究極のパフォーマンスを体感せよ！Mac Pro M2 Ultraの全てが明らかに。

待ち望まれた瞬間がついに訪れました。Appleは2019年に発表された前世代のMac Proから4年後、ついにAppleシリコンを搭載した新しいMac Proを発表しました。この新しいMac Proは、Appleの最もパワフルなチップであるM2 Ultraを搭載し、PCIe拡張の柔軟性とパフォーマンスを組み合わせています。また、同じくM2 Ultraチップを搭載したMac Studioもアップデートされました。本記事では、2023年のMac Pro M2 Ultraの主な特徴や変更点について詳しく解説します。

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1. 新しいMac Pro M2 Ultraのリリース日

Appleは2020年6月にすべてのMacを2年以内に自社のチップに移行する計画を発表しました。この期限は2020年6月から2年後と解釈されるか、最初のM1 Macが発表された2022年11月から2年後と解釈されるかについては明確ではありませんでした。しかし、2022年12月のPower Onニュースレターで評判の良い情報筋であるBloombergのMark Gurman氏は、Appleが「スケジュール遅れ」していると述べていました。

しかし、Appleはついに追いついたようで、Appleシリコン搭載のMac Proがついに登場しました。新しいMac Proは、2023年6月13日（火曜日）から予約開始、注文して随時届けられる予定です。以前のWWDCでのMac Proの発売後、年末まで待たなければならなかったのとは違い、今回は待たずに購入することができます。Appleの公式ウェブサイトから新しいMac Proの予約注文を受け付けています。

2. 新しいMac Pro M2 Ultraの価格

Mac ProにはTowerとRackの2つの標準モデルがあります。

価格は以下の通りです。

• Mac Pro Tower, M2 Ultra, 24コアCPU, 60コアGPU, 32コアニューラルエンジン, 64GB統一メモリ, 1TBストレージ: $6,999/£7,199

• Mac Pro Rack, M2 Ultra, 24コアCPU, 60コアGPU, 32コアニューラルエンジン, 64GB統

一メモリ, 1TBストレージ: $7,499/£7,699

これに対して、Mac Studioは以下の価格帯で提供されます。

• M2 Maxバージョン: $1,999/£2,099 (以前は£1,999)

• M2 Ultraバージョン: $3,999/£4,100 (以前は£3,999)

• フルスペック時の最高価格: $7,999/£8,999 (以前は£7,999)

さらに、以下のようなさまざまな注文オプションもあります。

• 24コアCPU, 76コアGPUオプション: $1,000/£1,000 追加

• 128GB統一メモリオプション: $800/£800 追加

• 192GB統一メモリオプション: $1,600/£1,600 追加

• 8TB SSDオプション: $2,200/£2,200 追加

最終的なMac Proの構成によっては、最大で$12,299/£12,499になる可能性があります。

3. 新型Mac Pro M2 Ultraのデザイン

新型Mac Proは、デザインは変わっていませんが、これは良いことかもしれません。予想通り、新しいMac Proは2019年モデルと同じデザインを踏襲しています。

前回Mac Proを小型化した際に発生した問題を考えると、同じデザインを維持することは賢明な選択です。このデザインはPCIe拡張を可能にします。

4. 新しいMac Pro M2 Ultraのスペック

Appleによれば、2023年のMac Proは前世代のインテルベースモデルと比べて最大3倍の高速化を実現しています。4年も前のモデルとの比較なので、これは容易な比較でしょう。しかし、「Mac studioと同じチップ」というところがポイントでしょう。もちろん残念な方向で。

Mac Studioと同様に、新しいMac Proは最大192GBの統一メモリをサポートしており、Appleによれば「最も高度なワークステーショングラフィックカードよりも多くのメモリを搭載しており、他のシステムでは処理できないような負荷の高いワークロードに対応できます。」とのこと。すなわちWindwos採用のグラボのVRAMに比べて圧倒的にメモリ容量が大きい仕様なので、根本的にGPU性能を押し上げれると。

インテルベースのMac Proと新しいAppleシリコンモデルの主な違いは、すべてのMac ProがAppleの最もパワフルな24コアCPUを標準で搭載していることです。エントリーレベルモデルのコア数がわずか8である従来モデルとは異なります。

また、標準で最大76コアのGPUと、前モデルのエントリーレベルモデルよりも2倍のメモリとSSDストレージが搭載されています。

192GBのメモリを800GB/sの統一メモリ帯域幅で構成するオプションもあります。これにより、Appleは最も先進的なワークステーショングラフィックカードよりも多くのメモリを提供し、以前は不可能だったレンダリングが可能になったと述べています。Appleは「今や、すべてのMac Proには、Afterburnerカード1枚だけでなく、7枚ものパフォーマンスを持っています。」と述べています。

新しいMac ProとM2 Ultra Mac Studioは多くの共通点を持っています。例えば、両方とも同じメディアエンジンを共有しており、前例のない22の8K ProResビデオストリームを再生できます。

5. 新しいMac Pro M2 Ultraの拡張性

Mac ProとMac Studioモデルの違いの一つは、より優れたポートの選択肢を提供しているM2 Ultra Mac Proです。背面に6つ、上部に2つの合計8つのThunderboltポートがあります。これは半分の数しかなかった2019年のMac Proよりも向上しています。

さらに、3つのUSB-Aポート、8K解像度および最大240Hzのフレームレートをサポートする高帯域幅のHDMIポート2つ、10Gb Ethernetポート2つ、ヘッドホンジャック（高インピーダンスヘッドフォンをサポート）も備えています。

Mac ProとMac Studioの大きな違いはPCIe拡張です。PCIe拡張により、ワークフローに内部拡張を頼るプロフェッショナルユーザーもM2 Ultraを活用することができます。新しいMac Proには7つのPCIe拡張スロットが搭載されており、前モデルよりも2倍高速な第4世代の拡張スロットが6つ開放されているとAppleは述べています。

2023年のMac Proは最大6台のPro Display XDRをサポートし、Wi-Fi 6EおよびBluetooth 5.3に対応しています。

まとめ

ついに登場した新しいMac Pro M2 Ultraは、Appleシリコンの力強さを駆使してパワフルなパフォーマンスを提供しています。価格、デザイン、スペック、拡張性など、さまざまな面で進化しており、クリエイターやプロフェッショナルユーザーにとって待ち望まれたアップデートとなっています。

これでAppleは宣言通りに「すべてのMac製品をIntelから脱却させること」に成功しました。

「チップがかわらないんじゃ、Mac Studioでもいいんじゃないの？」

という声が聞こえてきますが。。Radeon GPUを今後搭載したりできないんですかね？

この記事では、新しいMac Proのリリース日、価格、デザイン、スペック、拡張性などの重要な情報を詳しく紹介しました。Appleの公式ウェブサイトから新しいMac Proの予約注文を受け付けていますので、ぜひチェックしてみてください。