが最高でした。仮面ライダーでいうと、仮面ライダーカブトや覚悟を決めた仮面ライダージオウや仮面ライダー滅で見られたアクションですね。しかも高岩さんは現場でも後にアフレコされる台詞を覚えて演技していたり、同作品での4つ以上の人格の使い分けや身体の左右で別人格の表現などをこなしており、仮面を被らず行うリハーサルでの演技力も現場お墨付きであり、アクションシーン以外のお芝居も見ごたえ抜群でした。実は雑魚敵(幹部でない青年たち)の中にひときわアクションが凄くて映るのが長い方がいますが、なんと実はその方は高岩さんの息子さんです!なんと親子対決まで味わえる贅沢!!すごい!

そして悪役を演じた仮面ライダー俳優4人にもぜひ注目してほしいです!ここを深堀りしすぎるとネタバレになってしまいますが、それぞれのキャラクターが濃く殺陣もかっこいいのでぜひ楽しんで欲しいです!

僕なんか...

とはいえ試写会インタビューでも仮面ライダー色が強くて僕なんかが見ても...と思っている方もいるかもしれません。しかし、心配しないで欲しいのは仮面ライダーを知っていなくても十分楽しめるということです。もちろん知っていれば楽しい要素もありますが、ポーズやロケ地にとどまってるので問題ないです。ただ、高岩さんがスーツを着た時のアクションをチラッと見てみたいと方もいるかもしれません。そんな方に東映公式が無料配信している仮面ライダーの中から3つアクションシーンのみ(再生すると変身するところから再生されます)をオススメしたいと思います。こっちの予習は要らないタイプの方は美穂ちゃんについての箇所まで読み飛ばしていただいてもかまいません。僕が好きで見てもらいたい部分も大きいので(笑)


まずはこの作品!仮面ライダーカブト!
未だにアクション面の人気も熱い作品です。補足するとクロックアップという高速で戦うシステムがありますのでそういった描写があるのが特殊な点になります。主人公が俺様タイプで戦闘スタイルも圧倒的な強さで相手を倒す立ち回りなのがかっこいいです。そしてカブトの醍醐味がカウンターで行うライダーキック。跳び蹴りではなく、相手に背を向け、飛び込んできた敵に回し蹴りの要領で一撃をくらわしてポーズを決める、痺れます。


続いては言わずと知れた名作、仮面ライダー電王!
この作品ではイマジンと言われる怪人に憑依されることで武器や戦闘スタイルを変えて戦います。何も憑依してないへっぽこな主人公と憑依されてからのスーツアクターはどちらも高岩さんです。ここではそのスーツ越しでも感じられる演技力も感じられるアクションシーンをぜひ楽しんでください。


そして最後は2人で一人の仮面ライダーW
(予告に出てくるお面はこのライダー)
決め台詞は「さぁ、お前の罪を数えろ!」です。その名の通り変身するには2人が必要になり、片方が気絶してもう片方の肉体に意識を飛ばして変身します。また左右の別々の能力を組み合わせて戦闘スタイルのバリエーションを出しています。電王とは異なり同タイミングで別人格が出てくるため、高岩さんの演技力はこちらでも発揮されています。こちらはひかりTVのエントリープランでもで全話無料で見れるようなので、気になった方はぜひ他の話も見てみてください。

ここまで長々と話してきましたが、やはりレギュラー放送のアクションでの真の醍醐味は「変身前の役者の演技と変身後の高岩さんの演技が同じ人物の動きとして感じられること」なので点で見るより線で見る方がその良さを味わえるのでこの作品をきっかけに興味をもっていただけたら、ぜひ線で見てほしいなと思っています。


決意表明と卒業、そして”変身”

なんといっても一番見てほしいのは渡邉美穂ちゃんの演技です。演技が良かったのはもちろんなのですが、この作品のテーマ性と今の美穂ちゃんの状況の相性がすさまじかったのでそちらを中心に話していきたいと思います。あらすじや予告からわかる通り、渡邉美穂演じる地下アイドル綿貫玲実が女優を目指してオーディションを受けるのが話の縦筋になっています。これがまぁ今の美穂ちゃん過ぎました。じゃあ今の渡邉美穂に役を寄せたと思う方が多いと思いますがそんなことはありません。ただ、このタイミングでそのテーマでこの着地したらそりゃ重ねるよなって感じです。だがそれがいい、それがいいのです。ひな誕祭で素晴らしいパフォーマンスを届けアイドルとして輝く姿を多くのファンの心に刻んだ直後の卒業発表、推してる側からするとまだまだステージで見たいという思いが強くなったタイミングでかなり動揺しました。美穂推しでないファンでも多くの方がそうなったと思います。発表を受けて、本人はブログで「たくさん悩み、たくさん準備してきた」と綴り、他のメンバーも悔しさや寂しさを語りながらも「前を向いて新しい道を行く美穂を応援したい(大意訳)」と綴っていました。そうして観賞した「グッドモーニング、眠れる獅子」はその言葉を体現する作品でした。この時期に演技してる作品を届けてくれることがファンに向けてのなによりの決意表明だなと感じました。特に予告にもチラッと流れている泣きの演技のところでは物語の盛り上がりとこの決意表明としての意味合いがピークになっており、会場からはすすり泣く声が聞こえました。物語への感動の涙だけでは無かったなと感じながら鑑賞していました。そしてそれは彼女の決意表明であり、僕たちファンがアイドル渡邉美穂から卒業するための準備でもあるなと思いました。アイドルとしてもっと見たいというのも事実ですが、ちゃんとこれからやりたいであろうことを卒業前に形にして届けてくれたのはとてもファン想いだなと思うと同時に、あくまでも高岩さんメインではありますが、縁もゆかりもない東映さんが卒業前にこんないい形で作品に出してくれるのがありがたすぎるなとも思いました。高岩さん演じる九条の台詞の中で、一つだけこの作品に携わった方々から渡邉美穂に向けても取れる台詞があり、それがすごくよかったです。もちろん本編における不自然さも無かったので。そんな東映仕込みのスクリーンにて、綿貫玲実が女優として覚悟を決めるシーンがあったのですが、その演技に魅せられたのと同時に”変身”したんだなと受け取りました。そのシーンにCGや特撮があったわけでもないのに、僕には新しい渡邉美穂への変身に見えて仕方なかったです。

覚悟をもって決意表明したその変身は、僕に新しい旅へ進む推しを見届ける覚悟を決めさせるには十分なものでした。


とにかく見て

長々と拙い文章で語ってきましたが、とにかく渡邉美穂の卒業に想いがある方全員に見てほしいです。ひかりTVのエントリープランなら月々¥350で初月無料となっています。こちらがそのリンク。

作品数の割にはUIがかなり悪いですが、日向坂で会いましょうや乃木坂関連の冠番組も多く、なにより値段が安いのでオススメです。ただこのエントリープランはスマホかPCからのみなのでそこだけ注意が必要です。
配信開始は4/23(土)20:00からです、アドレナリン量限界突破のアクションを、そしてなにより渡邉美穂ちゃんの勇姿をぜひ見届けてください。




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