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漫画『目の前の神様』と『黒髪の天使さん』を読んだ感想

ジャンプ+で漫画をいくつか読んだのでその感想を書いていこうと思う。

漫画『目の前の神様』の感想

この漫画は将棋漫画で、明らかに藤井聡太モデルの上方というキャラクターが出てくる。最近の将棋漫画は藤井聡太をモデルにしたキャラクターが本当に多い。だがこの上方が主人公というわけではなく、主人公は上方より歳が上の大刀というパッとしない棋士である。パッとしないといいつつも20歳でプロになっているわけだからそれなりに早いのだが、作中では上方(通称上様)と比較されて冴えない感じで描かれている。

結構この漫画は面白いと思う。将棋の熱さも描かれている。ライバルも藤井聡太モデルの上方を中心とし、同世代や引退間際の棋士などバリエーションにあふれている。それぞれのキャラも立っているし1話しか出ないキャラに関しても丁寧に心情が描かれているので将棋漫画として完成度が高い印象がある。

現在8話まで公開されており、そこでは上方の初タイトル挑戦が始まろうとしている。初挑戦でいきなりタイトル獲得という藤井聡太と同じ道筋をたどるのかはわからないが、今後に期待である。漫画的にはタイトルを連破した上方が主人公の大刀の挑戦で初めて奪取され物語が終わるというのが見えるが、本家の方は維持しそうなのでもしかすると本家との兼ね合いで結末が変わる可能性もあるのかもしれない。

読み切り漫画『黒髪の天使さん』の感想

この漫画はとある心の優しい青年を観察している黒髪の天使が主人公という内容となっている。心優しい青年がもうすぐ死ぬということを知った天使が青年を何とか助けるために行動する様子が描かれる。

ベタなんだけど読み味の良い感じの漫画だった。絵が綺麗なので読んでいて心地よい。

ただこう言う感動ものって1話だけだとあまり感情移入できない気もする。もっとギミックを凝らして連載形式で見たい気持ちが強い。1話だけだともっとえぐい展開じゃないと刺さらないかもしれない。王道としての良さはあったけど予定調和ともいえるのでもう一つ何か意外な展開が欲しかった感じがする。

まとめ

久々に漫画を読んだけど面白かった。最近は読書熱がまた出始めてきて漫画も読む意欲が湧いてきたので他にも色々読んでみようと思う(漫画はスキマ時間に読めるのが良い)。

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