物価高や今後のインフレで老後に必要な額は2000万円ではなくもっと多くに。どうやって老後の金を用意するか?

「老後に必要な額は2000万円だ」とか「いや実際はもっと多くて3000万円だ」とか話題になった事があった。
この数字は為替がだいたい1ドル110円から120円くらいの時に試算された物で、今のように1ドル150円くらいになると当たり前のように物価高になってもっと必要な額が増えてしまう。
今後1ドル150円ではなく多少円高になって戻るにしても、もう1ドル130円以下はあまり期待できないのではと思う。

また政府は持続的なインフレを目指している事もあって、今ではなく将来老人になる我々世代が老後に必要な額は「最低でも3000万円、生活スタイルによっては4000万円くらいは必要」と考えておくべき。
実際はインフレの進み具合でもっと必要になるかもしれない。
今の自分の年齢と貯蓄額、将来貰える退職金を考慮して冷や汗をかいている人もいるのでは?
自営業の場合は退職金など無いし。

<老後も働くと言っても稼げる額、働ける期間は知れている>

老後2000万円(この数字は現在の数字でインフレが進む将来は3000万円以上になる)はあくまでも老後に働かなかった場合の数字だ。
老後も現役時代ほどでなくても働いて金を稼げばそれで埋め合わせできて多少必要な額は減らせる。

老後も働いて一年に最低でも50万円以上、できれば100万円くらいは稼ぎたい。
しかし実際は高齢になるほど体にガタが来て長時間働けなくなるし、働き口もずいぶんと限られてしまう。住んでいる地域によっては高齢者の仕事など募集があっても一瞬で埋まって仕事につけないという事もよくある。

アンチエイジングな生活もせず、若い頃から不摂生な生活を続けると50歳くらいから身体にガタが来る人もいる。
今のうちに食生活を見直し、運動も定期的に行い、睡眠もしっかり取って肉体の老化を遅らせる事を意識していないと、どんどん肉体の老化が進み老後が結構苦しくなってしまう。
また老化が進むほど色々な病気にかかりやすくなり、その医療費で余計な出費が大きく増えるし、さらに病気になると働けなくなる場合もあり稼ぎがもっと減るという事も。

このように老化対策をする事は、老後もきちんと働けるようになるし医療費などの出費もずいぶん減らせる事になるわけだ。
これを知ってもあなたは今後も菓子とかジュース、ジャンクフードを無節操に食い続け、運動もきちんとしなかったり、睡眠不足な生活を続けるのだろうか?

そもそも60歳で多くの人が職を退職するようになっているのは、「この年齢になると働くのがかなりきつくなる」からでもある。
60歳70歳できちんと働けるか怪しい人が多いし、80歳になるともうほとんどの人は長時間働くというのは難しい状態に。地方の農家の老人などは長年の仕事で肉体が頑強で働き続けている人もいるが。
「老後も働く」は実際はよほど節制して老化をきちんと遅らせた人しかできず、またそういう人でもほとんどは働けるのは70歳代くらいまでと考えた方が良い。

<老後に働くよりも今隙間時間にどんどん稼ぐべき>

「老後になってから働き続けて金を稼ぐ」もいいが、老化していない体が健康な今のうちに隙間時間に何かやって本業とは別に稼ぎを増やすべき。
具体的には空き時間でできるバイト(コンビニやスーパーや地元の農家の手伝い他)、アフィリエイトで稼ぐ、kindleで本や漫画を出して稼ぐ、同人誌や同人ゲーム制作で稼ぐ、インディーゲーム制作を副業として稼ぐなど。

「本業でいっぱいで自由な時間がほとんど無い」という人はともかく、わりと自由な時間がある人は何らかの副業をやって稼ぎを増やすべき。
しかし副業をやる場合は副業詐欺というのにひっかからないようくれぐれも注意しないといけない。
副業をやる人を対象に詐欺をする行為が横行している。これにひっかかると稼ぐどころか数十万円、人によっては100万円以上の損害を受ける事も。
副業詐欺については解説しているサイトが色々あるので、できるだけ多くのサイトで色々なタイプの副業詐欺の実態を勉強しておくべき。
noteでもどれとは言わないが、明らかに副業詐欺へ誘導する記事を書いてるやつを何人か見かけた。

<毎日娯楽に時間を使えば使うほど生涯獲得できる金がもりもりと減っていく>

時間というのは非生産的な事に使えば使うほど、生産的な事に使える時間が当たり前のように減っていく。
金を稼ぐ事ができるのはその生産的な事のみだ。
毎日スマホやゲームやテレビや動画試聴その他の娯楽に時間を使えば使うほど、副業として働くために使える時間がゴリゴリと減っていってしまい、生涯獲得できる金ももりもりと減っていく。

心身の健康のために娯楽や休憩は完全に無くすべきではない。ある程度は必要だ。
人によってはまともに休憩を取らず心身の健康を損なう人もいる。

しかし毎日娯楽に時間を使いすぎだと感じている人は、その娯楽の時間を少し減らして老後のために生産的な事をして金をどんどん稼いでいくべき。
先にも紹介したように外で隙間時間にできるバイトをしたり、自宅で稼げる仕事をしたり。

<投資は金稼ぎには向いていない>

株やFX、仮想通貨、不動産投資などの投資系は金稼ぎに向いているとは言えない。
上手く稼げる事もあるが、大半は稼ぐどころかマイナスになってしまう。
そもそもよほど資産に余裕がある人以外は少ない種銭で投資しても一年に稼げる額は知れている。
レバレッジなどで種銭を増やすと失敗した時は多額の損失を抱える事になってしまうし。

<youtubeなどの動画投稿は最早金にならない>

金稼ぎ目的でyoutubeなどに動画をアップし続けている人もいるが、もうこれで金を稼ぐのは諦めた方が良いのではと思う。
動画は製作や編集するのにやけに時間がかかるのに、多くの人は一つの動画で1000円も稼げていない。
数時間かかって1000円も稼げないなら動画制作はもう趣味として時々やるだけにし、バイトとか在宅ワークでもっと稼げる事をやるべきだと思う。

どうしても動画投稿で稼ぎたいなら、本気で「どうやって再生数やチャンネル登録者数を増やすか?」を常に考えるべき。
もうあまり考えずルーチンワークのように動画を投稿している人もいるが、そういうチャンネルがある日突然チャンネル登録者数や再生数が増えていく事はない。
マンネリ化したチャンネルはどんどん再生数が減っていってしまう。

<雇われ系と自分で生産する系の副業の違い>

コンビニやスーパーでのバイトなどの雇われて働く仕事は確実に一定額の稼ぎを得る事ができる。
一方kindleで電子書籍を出す、アフィリエイトをやる、同人誌や同人ゲームを作る、副業としてインディーゲーム制作をするなどは稼ぎが決まっていない。
大儲けできる事もあるが時給換算するとバイト以下のまともな稼ぎにならない事も非常に多い。

電子書籍や同人誌、同人ゲーム、インディーゲーム制作などの自分で何か物を作ったりする副業をやる人は、制作するだけでなく作った物をどうやって一つでも多く売るか戦略をきちんと考えないと駄目。
自分で良い物を作ったと思っても、それがきちんと売れるような事をしないと物は売れない。
売れ行きを増やすために作った物の知名度をどう高めていくかを常に意識するべき。
「売れている物は何故売れ行きが良いのか?」を分析する本が色々出ているので、それらも参考になるだろう。

<インディーゲーム制作は稼ぎになるのか?>

インディーゲーム制作を副業としてやる場合は、そもそも「ある程度のゲーム制作の実績がある」というのがないと苦しい。過去に10年以上色々なゲームを個人でもいいので作っていたとか。
unity自体は誰でも一年も勉強すれば覚えられるが、じゃあ誰でも面白くて評価が高いゲームをすぐ作れるかというとそうではない。何作も作ってノウハウをためていかないとなかなか面白いゲームは作れない。

また本業としてインディーゲームに専念して作っても一作作るのに3から5年はかかる世界だ。
副業で毎日少しずつゲーム制作する場合はシューティングなどのボリュームのないゲームでさえ完成に2,3年はかかる。まともなゲームだと5年以上かけて一作品完成するみたいな事になってしまう。

10年で1000万円副業として稼ごうとしたら1,2作品で1000万円稼ぐことになる。
実際は今はインディーゲームはほとんどのソフトが累計で5000も売れず、1,2作品で1000万円稼ぐというのはなかなかハードルが高い。
しかし大きく売れる事もあり、その場合は1000万円どころか2000万円以上稼げることも。まぁ大きく売れるゲームは全インディーゲームの中でだいぶ限られるが。

同人ゲームの場合はエロという要素があるので人を選ぶが、1、2年で一作完成させてそれがうまくいけば数百万円になる世界なので、インディーゲームより稼ぎは良いかもしれない。

<kindleでどうやって稼ぐか?>

kindleで電子書籍を出すとアマゾン独占で出せば70%の金が入ってくる。
800円くらいの書籍が1万部売れると500万円以上入ってくるわけだ。
実際はkindleで1万部以上売るには色々戦略が必要になるが。
大半の素人のkindle本は有料だとまともに相手されない。今は有名な人が出した本でさえ1万部に達しないこともよくある。
日本は一般人の貧困化が進んで消費者は財布の紐が相当固くなっている。

しかしkindle unlimitedならunlimited会員はわりと気軽に色々な本を読み、あなたの作った本も読む人がいるだろう。
ページあたり0.5円(今のレート)の金が入ってくるので100ページの本がunlimitedでフルに読まれると50円入る。
10年で累計1万人がその本を読むと50万円。
テキスト系のkindle本なら隙間時間に作って年に二冊以上出せるから何十冊も出してkindle unlimitedで読んでもらって全ての本で合計1000万円以上の稼ぎを目指すのもありなんではないだろうか。

テキスト系ではなく漫画系は製作期間がかかるが、コミックエッセイなら絵が下手でも許されて、制作ペースも描きこみまくる普通の漫画よりかなり早くなる。
そういうコミックエッセイは上手くいくとkindle unlimitedで10年で10万人以上に読まれる事もある。
1,2年で作った120ページくらいのコミックエッセイが一冊だけで10年で500万円以上稼いだり。
絵が描ける人はコミックエッセイやショート漫画集などを作ってkindleで次々と出し、kindle unlimitedでも読ませて稼ぐのを狙ったら良いだろう。

kindle unlimitedではなくkindleインディーズで稼ごうとする場合もあるが、その場合は以下の記事が参考になると思う。

<危機意識を持たないと老後が本当にやばい>

老後のために金は自分でしっかり稼がないと駄目。
危機意識も持たず、毎日娯楽などで時間をどんどん潰していくと、老後のために必要な金が足りず高齢時にはかなり厳しい生活をする事になってしまう。

老化を抑える食生活や運動、睡眠をきちんと考えて行い、また娯楽の時間をある程度まで減らして平日や休日は副業をやって稼ぐべきだと思う。


以下の記事も面白いので良かったらどうぞ。