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【2024年夏アニメ】1話見た時点の格付けと感想

2024年の夏アニメが始まり、とりあえずいくつか見たので現時点での感想と格付けを書いていきたいと思う。なお現時点で3話まで放送されている作品もあったりするが、それについては最新話まで視聴済みのため1話だけの評価でない場合があるので注意。なお格付け表は最後に発表するので、とりあえずそれぞれの作品の感想を列挙していく。

アーリャさん

現時点で3話まで視聴。何も考えずに見れるので無難に面白いと思う。全体的に10年~15年くらい前のラブコメ作品風味という感じがするが、だからこそノスタルジーと共に楽しめてる気がする。そう、このアニメを見るとノスタルジーを感じるのである。

どういった点にノスタルジーを感じているのかと問われれば答えに窮するが、なんと言ったらいいのだろうか、とにかく匂い立つのである。何かが。その芳香に誘われて蜜を吸う心地よさ。そんなアニメとしか言いようがない(つまり普通に面白いってことです)。

逃げ上手の若君

某海外ツイートで話題になった作品。元々知らなかったけどこれを機に観てみたら面白かった。本作の主人公である北条時行の中先代の乱は日本史だとちょっとだけしかでてこないので事件名くらいしか知らなかったが、アニメになると調べたくなってくる。

新書の歴史本は絶版でもしない限り発売から2年くらいで100円+送料くらいになってることが多いけどやはりアニメになってここまで話題になっちゃうと普通に定価以上でしか買えない。買いたいけど読まないといけない本が渋滞しているのでそのうち買おうかなと思う。

負けヒロインが多すぎる!

ほぼノーマークだったけどこのアニメは面白い。いきなりヒロインが男に振られるという展開に新鮮味がある。本命には振られてそこから主人公と出会い親しくなっていくのかはわからないが、あまりないラブコメなので単純に続きが気になる。適度にコミカルさもあって気軽に見れるのもポイントが高い。

思ったよりも「負けヒロイン」という属性を丁寧に扱っているように思う。単に記号的に負けヒロインをたくさん配置しているだけじゃなくて、負けヒロインの振られてしまったという悲しい経験を上手く物語に乗せている。そのあたりのキャラクターの心理をおざなりにしないところが好感持てるし本作の良い点だと思う。

小市民シリーズ

1話だけ視聴したけど正直微妙だった。これはアニメ化のクオリティが低いとかではなく単純に原作の序盤が微妙という面もある気がしている。自分は原作も読んでいるが、1巻の『春季限定~』におけるアニメ1話の範囲あたりはそんなに面白くないと思う。厳密に言えば本で読むとそのあたりもミステリー的面白さはあるが、アニメで見た時に映える話だとは思えない。その媒体による見え方の差が1話の微妙さにつながってしまったのではないかと思う。

本だとアニメ4話分くらいの分量を1冊で描けるが、アニメだと尺の都合上本の序盤部分しか描けないのでそのあたりのスロースタート感は仕方ない。小山内さんのビジュアルやダークな雰囲気は良かったのでとりあえず視聴継続しようと思う。

ATRI-My Dear Moments-

この作品は原作をプレイ済みである。アニメは普通に良い感じに仕上がっていると思う。

ただ1話だとまだ序盤なので面白さで言えばそこまででもないかもしれない。ビジュアルノベルは基本的にスロースタートが常なのでこれは仕方がない。ATRIの記憶が薄れすぎて序中盤のあたりがどうだったかあまり覚えてないけど学校が出てくるあたりからは面白かった覚えがあるのでそのあたりからは期待したい。

2.5次元の誘惑

ジャンププラスで名前は見かけるけど見たことがなかった作品。とりあえずアニメになったので視聴してみた。

オタク系部活に所属している主人公のもとに後輩のかわいいコスプレ女子が入ってくるという内容。漫画原作ということで展開がスピーディーで面白いと思う。

ただ「ちょっと出来すぎでは……?」と困惑するくらいに理想的な話なのでちょっと遠目に見てしまう感じもある。アニメなんて出来すぎな話ばかりなのでここでリアリティ云々言い出すのはおかしいと思うけどやはりちょっと入り込めない感じがしなくもない。

とは言いつつヒロインはかわいいしエロいし見てしまう魔力はある。結局のところはそういうリアリティ云々という文句を体裁を取り繕うために表面的に携えてるだけで芯の部分では楽しんでしまっているのだ(つまりは単純な欲望には抗えないということである)。

しかのこのこのここしたんたん

放送前からバズっていたことは知っていたが事前情報などは全く調べずに視聴。視聴前は完全なギャグアニメだと思っていたが、実際に視聴してみると完全なギャグアニメだった。

前評判が良い作品はふたを開けてみるとそこまででもないことはよくあるが、本作は普通に面白かったと思う。ギャグが良い感じに仕上がっていて普通に面白い。

バーフバリっぽさがあるスローモーション演出が好き。ギャグ系はハマるハマらないが大きいと思うけど自分はハマった。確実に視聴継続するかは微妙だが時間があったら追いかけようかなと思っている。

ダンジョンの中のひと

「よくあるダンジョン探索ものか……」という感じで序盤は辟易しながら見ていたが、ダンジョン管理者が出てきたあたりから既存の作品とは差別化されている感じで面白かった。ただ視聴継続するほどかと言うとそこまではハマらなかった感じがする。この手のダンジョンとか出てくるポップ路線のファンタジー作品はよっぽどハマらない限りは継続視聴しない場合が多い。

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

見てて恥ずかしくなるくらいにVTuber界隈のちょっと気持ち悪い文化を出していると感じた。配信切り忘れで色々と他の配信を見る場面が長くてちょっと辛かった。このノリをアニメで見せられるのは単純に辛い(ソセレの気持ち悪いネーミングってV界隈でも賛否あるような気がするし正直そんなに面白いと思えない)。全体的に下ネタが生々しすぎてちょっと受け付けなかった。

作画はいいけど序盤の演出をくどくやりすぎてる感じがする。作品自体は作画もいいしこれから面白くなる可能性もありそうな気はしているが、今のところは辛さが勝る。これから面白くなって評判になったりしたら見るかもしれないけど基本的には視聴断念。

ラーメン赤猫

動物たちがラーメン屋をやっているという作品。猫が働いているというのは作中内で普通のことなのかどうかがよくわからない世界観ではあるけどそのシュールさが面白い。

この作品は妙なリアルさがある。動物モチーフの作品であえて人間味を出すためにリアルに描くというのはよくあるけど主人公の仕事の描写など、既存のこういった作品よりもリアルさをもう一つ掘り下げた感じで良い。視聴継続するかは迷い中だけど普通に面白いと思う。

真夜中ぱんチ

1話は正直微妙だったけどなんとなく良アニメの雰囲気を感じる。制作会社がPAWorksということもあり作画も良いし話も面白くなっていきそうな気がする。

炎上した後のYoutuberという題材は面白いと思うしこれからの掘り下げに期待したい。

菜なれ花なれ

このアニメは1話時点だと面白くなるかどうかわからない気がする。題材は全然違うけどなんとなく雰囲気がサクラクエスト感がある。自分はサクラクエストが好きなので本作も世間的には受けないけど自分は好きな作品みたいな立ち位置になりそうな気もする。

まとめ

以上の感想を元に格付け表を作ると以下のようになる。

一応SからDまでランクをつけたが正直A~Cは評価が曖昧な状況である。このあたりは変動してもおかしくはない。C以上は「普通に面白い」か「現時点だと微妙だけど原作が面白いので続きを期待している」かのどちらかだ。特に小市民シリーズとATRIは原作が好きなので期待したい。

『負けヒロインが多すぎる!』だけは1つ抜けて面白いと感じた。この作品は相当期待している。kindle unlimitedで原作のラノベが無料らしいので読もうかと思っているレベル。作画も安定しそうな気がするし期待大である。

Dランクは途中で急に面白くなったりして話題にならない限りは切ると思う。ただ最近の傾向からしてどの作品を見るかは本当にわからない。なんだかんだで見るような気もするし見ないような気もする。すべては気分次第だ。結局春アニメも3作品しか最後まで見通せなかったのでほとんどは切るかもしれない。

あと放送が8月からなので現時点では放送されていないが、『デリゴズナーサリー』は期待している。できればその作品を待ってから1話の感想を上げようかと思ったが、流石にそこまで待つのはちょっと長いので放送されて面白かったら感想記事を上げようかなと思っている。

正直今季も放送するアニメが多すぎてすべてをチェックできないでいる。一応面白いと言われている作品はチェックしたつもりだが、時間も足りないのですべてはチェックできない。上記の他に見逃している「これが面白い!」というアニメがあったらコメント欄で教えてください!(そういうのは毎クールありがちなので本当に気になる)。

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