見出し画像

リモートワークの今こそFacebookだけじゃなく、ツイッターやブログも実名で使ってみて欲しい

くどいようですが、今回のウイルス感染拡大の過程で個人的に心の底から感じているのは、いまインターネットがあって良かった、ということです。

私の中学生と小学生の息子達にとって、この1年がどういう形で記憶に残るのか分かりませんが。
もし、自分が中学生の時に、このウイルス感染が起こっていたらと想像すると、本当にゾッとするわけです。

でも、私たちは少なくとも幸運なことに、これだけインターネットやデジタルテクノロジーが進化した時代に生きているので。

Facebookとかツイッターを使ってる人であれば、感じられていると思いますが、デジタルコミュニケーションはコロナフリーなんですよね。

そんなわけで、先日ツイッター稟議書を作ってみたりしたわけですが。

やっぱり、いろいろ聞いていると、特に日本の歴史のある企業においては、FacebookはまぁOKなんだけど、ツイッターやブログとかnoteとかは社内の空気感的に禁止になってるところが、まだまだ少なくないようです。

でも、個人的には、是非Facebookをやってるから自分はSNSリテラシー高い、と満足せずに、実名でのツイッターやブログにも挑戦していただきたいと思ってます。

Facebookは既に面識のある人とのコミュニケーションは向いてますけど、リモートワーク推奨の現在、ビジネスパーソンとしてネットワークを広げるのにあまり役に立たないからです。

理由は3つあります。

1.Facebookは承認制で、知らない人とつながれない

最近は、ツイッターのこともSNSと呼ぶことが増えましたが、もともとSNSとはFacebookやmixiのような友達申請をして、双方向で相手が承認するスタイルのサービスのことでした。

ツイッターはサービス開始当初「マイクロブログ」って呼ばれてたんですよね。
特にツイッターがはじめた、相手のことを片方向でフォローできる仕組みは画期的で。

使ってる方なら分かって頂けると思いますが、Facebookだと相手にフレンド「申請」しないといけないので、普通は面識のない人とか、目上の人とかに気軽にフレンド申請できないわけです。
(Facebookも一応フォローの仕組みはありますが、投稿のデフォルトが友達限定で、相互承認を前提にした仕組みになっていることもあり、あまり機能してません。)

それがツイッターやインスタグラム、noteのようなフォロー型のサービスだと相手に申請しなくても勝手にフォローできます。

この違いは、実はとても大きく、ビジネスパーソンにとって大きなメリットになり得ます。
フォロー型なら、業界の御意見番的な人の意見を日々ウォッチすることが可能ですし、場合によっては逆に御意見番が自分の投稿を目にしてフォローしてくれたり、話しかけてきてくれたりすることがあり得るわけです。

2.Facebookでは、投稿を検索で見つけてもらえない

さらに地味に大きいのが、Facebookの投稿はデフォルトが友達限定になっているため、基本的に検索やハッシュタグ経由で見つけてもらえることが少ないという点です。

既に業界で知名度のある方であれば、Facebookでも友達が大勢いるでしょうから別に気にならないかもしれませんが。
まだそれほどネットワークが広くない方や、若いビジネスパーソンの方にとって、検索経由で自分の発言が大勢の人に見てもらえる可能性があるというのは、将来に向けての大きな可能性になります。

例えばマーケティング系のセミナーも、オンライン化がどんどん進んでますが、こうしたセミナーもツイッターとかで検索すると、気づく確率が高くなります。

逆に言うと、せっかく自分の会社でオンラインセミナーを実施しても、検索して見つけられる状態にしないと、知らない人に知ってもらうのが難しく、Facebook広告に頼らざるをえなくなるわけです。

逆に上述の島袋さんのように有益な情報を検索可能な状態の場所で発信していると、大勢の人が島袋さんのことを知り、今後のためにフォローする、という行為が発生することになります。

こうした興味のあるキーワードやハッシュタグの検索経由でつながった関係が、今後の島袋さんや会社のために役立つのは間違いありません。
こうした検索経由の新しいつながりはFacebookのような相互承認型ではなかなか拡がりにくいのです。

3.Facebookだと、記事リンクが表示される可能性が低い

さらに最近、個人的にFacebookにおいて顕著なデメリットと感じているのが、Facebookにおいてリンクの投稿をしたポストの表示確率が明らかに下がっている点です。

従来、Facebookはメディアへのアクセスの主要ルートになっていて、こぞってネットメディアがFacebook経由のアクセスを開発していたのですが。
数年前にフェイクニュース問題でFacebookが批判の矛先になり、その後Facebookは明らかに記事リンクよりもFacebook内の画像や動画、テキストの投稿の表示確率をアップさせました。

その結果、Facebookのニュースフィードにはビジネス系の記事よりも、写真や動画の方が表示されやすくなっています。
これ自体は仲の良い友達とのコミュニケーションを活性化させるためには良い変更ではあるのですが、逆に読むべき記事を探すためのプラットフォームとしての価値は下がってしまったと感じています。
(もちろん、コメントが盛り上がると何度も表示されるので、引き続き一定の価値はあると思ってますが)

海外ではLinkedInが、ビジネス系の記事を共有するプラットフォームとして機能しているようですが、日本ではツイッターやnoteでビジネス系の人を上手くフォローしていくのが、1つの現実解になっているように思います。

なぜビジネスパーソンに実名利用を進めるのか

ちなみに、ツイッターやブログだと、炎上も怖いから実名で使いたくないという方は日本ではまだまだ多いと認識してます。

実際に匿名で上手に使われている方もたくさんいますので、無理に実名で利用する必要はないんですが。

ただ、やっぱり実名で使っていた方が、友人や知り合いがたまたま投稿を見かけたときにフォローしてくれる確率も上がりますし。
イベントや交流会で、お互いにフォローしあっていた人と、リアルで遭遇してさらに親密になる可能性も上がりますので、ネットワークを拡げていきたい方には実名をオススメします。

特に、日本の組織人による炎上事例の多くは、匿名だからバレないと思い込んで激しい発言をした結果、あっさり身バレして発生しているんです。


有名人でない人がSNSの発言で炎上するケースというのは、実は大抵匿名で態度が大きくなって暴言を吐いているケースでして。
そもそも実名でも、普通の常識人として発言していれば、炎上するケースはほとんどないんです。

SNSが炎上するというデメリットは、SNSで無名の会社員でもネットワークが広げられるというメリットの裏返しです。
リスクとリターンは裏表の関係なんですよね。

是非、今のうちにアフターコロナを見据えて勇気を出して、ツイッターやブログ(note)に足を一歩踏み出していただきたいと思う次第です。


ちなみに、ブログをつづけられなくて悩んでいる方は、来週こんなイベントやりますので是非どうぞ

会社員としてのツイッターやブログの使い方は、是非上場企業の経営者の使い方も参考にして下さい。





この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。