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初めて、惚れた。

"リアクションザブッタ"という
アーティストを知っているだろうか。
確実に、売れるバンドだ。
売れるべきバンドだ。言い切れる。

私は、おすすめの音楽ない?
おすすめアーティストいない?
と聞かれたら迷わず、食い気味で言える

"リアクションザブッタ(以下ブッタ)"!!と。

出会いは2017/12/11
SKY-HIのRound A Groundツアーにて。
対バン相手だった。
その1年ほど前から名前は知っていたが
私にとって何も知らないアーティストの曲を
聴くまではかなりカロリーが必要だった。
だから何も知らないままライブを迎えた。
他の対バン相手2組もおり、
その2組は元々好きだった。
そしてブッタの出番はその中でも最後。

2組のライブが終わり、幸せに溢れていた。
正直、私の中の「お目当て」は終わった。
そんな中始まったブッタの演奏。

特に期待していない、
曲知らないからどうやってノろう、

なんて考えていたそんな時、

ドラムの音が鳴った。

その瞬間の事を今でも忘れない。
全身に電気が走るような衝撃、
瞬きをどれくらいしなかったか分からない程。
本当に自然に、

「え!!!惚れた!!!!惚れた!!!!!」

と音や歓声にかき消されながら、叫んだ。

初めて音楽に惚れた。
今まである音楽を好きになっても
好きだなーーーしか無かった。
というかそれが私の最高潮の感情だった。

けど、ブッタのライブを見て
その上の感情に出会ってしまったのだ。

ライブが終わった直後、
真っ先にブッタのCDを買いに行った。そこにはメンバーの3人。
ボーカルの佐々木直人さんに思わず、

「初めて見たのですが、
好きになりました!!」

と伝えていた。普段そんなこと
直接言えるタイプでは無かったのに。
思わず口から出てしまった。


そう伝えた後の直人さんは
さっきまであんなにカッコイイ、
沸騰しそうなくらい熱いライブをしていたとは思えないくらい、
優しい笑顔で
「嬉しい!ありがとうございます☺️」
と言ってくれた。
かなり私の圧が凄かっただろうに。笑

それから私は高3になり、とても忙しくなった。進路のことで沢山悩んで、ブッタの音楽に触れなくなったしまった。いつの間にか。

そして就職して、慣れないことばかり。
毎日が不安しかなく、
自己肯定感が全く消えてしまった。
自分の存在意義なのか、価値なのか
毎日自問自答して、答えはなくて、
いつでも辛かった。

少し音楽を聴く気になれた時
適当にシャッフルで流していたら
ブッタが流れてきた。

「火花」だった。

「人は人に見捨てられて
初めて自分を知るんだろう
小さな愛の大きさも
失って気づく愚かさも」
「人は人に見つけられて
初めて自分を知るんだろう
ひとりでは生きられないと
それは弱さじゃないと」

「火花」のMVはこちら

音源越しでも衝撃だった。
涙が止まらなかった。
何に辛かったのか、何が不安だったのか
よく分からなかったが、この歌詞が
めちゃくちゃ刺さった。

ブッタの何が良いって、
全くブッタに興味がない人でも
1曲聴いてみると直ぐに
好きになってしまうほど、

・音が良い

・歌声が良い
(典型的な歌が上手い人、ではなくて少しクセのある心に響く歌声をしているし、ハモリで歌うギター木田さんのコーラスが最強に合うのが強み)

・歌詞が良い

この三本柱がふっっとい柱として立っている。
いわゆる最強のバンドだ。

職場の人何人にも紹介して
「ブッタ聴いたよ!おすすめしてくれた曲だけじゃなくて何個も聴いちゃった!!」
って言ってくれる人、
また別の人のプレイリストには
ブッタの音楽で溢れていたりもした。

そんな周りの行動も、
それほど魅力のあるアーティストなんだなと
確認出来たのも嬉しかった。


紹介したい曲が2曲ある。
1曲名は、"そんなんじゃなくて"

「嘘をついて 自分を落として
見放されて 嫌いになって
自分には何があるのか 何も無いのかなって
考える日々はもう嫌だ
それが大人になることだなんて言わないでね
言った順から腐っていくのだ
そんなの嫌だよ」
「そんなんじゃなくて そんなんじゃなくて
一つのことをやり通してみたい
脇目も振らずに 走って足宛いて傷ついたって
その壁を超えた景色が見たい
僕は見たいんだよ
変わりたいんだ
大人になるのも悪くはないから
愛せる自分を今
迎えに行こうか」


2曲目"behind"

「今日から明日へと泳ぐだけで
まともな息継ぎもできない
ねぇ「私ひとりで解決できる」
って言葉は僕と
出会う前までの口癖にしといてよ」
「また「なんでか分からない」って
言いながら泣くんなら
君は思うほど強くないし
僕は思うほど脆くもない
ひとりでいたら気づけないこと
そっと教え合いたい
お腹の上のほくろも 小さい頃につけた傷も
お揃いだねって笑ってたら
すべて変わるんだ」

あまりにも最初の方に書いた火花とこの2曲が
大好きすぎるので歌詞を思わず多く書いてしまう、、!

他にも、
「ぐっと突き破れ」「Wonder Rule
「クローン」「ナイカラ」「ふぞろい」に
特にめちゃくちゃ才能を感じたし、
聴いた時の
"やばいバンドを知ってしまった"
感覚を覚えている。

直人さんの歌声を聴くと、どんな歌さえ
名曲に聴こえそうなんだよな。
かえるの歌さえ。ドレミの歌さえも。

それに、私が惚れたきっかけでもある
熱いコージローさんのドラムと、
何回も繰り返し聴きたくなるほどの
木田さんのギターが加わって
確実な名曲が毎回作られてるんだよな。

どの曲も表曲。裏に隠れてる曲が
個人的にそう感じる曲は一個もない。

私はタイミングが合わず、
ブッタに惚れた日から1回も
彼らの元へ足を運べてない。

そんな中発表された
「無観客オンラインライブ」

まさかワンマン初めましてがネット上に
なるとは思いもしなかった。

あの惚れた日に感じたことが今でも
忘れられないが故に、
オンラインライブを見たら
目の前にいないし、音がライブのようには聴こえないことが少し不安要素だった。
そんな気持ちのまま押した再生ボタン。

衝撃だった。あの日とほぼ同じ痺れ、
感情が走った。

今回ばかりは、期待してなかった訳ではない。
画面越しだからの不安があった。
そんな中でもめちゃくちゃに心に届いた。
声が。音が。歌詞が。

もうそんなん、もっと好きになってしまうよ。


間違いなく言えるのは
ブッタが私の中の私を生きやすくしてくれた。


聴くべきバンド、
迷わずオススメするバンド、
これから絶対に売れるバンドで、
売れるべきバンドだ。

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