ところでイスパハンが食べたい

HとMの順番交換しました。

ということでMです日記です。

母の日に花瓶を買いました。

良い色です。
花瓶は福岡のガラス工房の作品です。
バラは確かエマ・ハミルトンという種類だった気がする。
オレンジと水色の組み合わせが好きで、良い贈り物をしたと見るたびに自画自賛しています。

昔、アンデルセン童話の「バラの花の精」が好きで繰り返し読んでいた。

【バラの花の精 あらすじ】
バラの花に住んでいる妖精は、夕暮れバラの花が閉じる時間を忘れて家から閉め出されてしまう。
仕方なくあずまやに行くと、若い恋人同士が別れ話をしていた。なんでも、娘の兄が意地悪で、若者と妹の仲を反対しているらしい。妖精は、娘の持っていたバラの中にもぐり込み話を聞いていた。
二人は別れ、バラの花は若者が持ち帰った。その帰り道で若者は意地悪な兄に殺され、死体は菩提樹の下に埋められてしまう。
妖精は兄の髪の毛にもぐり込み、家までついていった。そして、寝ている妹の耳元で殺人の一部始終を囁いた。
翌日、娘が菩提樹の下を掘り返すと夢の通り恋人の死体がでてきた。娘は恋人の首を持ち帰り、それを植木鉢にいれ、その上にジャスミンの木を植えた。そして悲しみにくれながら衰弱し、その鉢の前で亡くなった。
バラの精は蜜蜂の女王に兄を殺してくれるよう頼みに行った。
一方、ジャスミンの木にも妖精が住んでいて、その妖精は若者の首から生まれた。ジャスミンの精はバラの精が蜜蜂のところへ向かう間に、兄を刺し殺した。
蜜蜂の群れが兄と妹の家に到着し、ジャスミンの鉢の前で飛び回っていると、植木鉢が割れ中から若者の首が。
こうして、家を片付けにきた人々に、ことの顛末が明らかになるのであった。


こわ!!!妖精行動力ありすぎ、、、兄邪悪すぎ、、、。
全然何が言いたいか分からないし。

あらすじにするとめちゃくちゃ怖いのだが、描写はとても美しく、その対比でさらに美しさが際立っていた。バラの花びらの日に透けた薄いピンク色が、部屋に立ち込めたジャスミンの香りが、記憶のなかにある気がする。
岩波文庫のアンデルセン童話集に収録されていたと思う。
挿し絵も綺麗だったので、機会があれば是非。

アンデルセン童話がこのように残酷な描写が多々あることは結構有名だが、ロシア民話とかもめちゃくちゃで好きだ。だいたい、バカな三男坊が魔法でイケメンに変身→お姫様に見初められてハッピーライフ→意地悪な奴は四肢を各々馬にくくりつけられて市中引き回しの刑、みたいな感じ。身も蓋もない。

そんな物語を繰り返し読んでいた幼少期は、現在の私にどのような影響を及ぼしているのだろう。

以上






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