ゲームメーカーが送られてきた企画を見ずに廃棄する事の本音部分

一般の人がゲームメーカーに一方的に企画(ゲームのアイデア)を送って来るという事はよくあります。
それらはほとんどのメーカーは見ずに廃棄しています。

以前どこかのメーカー(サイバーコネクトツーさんだったかな?)がその理由について解説していたと思いますが、そもそも「自分らの企画でも通したいゲームアイデアがいっぱいたまっているのに、赤の他人の企画をそこにどんどん足すとますます自分らの作りたいゲームの企画が通りにくくなる」というのがあり、これが見ずに廃棄する一番の理由ではないでしょうか。

在職しているプランナー達がゲームのアイデアを考えるだけでなく、過去に在職していたプランナー達もゲームの企画を会社に大量に残している事が多く、「作りたいゲームのアイデアがめちゃくちゃたまっている」という状況です。
ゲーム制作のラインが空いたら、それらの企画の中から次に作るゲームを選んだり、企画をブラッシュアップして通すという感じです。
「他人の考えたゲームのアイデアをゲーム化する暇は微塵も無い」というのが多くのゲームメーカーにとって普通になっていると思います。

プランナー達がせっかく考えた良いゲームアイデアもずっと日の目を見ていないケースがほとんど。

もし「こういうゲームがあったら良いのに」みたいなゲームのアイデアがあったら、ゲームメーカーに送るよりもこういうnoteとかブログ、サイトとかでそのアイデアを誰でも見れる形で公開した方が、「確かに自分もこういうゲームは遊びたい」とか「こういうゲームはそこそこ売れそう」とか思った個人開発者達がそのゲームを作る可能性が少しはあるかもしれません。

一般のゲームメーカーは企画を考える人が色々いますが、個人などで作っている人で自分ではなかなか良いゲームアイデアを考えられない人の中には、良いゲームアイデアを見かけたらその案を上手く取り込む人もいるでしょう。

また普通のゲーム開発会社関係者も自分達が今作っているゲームにそのアイデアが追加されるともっと面白くなったり売れそうだと思ったら、ゲームの仕様に追加したりも。
ゲームメーカーに送っても見られずに廃棄される一方、こういうnoteとかでアイデアを公開するとゲーム開発関係者が目にする事はあります。

ゲーム制作の場合は開発会社がゲームの企画を出す場合もあれば、パブリッシャー側のプロデューサーが「こういうゲームを作って欲しい」と提案してきてそれを元に企画をきちんと作って開発をする場合もあります。
そういうプロデューサーがあなたのゲームアイデアをネットでたまたま見かけて「このゲームアイデアは良いなぁ」と思ったら採用される事もあるかもしれません。

当然ですが公開したゲームアイデアについては権利や報酬などは一切主張しないように。

私自身も「自分達ではこういうゲームを作っている暇は将来も無いなぁ。でもこういうゲームがあったら面白いのでは?」みたいなゲームアイデアはかなりあるので、時々このnoteでもそれらをぽつぽつと公開したりしています。
自分で将来作りそうなのは当然公開せず。

昨日公開したこれも自分達ではまぁ作らないから公開したわけで。