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【終了】第539回「ボロ電の歴史と妄想する未来」山梨大学・石井 信行さん

2023年9月19日(火)

【発表内容】
★テーマ:ボロ電の歴史と妄想する未来
●発表者:山梨大学・石井 信行さん

■発表内容:
かつて甲府駅前から富士川町まで山梨交通電車線が運行されていたことをご存知でしょうか。昭和5年に開業し、「ボロ電」という愛称で親しまれ、第二次世界大戦の前後は地域の主要な交通手段として多くの乗客を運びましたが、モータリゼーションという時代の波に抗えず1962年に廃線となりました。同様に国内各地で消えていった地域鉄道ですが、超高齢化そしてSDGsが求められる社会となった現在における移動手段として地域鉄道が見直されており、実際に今年国内で75年ぶりに全線新規に建設される路面電車として芳賀・宇都宮LRTが開業しました。そこで、廃線の経緯を振り返りながら、未来の山梨の交通とまちづくりを妄想します。

■プロフィール:
橋などの土木施設や街路などの都市空間のデザインに関わる景観工学が専門です。長崎市生まれ、東京育ち、甲府に住んで20余年になります。各種行政の環境やまちづくりに関わる委員を務めると共に、学生のまちづくり活動を支援しています。築90年超の古民家を借りて住み、新車から30年となる車を所有しています。普段の移動は降雪時を除いて自転車です。現在、山梨大学大学院工学域土木環境系准教授、博士(工学)