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ビームスはすでに「個人商店」で、マイクロマーケティングの先を模索しはじめている模様

このビームスさんのチャレンジは本当に先端的ですよね。

従来の「ビームス」というマスブランドと、「レーベル」というカテゴリー別ブランドに加えて、「個人商店」というある意味企業内インフルエンサー的な存在を並列に並べてしまうという挑戦。

これまでもビームススタッフブログにはじまり、スタッフのブログやインスタなど、​「100人いれば100通りのビームスがある」というマイクロマーケティングな個人の情報発信を推進してきたビームスならではの、普通の小売企業よりも3週ぐらい先に進んでいる取り組みです。

現在のB印MARKETには、社長の設楽さんをはじめ12人の個人商店が並んでいて。
それぞれのビームススタッフブログのアーカイブはもちろん、インスタなどにもリンクが貼られてます。

例えば天王寺のスタッフらしき河野さんのページはこんな感じ。

個人でセレクトしたアイテムが並んでいて、インスタにも一部同じ写真を投稿されていたり。

一時期、カリスマ店員なんて言葉もありましたけど、ブランドのファンというのは、実はブランドそのもののファンである場合もあるんですけど、そのお店の特定の店員さんのファンのケースも多々あるんですよね。

経営企画部の東谷さんがプッシュした網バッグやマスクホルダーが即日完売したりとか、早速想定以上の効果も出ているそうです。

そもそもが「自社ECのうち、スタッフのコンテンツ経由の売り上げが6割を超えることもある」というぐらい、スタッフによる情報発信に力を入れてきたビームスさんならではの結果だとは思いますが。

これが可能であると言う前提で、いろいろと自社の可能性を模索すると、参考にできるポイントが見えてくる気がします。


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徳力基彦(tokuriki)
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