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オフィスビル不動産で学んだこと8【プロがみたシェアオフィス】

おはようございます。とっくさんです。久々にプロ目線でのお話です。オフィス移転候補の中で、プロの目線から見たシェアオフィスについて書きたいと思います。

コロナでコスト圧縮の移転をしたいという企業が多数いる中でジワジワとシェアオフィスのニーズが出てきたのですが如何せん種類が多すぎてよーわからんという話を聞きます。

去年はあんだけ不人気だったWeworkが再評価されていたりと世の中の働き方やニーズは変わるもんだと思っています。


そもそもシェアオフィスの何が便利か

初期費用がオフィス賃貸に比べて安いという点と、オフィスに比べると圧倒的に諸設備が整っているという点です。オフィス賃貸の大きなハードルはいくつかありますが

・敷金や礼金など初期費用の多くて賃料の12ヶ月分とか掛かる
・内装費の高く、こだわると坪10万~20万円かかる
・原状回復費用の高さ、同上
・審査ハードルの高くて受かりにくい

一般賃貸はこんな感じのデメリットがあって、どうせコスト圧縮するなら割高だけど初期費用が安いシェアオフィスでええやんという企業が増えているのも事実です。

まぁ、この辺の価値基準は自分のnote読んでいる人はわかっている気がしますので端折りますね。

シェアオフィスの儲けのしくみ

ガッツリ転貸ビジネスです。通常の転貸スキームはビルを一棟超安く借りて、上乗せ家賃で入居促進するようなビジネススキームなのですが、シェアオフィスの場合はビルの一部を借りて、そこに付加価値をつけ、小さな個室をたくさんつくって各社に貸し出すモデルです。

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます