人があまり来ないお店は一体何をやるべきなのか?(飲食店、小売店)

<人があまり来ない店はどうするべきか?>

「閑古鳥が鳴く」という言葉のようにあまりお客さんが来ない飲食店や小売店が時々ある。
実際は客が来ない時もお店は色々やるべき事があるのだけど、それでも客が来ない時間が多い場合はどうやって来客者数を増やすかや、この記事でも後述するように「別の事で収入を増やす」というのも考えないといけない。

王道的な来客者数増やし方法としては、「webサイトを作ってお店の紹介をきちんとする」というのがある。

google mapなどでお店をチェックした時にそのお店のwebサイトがリンクされているとwebサイトを見る人もわりと多い。
その時に「いかにお店に対して親近感や好意を抱かせるか」で、来客する人の数は結構違ってくる。
飲食店の場合はサイトではメニュー掲載はもちろんその他のページでもお店や店長、スタッフの紹介をして、お店の成り立ちとか日々の事も紹介するページを作ると好感度が上がって客を増やす事になる。
漫画家に依頼して数ページのお店紹介漫画を描いてもらってそれをサイトに掲載するとわりと効果がある。

飲食店もそうだけど、小売店の場合はLINEやインスタグラムで売り上げを増やす事ができる。
店頭で「商品紹介やセール紹介をやっています。LINEやインスタ登録はこちら」みたいな目立つ貼り紙をして、こまめにお店で扱っている商品やセール品を紹介する投稿をLINEやインスタグラムでしていくとそれでも客を増やせる。
より多くのお客さんがLINE登録やインスタのフォロワーになってくれるよう、「時々登録者を対象にアマゾンギフト券のプレゼントを行っています」みたいにその貼り紙に記載しておくと良いだろう。
実際に時々アマゾンギフト券1000円や2000円くらいの抽選を登録している人を対象に行う。

上記は王道的な客増やし方法と言える。

<古くなった看板や色あせたポスターは客を遠ざけてしまう>

店によっては古くなって汚くなった看板をそのままにしていたり、色あせたポスターが貼られたままという店もある。
そういうのを気にしない客もいるだろうが、これらは客からすると「この店は売れていないのか」とか、飲食店の場合は「味がいまいちで客があまり入っていないんだろう」とか、小売店は「扱っている商品に良い物がないのだろう」みたいに思われて初見の客が入店する気持ちを萎えさせてしまう。

もちろん看板交換や清掃にはそれなりの金がかかり、またポスターも耐光性のポスターはそこそこ金がかかるから交換のコストがかかる。
でも看板やポスター交換後数年は綺麗な状態でもち、その間はずっと「来店するお客さんの数が確実に増える(収益も増える)」という効果があるので、看板の清掃やポスターの交換はきちんとやるべきだ。
私の家の近くでも看板がもうすごい汚くなって交換していない店があるのだけど、そういう店はやはりなんとなく入店する気持ちが萎えてしまう。

もちろん店の中の清掃もきちんとし、また壁の汚れがどうしても取れないところなどはそれを隠すようなポスターを貼ったりするだけでも店の雰囲気を上向かせてくれる。

汚れではないが店の中を楽しくさせるディスプレイを色々やるのもお客さんを楽しい気持ちにさせてくれる。
来店して楽しい気持ちになったお客さんは「またここに来よう」という気になってくれたりもする。
100円ショップで色々買って店内の雰囲気を良くするディスプレイをしてみるのも良いだろう。

<イラスト付きのポップを作る>

小売店の場合は時間が余っているならポップの制作を行うというのがある。
昔から売れているお店はこういうポップで販促をして売り上げを増やしていたのだ。
ポップでの販促は古くからある王道的な手法とも言える。

文字だけのポップも良いが、ちょっとしたかわいらしいキャラのイラストを添えた方が良い。(動物だったり、おたく臭くない人間キャラの絵)
「この商品はこれこれこういう風におすすめですよ」というポップがあるとお客さんはその商品に興味がわき、まずは手に取って、その後は買ってくれる人も出てくる。

またそういうポップを見てまわるのもお店に来る人の楽しみになったりする。

最近の店は意外に商品説明や商品推しのポップをやっていない店がわりとあるが、ポップは実際は販促になるのでやった方が良い。

<漫画家やイラストレーターが提供する無料の店内用ディスプレイ素材を使う>

「漫画家やイラストレーターが提供する無料の店内用ディスプレイ素材を使う」という案は以下の記事で解説した。

https://note.com/tokumeinanasi/n/n9b5be11d5ab0


<店によっては副業で収入を増やせる事も>

これから書く事は個人経営型のお店でしかできない事だ。
人を多く雇っているお店は先ほど書いたようにwebサイトをきちんと作ったり、LINEやインスタでこまめに商品やセール紹介をやったり、売り上げを増やすポップ作りに精を出すと良いだろう。

店によっては個人や家族で経営しているところもある。
田舎の小売店だとこういう個人経営の店は多い。
こういう店も客がそれなりに来るのなら良いが、客が来ない時間が多い場合、在庫チェックやその他の店の仕事をしてもなお毎日結構な時間余るなら「その空き時間に別の仕事をして年間の収入を増やす」も考えるべき。
客が来ない時間に店のPCで色々な仕事をやってみるという感じ。

たとえば今は誰でもkindleで書籍を出せるので、kindle向けの本の執筆やコミックエッセイ、短編漫画などの制作を客が来ない時間帯に少しずつやるのも良いだろう。

あるいはイラストの仕事を受注したり、3DCG関係ならモデリングスキルを高めていってunity asset storeでゲーム用の3D素材を販売したり、clip studio assetで漫画用の3D素材を売る事で稼ぎを増やす事ができる。

翻訳業界はAIによりどんどん仕事を奪われてはいるものの、やはり最終的にきちんとした人間の翻訳の監修があった方がより精度の高い翻訳となるので、英語やドイツ語やその他いずれかの言語に精通している人の場合は翻訳の仕事を客のあまり来ない時間に少しずつ進めるという事もできる。(納期は長めに設定)
もちろん空き時間に言語の勉強をしてより自分の言語スキルを高めるというのも良いだろう。

設定納期が長めになるがwebデザイナーの仕事を副業として受注するというのもある。

きちんとしたカウンセラーの資格を取ってから、メールで悩み相談を受けるという副業もある。
「すぐには返信できず、返信までお待たせする事があります」と記載しておいて。

今はyoutubeなどの動画はほとんど稼ぎにならなくなっているが、お客さんのいない時間に動画編集をするという事も可能だろう。 


個人や家族経営のお店でしかできない手法ではあるが、「客が来なくて店の仕事をしてもなお時間が毎日結構余ってしまう」という人は、その空き時間を有効利用してPCでできる副業をすると年間の収入をそこそこ増やせる。

ただし副業については過去にもこのnoteで書いたように副業をする人を対象にした詐欺行為が色々あるので、そういう副業詐欺にはひっかからないようにしないといけない。
どういう副業詐欺があるかは説明しているサイトがいっぱいあるのでそういうので確認しておくべき。
一見リスクが無いように見える無在庫転売(注文があったら海外の卸が商品を発送してくれる)も実際は偽ブランド品の売り子にさせられて犯罪に巻き込まれたり、結構な損害を売り手が受ける事がある。

あとデイトレやFXや仮想通貨の投資は副業ではなく投資なので損をしてしまう事があるのでおすすめできない。