集団授業と個別授業はどちらがいいのでしょうか？

Q.集団授業と個別授業はどちらがいいのでしょうか？

A.

こんにちは、匿名先生です。

集団授業と個別授業どちらがいいのかという答えは、
正直、生徒によるとしか言えません。
なので今回は、選ぶときの考えかたについてお伝えします。

まずは、塾業界の歴史を踏まえておきましょう。
塾のスタートは集団授業です。団塊の世代が子ども時代のときに需要がたくさんあり、そのニーズをいっきに集客する方法として集団授業がはじまりました。

予想できると思いますが、成績上位層はそれなりの結果を残すものの、下位層は結果をだせず辞めていくという事態が起きました。そこで、集団ではなく個別授業に需要がでてきました。

しかしながら、塾の立場からすると個別授業は利益率が低くなり、経営的に望ましいものではありません。そのため、授業料を上げるか、アルバイト講師を雇う塾が増えました。

その後、個別と集団の両方を取り入れる塾が増えてきました。

この流れを読み解くに、成績に自信がある生徒は集団、ない生徒は個別と考えていいと思います。（あくまで考える目安になりますので、塾を選ぶ際は必ず複数の塾と面談してください。）

補足になりますが、注意することもお伝えしておきます。
個別授業と聞いて、先生一人に対し生徒何名をイメージされますでしょうか？（私の経験上、１～３人というイメージされている方が多いと思います。）

実は、塾業界において個別の定義（ルール）はありません。そのため、先生1人に対し生徒１６人までを個別と謳っている塾もあります。個別授業の中身も千差万別なのでよくよく調べてから通塾を決めてください。