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Netflixの広告付きプランの契約者が4000万人を超えたというニュースから動画配信サービスの未来を妄想してみる

いやー、気がついたらこんなことになってるんですね。

もともと、Netflixの広告付きプランは、サービス開始初年度は思ったより加入者が増えずに500万人どまりで、広告在庫もはけなくてトラブルになったりという報道もみましたが。

ちゃんと軌道修正して着実に成長軌道に乗り、4000万人を超えた模様です。

「利用可能な国・地域では全契約者の40%を広告付きプランが占めていると説明している」とのことなので、新規契約者が広告付きプランを選択する割合がかなり高くなってるようです。

正直、最初に広告付きプランの動画とかみたときは、広告30秒長いなとおもっちゃったんですけど、慣れれば気にならないものなんですかね。

いずれにしても、これは去年の段階で990円のベーシックプランを終了して、広告付き790円、広告無しのスタンダードが1490円と料金差を倍近くに変えたのが大きそうですよね。

料金プランの重要性を改めて感じるニュースです。

ちなみに、日本はまだまだ有料の動画配信サービスの普及率が低いと言われていますが、逆に海外では普及率が高くなりすぎて市場の拡大が止まり始めた影響もあり、FAST(Free Ad-supported Streaming)という広告付きで自動的に番組が配信される動画配信サービスが注目されているんですよね。

日本のABEMAは、ある意味このFASTなので先見の明があったという展開になってます。

ちなみに、関連して興味深いのがアメリカにおける、テレビの視聴時間のデータ。

アメリカではテレビ「端末」で視聴しているチャンネルが、トップが動画配信サービスとテレビ放送を持っているディズニーが15%で、その次にYouTubeが11.5%と肉薄してきているそうです。

これをみるとNetflixは有料しかないのに7%以上あるというのもスゴイ話ですが、テレビ端末でながらみするという意味では米国でもYouTubeが新しいテレビになってきていることが良く分かります。

日本でも3年前にスマートテレビではYouTubeの視聴率が民放と並んでいるというデータが出てましたが、やはりテレビがネット対応すればするほど、この傾向は世界的に進みそうですね。

もはやテレビの未来の戦いは、従来のテレビ局に加えて、Netflixのような有料動画配信サービスと、YouTubeのような無料動画配信サービスが入り交じった異種格闘技戦に突入してることが分かりますね。

日本のテレビ局がこうした流れにどう対応していくのか注目したいです。

ということで、今日の夜21時の雑談部屋は、このあたりのNetflix等の動画配信サービス周辺の話題を皆さんと雑談できればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。


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