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#本

著者と話そう 小池アミイゴさんのまき

 2月刊の絵本『はるのひ』の作者、小池アミイゴさんにお話をうかがいました。 新刊絵本『はるのひ』(徳間書店) Q この作品は、ことくんという小さな男の子がお父さんの畑からすこしはなれた森のむこうへとひとりで走っていく姿を描いた、小さな冒険物語です。道中、ことくんは何度もお父さんに「おーい」と呼びかけて、声が返ってくるのを確かめてから前へ進み、物語は終盤にかけてドラマチックに展開していきます。  この絵本の着想は、どうやって得られたのでしょうか。 A 7、8年前、大工をし

著者と話そう 菱木晃子さんのまき

 今回は、9月刊『おじいちゃんとの最後の旅』(ウルフ・スタルク作)を翻訳された菱木晃子さんにお話をうかがいました。 9月刊の児童文学『おじいちゃんとの最後の旅』 Q 菱木さんは、スウェーデンを代表する児童文学作家、スタルクの作品を20冊以上翻訳されています。日本でも5社以上の出版社から刊行され、大人気です。スタルクは、2017年に急逝しました。菱木さんは、スタルクと親しく交流されていましたが、どのような出会いだったのでしょう? A 最初に彼の作品を知ったのは、1980年