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SNSと充実した生活


SNSについて  

 InstagramTwitterFacebookLINETikTok。2021年現在、皆さんはこれらのSNSのうち、2 つ以上は使ったことがある、または使っていたことがあると思います。今挙げたSNS達は大手のものですが、まだまだこれから広まっていくようなSNSもたくさんあります。それでは皆さんは、なぜSNSを使っているのでしょうか。私も日常的に使っているので理由を考えてみると幾つか思いつきます。人と繋がれるから、流行などを知れるから、自分が知っている情報などを発信できるから、中には気になった人に声をかけるためのきっかけ、として使用したことがある人もいるのではないのでしょうか。私はLINE、Instagram、Twitterのユーザーですが、それぞれ用途は異なっています。LINEは主にメッセージ用、Twitterは日々起きている出来事や、自分の興味のある分野の最新情報を知るために、Instagramはストーリーを見たり投稿をしたりなどです。

SNSを使うと寂しくなる?

 主にInstagramやFacebookを使っている時、皆さんはふと、ある感情を抱いたことはありませんか?「寂しさ」です。この場合「孤独感」も同義です。どのような時にそれらを感じさせられるか、と言いいますと、友達や知り合いの華やかな、キラキラした投稿や、Instagramで言うストーリーを見たときではないでしょうか。正直私にもあります。他人の充実した生活を見て嫉妬している自分に気付いたときはかなり驚きました。皆さんはこういった感情に出くわしたとき、うまく対処できているでしょうか。皆さんもSNSに投稿するとき、いいねや閲覧数などが増えると気持ち良くなることがあると思います。俗に言う承認欲求というやつです。それらは至って悪いことではないと思います、むしろ健全に成長している証拠なのです。これは私の考えではなく、事実として言われていることなのです。なぜなのかと言うと、人間の欲求というのは、産まれた時から始まっています。最初の欲求は食欲などの生理的欲求です。少し成長すると安全欲求というものが生まれます。そして思春期付近に社会的欲求、つまり友達が欲しくなったり、承認欲求が芽生えます。承認欲求とは他人から認められたい、という欲求です。だんだんとレベルの高い欲求が成長と共に芽生えてくる仕組みに、人間はできているということです。

「いいね」が貰えてるのに、寂しい理由

 ここで疑問が生じます。SNSを使って承認欲求を得られているのに、なぜSNSを使っている時に孤独感を感じたりするのでしょうか。答えは、全てがタッチパネル上で完結してしまっているからだと思います。現実の生活が充実している写真を投稿しても、貰えるのはいいねやコメントのみ、一時の感情に過ぎないということです。しかし、例えば現実社会で成果を出したり、学生だったら成績、部活動での結果を誉められたりしたら嬉しくなる人が多いと思います。一件のいいねと、1つの褒め言葉、どちらが現代を生きる私たちに不足しているのでしょうか。少し化学的な話をすると、現実で褒められることと、タッチパネル上で褒められるのとでは、脳に働く作用が違います。どちらが脳の多くを働かせるかというのは火を見るより明らかです。

SNSとの向き合い方

 今からSNSを全て手放し、外に出て活発に生活するとあの寂しさなどは消えるでしょうが、そんな急には難しいと思います。なので、私たちが生活に充実感を感じれるようなSNSの使い方を学ぶべきです。私は自分のことを認めてあげることで以前と比べてハツラツと生活できている、と感じています。しかしこの方法では限界があります。なので、解決方法は個人によって合う合わないがあるので自分に聞いてみるのが1番だと思います。ここで焦ってはいけません。長い時間をかけて生活を元気なものにしていくのです。

スマホを使うことで人は退化する

 ここで私の知っている知識を1つ紹介させて頂きたいです。今の生活に充実感が無い、と感じている方は「運動」をするべきです。激しい運動が苦手な方はウォーキングでも効果はあります。なぜ運動を勧めるかと言うと、私たち人間は何千、何万年前は狩や体を動かし続けて今まで発展してきました。その過程で進化して行き、欲求も満たし、その遺伝子が私たちに受け継がれているのです。しかしここ10数年でスマホによる画期的な機械により、動かなくても生活可能な社会になりつつあります。これがなぜ危険かというと、脳が追いついて無いのです。日々体を動かし、様々な欲を満たしていた生活が、ソファの上だけで完結しようとしているのです。進化にしては10数年は早すぎます。例えるなら性能が十分で無い潜水艦で海に沈み続けるようなもので、壊れてしまうのです。そこで積極的に運動を生活に取り入れることで、スマホ生活では動かせない脳の機能を活発にするべきなのです。スマホ生活を長く続けていると、本来機能すべきところが機能せず、それに慣れることで急速に脳は老化していきます。なので私たちは運動をする必要があるのです。脳が老化していくと言うことは、思考力や記憶力など様々な機能が衰えていきます。さらにはひたすら近い距離にあるスマホを見続けることで視力も衰え、活発な生活とはかけ離れたものになっていきます。
 日々を充実させるには、私たち自身が動く他ないのです。友人とショッピングに行き、歩きながら迷ったり一緒に食事をしたりして楽しんだり、時には何か悲しいこともあるでしょうが、感情を起伏させることで脳に刺激を与えることができるのです。一緒に出かける友人がいない場合も安心です。知らない土地に1人で行くことで脳はフル回転するはずです。もちろんたくさん歩いたり、人に聞いたり目当ての店などを自分で探したりすることで、です。あの有名なAppleの創設者、スティーブ・ジョブズ氏は、息子にはある程度成長するまでiPhoneを与えない、と明言しています。恐らく先ほど語ったことが理由でしょう。若しくは、私たち一般人がまだ知らない悪影響があるのでしょうか。私たちは既にスマホを手にしていますが、これからできることを行い生活を少し変えるだけで、私たちが変われるはずです。スマホに縛られない生活をしていくべきです。

まとめとこれから

 私は以前まで用事があって徒歩で移動してる時は、イヤホンをつけ音楽を聴き、外の音を遮断してスマホをいじりながら移動することが多かったです。しかし、ある日イヤホンを外し、外の音に耳を傾け、目線は一点に固定することなく移動してみると、見たことの無い店や、通ったことの無い道など多くを発見でき、1人で歩いているだけなのに楽しい時間になった記憶があります。全員がそうするべきだとは思いませんが、たまには意識を外に広げて慣れた道を歩いてみるのも面白いものが見つかることがあるはずです。人に寄ると思いますが、こんな簡単なことで生活に充実感を与えることができ、感動しました。そして感動というものは心に残るもので、こうして私の経験として話すことができます。もちろん私が経験したこと、思ったことが全てが正しいとは思いません。ただ、生活に面白みが足りなかったり、ちょっとだけ前より刺激的な生活を送りたい、と思う方がいたら、まずスマホの使用を控え、外に出てみたり、熱中できる趣味を見つけることや、新しいことを始めてみることをおすすめします。

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