マラソンの大迫傑選手に感じる、現役選手が業界の未来のハンドルを握れる時代
これは良いインタビュー。
マラソンの大迫選手って、マラソン界における本田圭介選手的なポジションなんですね。
選手自らマラソン大会を主催しようとしてて、それが「アフリカ系選手との差を縮めることを目的とした、日本選手強化のための大会」とか壮大すぎる。
オリンピック延期が決まったこのタイミングで読むと、なかなか複雑なものもありますが、こういう選手が日本にいることは嬉しいな、と素直に思います。
この本も気になります。
日本っていまだに、選手は競技のことだけ考えてれば良いんだ、運営や事業は、その道のプロの大人に任せておけ、という部活的な空気感が強い印象がありますが。
それって実は現場の選手達が感じる感覚を知らない昔の世代に、そのスポーツの未来を託してしまう行為でもあるんですよね。
ここ数年、各スポーツ協会で判で押したように、順繰りでパワハラ疑惑が騒動になりましたが、やはり各スポーツ協会や団体の中が日本のその組織の中の「内輪の理論」に塗り固められてしまうことが多いのが、そう言った年功序列的なスポーツ組織の最大の問題点のように思います。
アスリートファーストという言葉がありますが、年功序列的な組織だと、どうしても1番若い現場のアスリートの声って、「10年早い」とか「世の中を知らない若造が」とかって潰されがちな印象です。
そういう空気を変えていくには、やっぱりこういう大迫選手や本田圭介選手のように、意見を言える選手が増える必要があるんじゃないかなと、改めて感じるインタビューでした。
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