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テイラー・スウィフトの偽画像問題で考える深刻化するディープフェイク問題と対策

いよいよ、はじまってしまった感じがありますよね。

画像生成AIを使えば、政治家や有名人の偽画像を作ることはかなり前から問題視されていて、日本でも岸田総理の偽動画が話題になりましたが。

アメリカではテイラー・スウィフトの偽動画が拡散し、大きな社会問題になっています。

その画像を検索するために「Taylor Swift AI」というキーワードがトレンド入りした関係で、ファンが「Taylor Swift AI」というキーワードで、テイラー・スウィフトの普通の写真を大量にアップするという対抗策を展開したそうです。

ファンの力って素晴らしいですよね。


ただ、あらためて難しいなと感じるのが、こうしたテイラースウィフトの偽画像は数ヶ月前から4chanという米国の匿名掲示板で出回っていたという指摘。

これ、明らかに大統領戦が近づいてきていることが影響している印象がありますね。

テイラー・スウィフトは民主党に若者の支持を集めるシンボルになっていることでも有名なので、過激なトランプ支持者が彼女を明確に攻撃対象として選んでいる可能性が高そうです。

これから大統領戦が本格化する過程で、間違いなくアメリカではこうしたディープフェイク合戦が過激化するはずで、大きな問題になることが予想されています。

アメリカでは2016年にも、ピザゲートという、ピザ店で幼児虐待がされているという陰謀論を信じた男が発砲する事件が起こっており、この陰謀論が広まったのも4chanらしいんですよね。

今回の偽画像についてはX側がアカウントを停止することで対応したようですが、画像生成AIがこれだけ簡単に使える時代になってしまったことを考えると、類似の騒動は今後も続くことになりそうです。

正直、簡単な解決策は全く思いつかないんですが。
人類はこの問題とどう向き合うべきなのか。
アメリカ大統領戦が1つの分岐点になることは間違いなさそうです。


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