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人工知能やデータ分析企業、フライウィール半蔵門のWeworkから虎ノ門ヒルズへ

データ及び人工知能を活用したサービスソリューションの提供を軸としているフライウィール社が、半蔵門PREX SouthのWeworkから虎ノ門へ移転する模様である。移転先は虎ノ門ヒルズビジネスタワーの一部へ入居する模様。

会社の概要や業態について

フライウィール社は2018年2月に設立の急成長ベンチャー企業だ。AIやデータ分析を活用してクロスクラウド/マルチクラウド上にバラバラに保存されているデータを、横断的に活用できるようすることを強みとしている。

社内に眠っているマーケティングデータや外部ツールで取得したデータをA統合させ最適化してアナリティクスできるツールの提供など行う。データの切れ端を使える情報に可視化することが可能になる。

また、同社はGAFAをはじめとするインターネットテック系企業出身者が多く、その中でも日本人の多い環境でのスタートアップとして注目を浴びている。

移転元のビルについて

移転先の半蔵門PREX SouthはWeworkが一棟借り切っているオフィスであるビル自体は、住友商事が東京都千代田区麹町2丁目に新設した地上13階建てのオフィスであるが、そのすべてをWeworkが借り上げている。近隣に半蔵門PREX Northもある。

■Northはフロア数:13フロア(1-13階)デスク数:919デスク
■Southはフロア数:12フロア(2-13階)、デスク数:1,083デスク

と大量なデスクスペースを要しておりWeworkとしては多くの席数を確保していかないとならない拠点の一つである。

リモートワークなどで出社比率が下がり固定費圧縮のための移転ではWeworkを選ぶケースは非常に増えている。坪単価としての固定費は上がってしまうが設備投資が少なくて良いという評価やデポジットの少なさがその理由だ。しかし、過去移転した際に生じる内装費用の償却、物件によっては解約予告期間内の現オフィスの賃料など二重に家賃が掛かるケースがある。

移転だけが最適解ではないという話もある。

コロナ前は東京都渋谷区渋谷2-16-1 Daiwa 渋谷宮益坂ビル 11階である。

元々は日石不動産が所有運営管理していたものであるが、その後大和リアル・エステート・アセット・マネジメントによって運営・管理される事となった。フライウィール社は同ビルに移転を行ったのは2019年の年末である。コロナの影響で約1年足らずでのオフィス移転を選択することとなった。

移転先について

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます