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移転/クラウド録画カメラの運用をしているセーフィーが大崎1,100へ拡大

パソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも映像が見られるクラウド録画カメラを運用しているSafie社がオフィスを移転する。

移転先は住友不動産が運営する大崎ガーデンタワーになると正式なリリースがあった。今回の移転目的は事業規模の拡大になり同社は長らく近隣エリアでオフィスを探していた。

会社概要と業態について

セーフィーは2014年創業の企業である。

カメラで撮影した映像データを、インターネットを介してクラウド上にアップロードし、パソコンやスマートフォンでいつでもどこでも確認できるような仕組みであるが、同社の特徴は自社でのカメラ開発はしておらずOSをカメラメーカーに無償で提供し、そこにクラウドサービスを録画の保存期間に応じて月額の定額制サービスとして提供している。

沿革
2017年には事業会社大手5社と資本業務提携9.7億円の資金調達を実施、2017年クラウド録画サービスシェアNo.1獲得するほどの急成長をした。

2019年にはキヤノンマーケティングジャパンからの追加出資により資本業務提携強化、セコムと資本業務提携、NTTグループより資本調達、三井不動産と業務提携など数々の資金調達や資本業務提携を結んでいる。

2021年にはSafie のAPI公開を行い、その年に東京証券取引所へ新規上場を果たす。

セーフィーの取り組みと事業拡大

同社の取り組みは3つの軸に分かれる。1つはSafieに対応したカメラを増やすことである。Axis Communications/VIVOTEK/など市販のカメラにセーフィーのファームウェアをインストールすることで対応カメラが増えればその分顧客の選択肢は増える

1つはクラウドプラットフォームとしてのプラットフォーム強化である。これは映像データを扱っている観点から高度な安全性をもったプラットフォームを構築することが重要な指標となる。

もう1つは、Safie Viewerである長期的には映像を見る以外にもAIを利用した分析や学習が可能になり、映像プラットフォームの今後の肝になってくる可能性も高い。

映像のデータ化・既存ツール・AI・解析技術とのデータ連携・街のデータ化といった中長期的な未来が見えてくる

移転の目的と背景

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます