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漫画「推しの子」の実写化に、Amazonと東映がタッグを組んで挑戦する意義

個人的には、日本のマンガの実写化は、集英社とNetflixが提携してマーベルユニバース的に立体的な取り組みになることを妄想してるんですが。
「推しの子」の実写化は、まさかのAmazon Prime Videoと東映がタッグというのでビックリしました。

さらにドラマシリーズと映画で実写化し、それを世界で配信するというのも興味深いですよね。

普通に考えると、鬼滅の刃やMERのようにある程度ドラマシリーズで人気を高めてから、そのファンを映画館に足を運んでもらうというアプローチになると思いますが、ドラマシリーズがアマプラ独占配信となると、地上波経由でのファン獲得ができないということになるのが映画動員には不利になりそうに見えるのが気になるところ。

ただ、長いシリーズなので中途半端に地上波のドラマシリーズで1クールだけやるとかは失敗しそうですし、芸能界風刺とか思いシーンがあることも考えると、アマプラ独占配信という選択は面白いかもしれませんね。

アニメが1本目を90分にして映画館で放映していたように、1本目を映画にしてその後のドラマシリーズをアマプラで展開する方が相性は良さそうな気はしますが・・・

ちなみに、Yahooニュースのコメント欄とか見ていると、結構実写化自体やキャストに批判的なコメントが多い印象がありますが、個人的にはやはり漫画やアニメの実写化は、海外向けをメインで考えるのが良いのかなとおもったりしています。

日本の漫画やアニメのファンは、どうしてもそのイメージが存在するので、それを実写化で完璧に満たすのは難しいですよね。

一方で「推しの子」はまだアニメも内容が大人向けな分、それほど海外で話題になってない印象なので、実写ドラマの方が海外の多くの人に刺さる可能性は高いのかなと思ったりしてます。
少なくとも「ONE PIECE」や「幽☆遊☆白書」の成功を踏まえると、日本のファンはそう割り切って温かく見守ってあげるべきかなと。


なお、日本だとAmazonオリジナルのドラマは少ない印象があると思いますが、実は600億円以上を投下したと話題になったロード・オブ・ザ・リングを筆頭に、アマプラは結構オリジナルドラマは力入れてるんですよね。

日本の原作陣や、ドラマ制作陣からすると、地上波のテレビ局やNetflixだけでなく、AmazonやDisneyも選択肢に増えるというのは良いことだと思うので、今回の取り組みがAmazonのグローバルの中でどういう位置づけになるかは大事かなと思ったりしています。

どれぐらいAmazonが本腰入れてくれるの方楽しみです。


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