見出し画像

折りたたみiPhoneには「E Ink display」を採用か。

Appleも現在折りたたみiPhoneのプロトタイプがテストされていることが噂されていますが、そんななか他社メーカーと差別化を図るためにAppleは
「E Ink technology」 の採用を検討しているのではとの情報。

Kuo氏(おなじみのApple系リーカー)は、折りたたスマホのいわゆるカバーディスプレイ、表側の画面ですね、これにE Ink technology を採用するのではと言ってます。

E InkはLCD, OLEDとはまったく違うものです。
小さい一つ一つがon/offになって表示され、シンプルな白黒の画面を表示させます。

E Inkは再度書き換えを行う時にだけ電力を消費します。そのために、頻繁に表示を切り替えないような画面ではかなり有効になる。E InkはアマゾンのKindleとかで知られてると思いますが、電力を消費するのはページをめくった時だけです。

E inkはさまざまは場所で活用されていく可能性がある。例えばスーパーの商品棚の値札とか。ずっと同じものを表示するだけの物には最適なため。
しかしE inkは光を発せないために、暗いところでは読めない。それを埋め合わせるたにLEDライトを装備している製品もある。

しかし最大の弱点はリフレッシュレートの低さ。そのために動画やAppleのOSのUIによくみられるアニメーションなどには適していない。

折りたたみのAndroidスマホでは普通の有機ELが採用されています。大きい画面が必要のない情報を表示するために採用されています。例を挙げるとSamsung Galaxy Z Fold 3 は、
6.23インチの有機ELカバーディスプレイ(120Hz)を採用しています。

AppleはE Ink's Electronic Paper Display (EPD)を将来の折りたたみデバイスのカバーディスプレイやタブレットに採用を検討しているか。EPD は消費電力が低いために、これからカバーディスプレイや2つ目の画面が必要な折りたたみデバイスの主流になる可能性がある。

E Inkにはカラー表示できるものもあるのでこれをカバーディスプレイに採用することも検討しているとか。すでに Gallery 3 display で商品化されている。

Gallery 3は300ppiが採用されている。iPhone13の460ppiには及びませんが、それでもカバーディスプレイの表示なら問題はないでしょう。しかしいまだにメイン画面への採用については言及されていません。

複数の画面を持つ折りたたみデバイスにとって消費電力は大きな問題です。おりたたたみiPhoneをだすなら、iPhone 13 Proから大きく使用時間を減らすことはできないのでしょう。チップの進化だけでなく、ディスプレイの消費電力が気になるところだと思います。

折り畳みiPhoneの情報は何度も言われていますが、早くても2024年ということでそのデザインなどはまだ全く決まってはいない。Samsung, Motorolaなどの現在折り畳みスマホで頑張っている企業の製品から、たくさんヒントを得ることは間違いないと思う。

E inkが活躍できる場所は色々あるが、たとえばiPadのSmart Connector portを活用すれば、iPadケースの全面にアプリの通知、ウィジェットやステータスを表示できるようになるかもしれない。

いただいたサポートは次の商品レビューのために大切に使わせていただきます。