50歳になってみてあらためて振り返る、自分の人生は失敗続きだったけど、本当に幸運だったという話

おかげさまで、2022年11月16日に、50歳の誕生日を迎えさせて頂きました。

NTTに新入社員で入社した当時、50歳の人って、先輩とか直属の上司とかよりも、もっと年上の人たちで、すごい遠い存在だった記憶があるんですけど。
今や自分がその年齢に突入しているわけで、本当に時が経つのって早いですよね。

特にこのリモートワークに入ってからの3年は、なんだか時間が経っているような経っていないような不思議な感覚で、40代最後の数年は正直あまり記憶に残ってません。

にもかかわらず、Facebookを中心に多くの方から誕生日お祝いのメッセージを頂いて本当にありがたい限りです。
本来は個別にお返事すべき所を、こちらでまとめてお返事するのをお許し下さい。

50歳を目前にして、最近考えることが多かったのは、本当に自分の人生は失敗ばかりしてきたなという振り返りです。
後悔というのとはちょっと違うんですけど、これが歳を取るってやつなんですかね。

出世する気満々だったはずなのに、仕事で壁にぶつかったNTTを若気の至りで飛び出して。
勝つ気満々で入ったコンサル会社にも、自分が向かない現実に直面して1年で逃げるように転職。
マーケティングマネージャーで10人目の社員として雇ってもらったアリエル・ネットワークでは、やることなすことうまく行かず。
その後ブログのおかげで誘ってもらったアジャイルメディア・ネットワークでも、社長までやらせてもらったのに、パッとせず5年でおりる羽目に。
しまいには、自分が採用に関わったメンバーが巨額の不正を働いていたという事実を退任後に知る羽目になりました。

本当に私の失敗で迷惑をかけた方々には、お詫びの言葉もありません。

でも、そんな失敗続きの私にも、転職のチャンスをくれたり、再挑戦のチャンスをくれたり、といろんな人が手を差し伸べてくれて、今があるんですよね。

noteに入った直後も、新型ウイルス蔓延でイベントとか開催できなくなったこともあり、実はなかなか自分が会社の役に立つ形が見つけられなくて鬱になりかけてたタイミングがあったんですが。
様々な人にフォローしてもらったりサポートしてもらって、今は楽しく仕事させてもらったりしている次第です。

本当に人生って分からないものだなと思いますし、こんなに失敗ばかりの人生なのに、今もいろんなお仕事や機会をいただける自分は、本当に幸運だったなとつくづく思います。

様々な形で助けて頂いた皆さん、あらためて本当にありがとうございます。

こうやってあらためて文章にすると、なんか遺言みたいだし、映画だとフラグ立って、この後殺人鬼にやられるキャラ感満載で変な感じになるんですけど。

やっぱり自分が50歳という節目に立ってみると、明らかに心境の変化があるのを感じます。
人生100年時代と考えても、明確に後半戦ですからね。

正直、40代までは、自分がなんとかこの業界で生き残るのに必死でしたし、アジャイルメディア・ネットワークに入った後も、ブログに恩返しするとか宣言しておいて、まったく恩返しできないまま退任することになってしまった後悔みたいなのが残ってしまっているんですが。

「ITベンチャー社長に聞く！」： ブログに恩返しがしたい～アジャイルメディア・ネットワーク社長 徳力基彦氏（前編）

今回50歳になってみて、あらためて残りの人生は、インターネットへの恩返しに使いたいなと再確認している次第です。

インターネットへの恩返しとかブログに恩返しって言うと、主語が大きすぎて何かできる気がしないのも正直なところなんですが。

昔の自分のように、仕事で行き詰まっていたのが、ブログやSNSのおかげで突破口が見えたりとか。
昔の自分のように、仕事がうまく行かなかったときに、SNSでつながってる友人が助けてくれたりとか。
昔の自分のように。ネットで知り合った師匠のアドバイスで、自分の取り組むべき道が見えたりとか。

そういう昔の私みたいな人って、きっとたくさんいると思うんですよね。

既に3年前にnoteにいれてもらったことで、自分の本業の仕事もそういう活動を中心にすることができていて本当にありがたい日々なんですが。

今後は今まで以上に、そういうnoteとかSNSの使い方を悩んでいる方をいろんな形でサポートすることで、インターネットへの小さな恩返しを積み重ねていきたいと思う次第です。

ということで、この記事は遺言ではもちろんなく。
あくまで長生きして、70になっても毎日ブログ書いてるお祖父ちゃんになりたいと思っていますので（笑）

私なんかでも、皆さんが後から幸運だったと振り返ることができるきっかけを提供できそうな機会があったら、是非遠慮なくお声がけ下さい。

引き続きよろしくお願い致します。