ソニーグループは、一つのコンテンツを多面的に展開するノウハウを溜めはじめているのかもしれない
この視点は面白い。
先日のクランチーロールの買収のニュースでも気になってたんですが、実はソニーグループってコンテンツを多面的に収益化するノウハウをためつつあるんですよね。
鬼滅の刃においても、アニメ制作をグループ会社のアニプレックスがやっているだけでなく、Lisaの楽曲提供はソニーミュージックで、編集作業はソニーPCLで、今後ゲームはプレステで出てくる、と一つのコンテンツがヒットすると、グループ全体に収益をもたらすことになる模様。
「ソニーは特定のコンテンツを囲い込むリスクを取るより、1つのコンテンツをさまざまなメディアで収益化する仕組みを持ち、そのための準備を長年かけてやってきた」というくだりが非常に興味深いです。
ある意味、自分達でコンテンツを作って多面的に展開する任天堂とは、また違うアプローチですよね。
一時期はソニーがコンテンツ会社を買収したことが、家電メーカーとしてのソニーの選択肢を縛ってしまって、ソニー凋落のきっかけになったという分析もありましたが、実は新時代に向けてのビジネスモデルのシフトを地道に積み上げてきていたと言えるのかもしれません。
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