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「ローカルメディアの未来:いかに地域の発展に貢献するか」の議論のためのメモ

今晩22時のG1@クラブハウスでの「ローカルメディアの未来」についての議論に参加させていただくことになりました。

ローカルメディアの議論をすることになった背景

G1@クラブハウスは、本当は緊急事態宣言とともに3月7日で終了する予定だったのが、今回の延長に合わせて2週間延長することになったそうで。
個人的にも、メディアの未来の議論で堀さんがされていた茨城放送との取り組みが興味深く、その延長戦として提案させて頂いた経緯から、事前のとりまとめをさせていただくことになりました。

このG1@クラブハウスは、1時間限定の議論の場なので、ここに書いていること自体は読み上げませんので、事前か事後に目を通して参考にして頂ければ幸いです。


ローカルメディアの現状:地方紙編

今日は未来の明るい議論の方ができればと思っていますが、現実問題として、いわゆる地域新聞をめぐる経営環境が厳しいのは間違いありません。

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地方紙の発行部数は、大体10万部〜100万部で、最大手の読売新聞や朝日新聞と比較すると10分の1という印象。

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新聞自体の契約者数の減少は加速している印象があります。
特に減少幅が大きいのは全国紙のようで、地方紙は全国紙に比べれば減少幅は小さいようですが、それでも減少傾向なのは間違いありません。

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ダイヤモンドによると、地方紙の上の販売部数は、この5年間で過半数に相当する21紙で減少率10%以上。大きいところは25%を超えているようです。

その影響もあり、地方新聞の廃刊・休刊がはじまっているようです。

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ローカルメディアの現状:テレビ・ラジオ編

一方、地方テレビ局は売上で見ると、この20年間ほぼ3000億円近辺で推移していましたが、2016年以降徐々にマイナス傾向に入っていたようです。

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特に今回のコロナ禍における広告費減少の影響は、地方テレビ局においても大きく出ているようです。

そもそも日本のローカル局は、キー局を軸とした系列ネットワークになっていることが特徴ですが。

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ローカルテレビ局の事業規模は大体数十億円〜200億円で、キー局の売上の3000〜6000億円からすると10分の1以下という規模。

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コロナ禍において、ローカルテレビ局は売上高が2288億円と23.3%減。
これは東名阪テレビの19.1%と比べても大きく、多くのローカルテレビの経常利益が赤字に落ち込んだ模様です。

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また、この落ち込みは2021年度においても、取り戻せない予測になっており、東名阪とローカルネットワーク局の差が開く一方の予測となっていることが分かります。

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ラジオにおいては、地方と東名阪の分類はないようですが、そもそもラジオ局全体の落ち込みが激しく、売上の反発も小さいようです。
このあたりは、新聞以上に、テレビやラジオが広告費に依存するビジネスモデルであることから、広告費全体の減少の影響を受けやすい構造になっているようにも感じられます。

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注目しているローカルメディアの取り組み

ただ、当然ながら各ローカルメディアは、この窮状で手をこまねいているわけではありません。

コンテンツの海外展開+観光客誘致

例えば北海道テレビは、1997年から台湾向けに北海道の魅力を紹介する番組の制作を開始。
そのノウハウを元に、2013年からはLOVE HOKKAIDOという番組をアジア中に展開。アジアの観光客を北海道に呼び込むことに成功していました。

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読者とつながったジャーナリズムによる社会変革

また、西日本新聞は「あなたの特命取材班」通常「あな特」とよばれる読者参加型のオンデマンド調査報道を展開。

実際に、このあな特の企画で取材された記事により、社会が動いたケースが積み上がりはじめているそうで。

全国にパートナーシップが拡がっています。

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ローカルメディアがとるべきニッチトップ戦略

さらに茨城のラジオ局、茨城放送は、「ニッチトップ番組」と銘うって「ミッドナイトクレイジーラジオ」「麻雀」「オフロードバイク」など、キー局や全国派ではとりあつかいにくい、ニッチなテーマに特化してトップを取る戦略を展開中。

チームラボと連携して光の祭りを展開されたり。

地元のバスケチーム茨城ロボッツと連携したりと

新しい挑戦をされているそうです。


そのほかにも、マスコミをやめる、と宣言された静岡新聞SBSさんの話とか


デジタル広告の収益が地方新聞のニュースサイトで増えているという話題もありますし。


地方テレビ局が連動してライブ配信に挑戦したケースもあるようです。


個人的には、ローカルメディアの方がインターネットとの相性は良いのではないかという仮説を持っているので、いろいろ聞いてみたいと思っています。


ということで、本日22時に時間が合う方は、是非クラブハウスでお会いしましょう。









ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。