アニメ『見える子ちゃん』1～6話の感想

なんとなくホラーアニメが観たくなったので『見える子ちゃん』という作品を観た。この記事ではせっかくなのでそのアニメの感想を書いていこうと思う。

1話：見える？

序盤にホラー演出があり、結構怖い感じかと思いきや作中テレビの心霊特集映像だった。淳二も出てくるし結構ギャグっぽいテイストである。この後のOPもとても明るい曲調なので本当にホラーなのか？という疑念がこの時点で芽生え始めた。

1話を最後まで観たけどホラーアニメではなくお色気ホラーギャグアニメだった。完全にギャグである。ホラーって伊藤潤二作品や『死人の声をきくがよい』もそうだけど1つずらすと一気にギャグになると思う。この作品もそういうテイストである。

これはこれで悪くないけど怖めのホラーだと想定していたので意外な感じだった。夜の学校のシーンとLINEで急に画像が変わるところは怖かったけど、それ以降は完全にギャグ。「ママ……」と言いながらJKの布団に入ってくる幽霊って厄介バブみオタクみたいな感じで笑ってしまう。ギャグアニメとしては普通に面白かったのでそのうち2話以降も視聴していこうと思う。

2話：超見える

更衣室に幽霊がいるという展開。エロとホラーを足すとギャグになるんだなぁという発見があった。

教室でハナにとりついた幽霊が完全に胸をもんでいて笑ってしまった。幽霊の絵は細部にわたって怖く描かれているけど挙動は完全にギャグである。妙に尻を移したりするシーンも多いしあえてやっているのだろう。最終的に幽霊は巨乳の教師にとりつくし、1話に比べてギャグ要素が多く面白かった。

3話：まだ見える

ドンキで買った数珠が即効割れるという展開。ハナが呑気だったりして美琴のギャップが面白い。「かゆい」と言いながらついてくる幽霊が強すぎる。

4話：やっぱり見える

プリンを買って店員の横に幽霊がいるという展開。消費税3％というニッチなネタを入れてくる感じがこの作品らしい。

ラストシーンではまさかの父親が死んでいたという展開。1話から登場していて普通に存在していると思っていたのでとても意外な感じ。基本はギャグなんだけど時々ほっこりするエピソードを入れてくるところも良いと思う。

5話：ワタシも見える

ツインテのユリアは幽霊がうっすらだけ見えている模様。今回はユリアとミコの絡みが描かれる。体育倉庫で描かれる勘違い系ラノベのような対話が面白い。

この回では他にもおばあさんを拾って金庫を開けるという話もあった。幽霊も悪霊だけでなく生前に未練を残して何かを伝えようと思っているタイプもいるんだなぁと思った。

6話：スゴいの見える

ハナはどうやら食べてオーラを回復させることができるらしい。羽那の身体に近づいた小さい幽霊おじさんが焼かれて食べられる姿が焼肉みたいで面白かった。

ハナについた強力な悪霊を退治するためにパワースポットへ行くミコとハナ。お賽銭で500円を入れてお願いをしたところ、いきなり神霊のような存在が出てきて悪霊を退治してくれるという展開。

悪霊とかは完全にギャグだけど神霊に関してはちょっとだけ怖さがある。3回助けてくれたらストックがなくなって助けてくれなくなるんだろうか？ルールがわからない不気味さがあって怖さが伝わってくる。

1～6話の総評

ホラーを観るつもりだったので思っていたジャンルと違ったというのはあるけど、普通にギャグアニメとして面白いと思う。この笑いの取り方は自分としても結構好みだったりする。現状非常に楽しめているので7話以降も期待。