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TownTech教育 -地域を知り地域を誇りに思う気持ちを育てるCode for Fukuokaの取り組み-

TownTech教育とは

目的

  1. 自分たちの住んでいるまちのことを知り、まちを誇りに思う気持ちを育てること

  2. 調べた結果をWebサイトにまとめる過程で、相手に伝わるようにまとめることやWeb上に記載する際の注意点、正しい情報の判断などを身につけること

スマートフォンの普及により、インターネットへ当たり前のようにつながっている現在では、簡単にWeb上から情報を取得することができます。そんなWebとの繋がりに慣れた現在の子どもたちに、情報の確からしさや自身が発信するときの注意点などの勘をTownTech教育を通して身につけて欲しいという思いから作られた小学生向けの授業です。

内容

導入:まちの魅力に興味を持つ

 自分たちの住んでいるまちにある文化財や寺社など調べもの対象についての話を聞き、興味を持たせます。

展開:まちの魅力を見つける

 今回の調べもの対象を実際に見に行き、対象について詳しい地域の人に話を聞きます。

展開:調べ方を学ぶ

 書籍での調べものとして図書館のリファレンスサービスを利用します。司書さんに手伝ってもらいながら本で調べます。

展開:人に伝えるまとめ方を知る

 Web上にまとめ発信します。インターネットに公開するリスクとメリット、著作権について考える情報モラルを身につけ、Webページにまとめていきます。

終末:まちの魅力を伝える

 自分たちの住んでいるまちの情報をWeb上で発表を通じて体験します。

 本教育の構想は、2020年の福岡市長との公聴会にて Code for Fukuoka から提案し、福岡市の協力のもと進めることとなりました。2021年度に実証校を決めて進めようとしたものの、新型コロナウィルス感染症流行によりやむ無く中止となりました。そして、2022年度は無事に実証授業の実施に至りました。
 次の記事では実際に行った実証授業の内容をお伝えします。


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