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明日で最後なんかじゃない

明日、2020年12月31日にて
私の青春全てだった「AAA」が
活動休止されます。

彼らと過ごした7年間の思い出を
少し話させてください。


2013年 AAAの「恋音と雨空」が流行った。
私は音楽に疎かったため全く知らずにいた。
中1の終わりに友達から紹介され
特に気になっていなかったはずなのに
いつの間にかYouTubeで調べる存在になっていた。

そんな時公開された「Love」で私は
その時気づかなかったがもう好きだった。

それから、私の生活の中心が「AAA」だった。




初めて行ったライブは、AAAにとって
初めてのアリーナツアー(2014)、
「Gold Symphony」だった。
私は長野公演に行った。

ずっと画面越しに見ていたAAA 7人と
初対面。ドキドキでワクワクで
それまでの毎日、当時 中学生の私は
LINEのひとことコメントで「あと○日!!」
なんてやったりして。笑

ライブが始まってからの7人は
私が画面で見ているままの7人で
空気が暖かくて、ファンをひとりひとり見てくれて、愛が増した1日だったと思う。


でも現実を見た日でもあった。
LINE先行でチケットを取った私は
アリーナ良席。
2階席はほぼ埋まっていなかった。
席は黒いシートで隠されていて
目立たないようにはなっていたが、
小さな長野のアリーナでの「今の人気」を
打ち付けられた日だったと思う。

ツアーファイナルは、
今でも鮮明に覚えている。
真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われて、生配信もあった。
私は生配信を見ていた。
リーダー浦田さんが「発表があります!」
といって発表したのは
10周年になる翌年の
・アリーナツアー と、
・「初のアジアツアー」!!
鳥肌が止まらなかった。


世界へ行く彼らを見るのが本当に嬉しかった。


10周年のAAAは色んなことに挑戦してくれた。

New Year ライブ、
アリーナツアー、
アジアツアー、
富士急の野外ライブ、
男女別ファンクラブイベント、
ハワイでのファンクラブイベント、
7ヶ月連続リリース、
7ヶ月連続シングル買った人の無料招待ライブ。

そんな10周年にも
現実を叩きつけられたイベントがあった。
それは男女別ファンクラブイベント
「殿姫祭り」多分スタッフやメンバーにとってもかなりの挑戦したイベントだったと思う。

今では男性ファンはかなり多いが、
その当時、男性ファンは本当に少なく、
男性ファンがいると男の人いるよ!
ってなるくらいに珍しかったのだ。
だから挑戦だな、、と思った。
そして失礼だけど、案の定全く埋まらなかった。ライブハウスに半分いたかな?くらい。

後日談でメンバーの宇野ちゃんも
「男性ファンが少ないっていう現実も
ちゃんと知れた。」と話していた。


AAAはメガヒット曲は正直ないと思う。
恋音と雨空も、ヒットはしたし、
知ったきっかけを恋音と雨空の人は
かなり多いと思う。けど、
あの年はあの曲で溢れてたよね!!
みたいな曲はない気がしている。




恋音と雨空が世に出るまでに8年も活動している。
それまでにアリーナクラスのアーティストになっていて、
毎年紅白とレコ大に出ていて。
本当に凄いことだと思う。

AAAは「ファンとの距離」を大切に
「ライブ」を中心に活動しているアーティスト。
最近はソロも忙しくなったせいか、
少し変わってきたが
2017年辺りかな、、?それまでは
春夏秋冬で曲を出していたし、
毎年大きなツアーをしていた。
その彼らの努力の賜物だと思う。


2016年、そんなAAAの
大大ニュースがあった。
アリーナツアー「LEAP OVER」の
大阪公演だった(曖昧)気がする。
Twitterでファンの帰りを待っていたら、
目に飛び込んできたのは、
信じられない、とんでもないニュースだった。

「ドーム公演 決定!」

どんなに嬉しかったか。

私はそのドームの初日
11月16日東京ドーム公演に見に行った。


こんな広くて、大きい舞台に
あの7人が立つんだな。と思うと
緊張とドキドキで堪らなかった。


この日、当時の松浦社長が見に来ていた。
MCで西島さんが社長に向かって



「社長〜〜!!俺たちここまでこれましたよ〜!!!!!」

って叫んでるのが本当に感動した。
毛穴全部から涙が出たんじゃないかってくらい。

代々木公園で路上ライブをして
チラシ渡しても捨てられて、
それを拾う毎日だった彼らが
東京ドームで色んな人の生きる理由になって
舞台に立ってる姿を見たら
堪らないですよ。本当に。


でもまさか、その日が私の見る
7人最後のライブになるとは
思いもしてなかった。




New Year ライブがあり、私は
行けなかったので皆の感想見たら
超超久しぶりに歌う「HORIZON」を
やったみたいで
すごい久しぶりに歌うのやるな〜!!

そんな風にしか思わず日々が進んで
当たり前のようにきた1月12日
ファンクラブのメールからきた


「AAAから大切なお知らせ」


え?なに?なに?ってなった。
サイトを開くと
「伊藤千晃の結婚&妊娠、そしてAAA卒業」
の内容が書いてあった。
いつか、AAAが終わるまで7人だと
思っていたのであまりの突然の発表に
結婚妊娠という素敵な幸せな発表と
卒業という悲しすぎる辛すぎる発表に
涙が止まらなかった。


後で考えたらレコ大、紅白のあとの
写真で千晃がど真ん中で皆が
囲む形だったのも、
New Yearライブで《あんなにも一緒にいたからサヨナラは言わないよ》と歌う
「HORIZON」を歌ったのも
全てに繋がってしまった。


正直、私はこれからのAAAに
不安がいっぱいになった。
「これからAAAは続くのかな」
「6人はどんな気持ちなんだろう」
心配と、悲しさと、色んな感情になった。


そんな発表直後に最後の7人シングル
「MAGIC」でMステ出演が決まった。

初めて6人のパフォーマンスを見る。
心臓が張り裂けそうだった。

でもやはり彼らは10年以上もプロでやっている。そんな不安を見せずに、
なんなら、これからを楽しみにさせてくれる
パフォーマンスをしてくれた。


そして始まった6人初めてのアリーナツアー。
7人の期間の曲は数えきれない。
それを6人でカバーしあって歌って
MCも今まで以上に面白くて
宇野ちゃんがたったひとりでギターをもって
千晃ちゃんとの曲を歌った時は
目が腫れるほど泣いた。

そしてやっと安定してきて
"これからはこの6人で頑張っていくんだ"
と思った矢先


仕事の休憩中飛び込んだのは
「浦田直也 逮捕」だった。
あまりにも、目を疑うニュースだった。


絶望した。AAAも終わってしまうんだ。
これで。そう思った。

Twitterに書いた
メンバーひとりひとりのコメントが
重くて辛くて、涙が出てきたのを思い出す。


15年近く連れ添った大切な仲間が
事件を起こして、世間の印象も悪くなるし
きっとファンを離れた人も少なくは
なかったはず。
メンバーの気持ちなんて私には計り知れないし
予想もできない。

それでも彼ら5人は、
決まっていたファンクラブツアーと
ドームツアーを決行してくれた。


中止になると思っていたので
その勇気に本当に尊敬した。

浦田さんは昔からメインボーカルとして
歌う役割も多かったし、
リーダーとしてMCでも
まとめることが多かった。


そんな、大きな存在がいない5人のライブを
見るのが正直怖くて、不安だった。


でもそこには変わりない5人がいてくれた。
相変わらず面白くて、楽しいライブだったな。

(写真:FAN MEETING アリーナツアーにて)


ドームツアーでは「過去イチ」といっても
過言ではないくらい
ボリュームたっぷりで、愛に溢れた
ライブだった。

日高くんはライブの最後に

「まだまだ道の途中!AAAはまだ道の途中だから!!!」

たくさん、たっくさん言ってくれた。





"この5人なら大丈夫だ"
そう思ったドームのライブだった。
解散しないで。って強く思った
ライブでもあった。

しかし12/31、謹慎中だった浦田さんが
AAA脱退の発表。
分かってはいたものの。実際、現実になると
辛くて、たまらない感情になった。


そして目まぐるしく日は経ち
1/15が来た。

夜中だったな。"今日解散の発表をする"という噂が立っていた為、皆がザワザワしていた。

そんな0:30くらい。サイトが更新された。


「年内で活動休止」



解散じゃなかった安堵があった。
そしてメンバーひとりひとりのコメントがあった。あまりにも「AAAへの愛」に溢れていて、
夜中にずっと泣いてたな。笑
なんだか、そのみんなの文章を読んで
ホッとした。逆に活動休止の発表で
愛が溢れてしまうなんて思わなかったな。

そして最後のドームツアーの発表もあった。

今までの感謝と、愛を、沢山ぶつけよう。
そう思っていた。

しかし今年2020年は新型コロナウイルスに
振り回された。誰も責められない。
こんな大切なAAAの一旦最後になる年に
来ないでくれよ、、

そしてライブは延期になった。
来年以降のいつか。コロナが収束して
みんなが集まれるようになったら。


中止に、配信にしないでくれてありがとう。
休止中にライブがあるかもしれないっていう
なんだか不思議な感じにはなってしまうし、
配信でも見たかった気持ちはあるけど、
それでもまた、5人にいつか
会えると思うと凄く嬉しくなる。

9月14日、AAAデビュー15周年。
ファンクラブ限定の配信イベントがあった。
その日が2020年、初めてAAA5人の姿を見た。
久しぶりすぎて、なんだか緊張もあったりして。
でも見たらやっぱり変わらない5人に
安心もして。

そしてあっという間に近づいていく
12月31日。
もう明日になってしまった。


ひとりひとりの個性と魅力が輝いていて
全員が歌えて踊れて、抜群の面白さ。


私が知るのはAAAのほんの1部にすぎないけど
沢山の出来事があって、辛いことも、
楽しいことも、悔しいことも、
一緒に共有してきた気持ちでいる。


5年前の男女別ファンクラブイベントでは
ライブハウスも埋まらなかったのに
今年のドームツアーはチケットが
取れないくらいに成長していた。


すごいな、本当に。

2人メンバーが脱退して、
フォーメーションも歌割りも変わりまくって
大変なことが多かったり、
これからの将来のこと
ソロも活動が多くなり、それぞれに
夢も描く未来も増えたはず。

それでも今まで築き上げてきた
大切な大切な「AAA」を守り続けてくれて、
幸せな瞬間を沢山くれて
本当に本当にありがとう。

AAAと過ごして、生活の中心だった
この7年間は心から幸せで
私の大切な宝物のような時間でした。


ひとまず、15年間。
西島隆弘さん、宇野実彩子さん、日高光啓さん、末吉秀太さん、與真司郎さん、
オーディションから含めたらもっと多くの時間をAAAに費やしてくれてありがとう。
心からの尊敬と感謝を送らせてください。
そして本当にお疲れ様でした。

そして元メンバーの
伊藤千晃さん、浦田直也さん
素敵な愛のあるAAAを作ってくれて
本当にありがとうございました。

絶対また帰ってきてね!!!!!



青春でした。

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