若者の「活字離れ」とか「酒離れ」という報道に騙されてはダメらしい
この一連の特集は興味深かったのでご紹介。
どうしても、我々Z世代とか、若い世代のことが理解できないので、何かしらZ世代に新しい傾向があると、それが全体にあるものだと思い込みがちですし、「〇〇離れ」という記事を見てしまうと、そうなんだ、とつい思い込みがちですよね。
ただ、今回の日経クロストレンドの特集によると、実はデータの分析の仕方とか切り口で全く違う傾向が見えてくることは少なくないんだとか。
例えば、「若者の海外旅行離れ」とか良く言いますが、その手の報道は若い世代の旅行の実数値を見て報道されていることが多く、人口比率で考えると「1996年は24%なのに対して2015年は20%と微減レベル。さらに、1980年代のバブル期は15%前後であることを考えれば、2015年の方が若者は海外旅行に積極的であった」といえてしまうんだとか。
別の記事で海外旅行のアンケートも取られてますが、実は全世代そんなに海外旅行を行く比率は変わらない模様です。
「若者の活字離れ」という報道も良くされる印象がありますが、これは70年代頃に指摘された現象らしく。
例えば「小中高生を対象にした「学校読書調査」では、調査データがある90年代から、月間の平均読書冊数は上昇傾向にある」という逆の傾向の数値もあるんだとか。
特集の別の記事でも、若者の「酒離れ」や「飲み会離れ」も、実はビール離れはしているけれども、日本酒の飲用率は、それほど全世代大きくは変わらず、飲み会への参加傾向も若い人が積極的など、データを元に検証をされています。
「車離れ」に関しても、実は関東の若者がクルマ離れしてるだけで、地方の若者は普通に車使ってるんだとか。
まぁ、そりゃそうですよね。
ということで、単純な「若者の〇〇離れ」というのは単純に信じてはいけないよということのようです。
今日13時の雑談部屋「ミライカフェ」では、この辺の雑談もできればと思います。
タイミング合う方は是非どうぞ。
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