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移転/建築材料・住宅設備機器業界最大手のLIXILが本社を売却と移転

100年以上の歴史を持つブランドを展開し、長きにわたる信頼と実績を重ねる建築材料・住宅設備機器業界最大手であるリクシルがオフィスを移転する。移転先は品川・大崎に位置する大型オフィスビルの一角を利用する形になる。

移転先は住友不動産大崎ガーデンタワーである。

会社概要と業態

LIXILの中核事業会社である、株式会社LIXILは2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー、トステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生した会社である。

しかしその、会社の歴史は古い。同社の沿革を見ると以下のような流れになっている。

1923 潮田竹次郎がトステムの前身、木製建具小売の妙見屋商店を設立
1924 伊奈長三郎がINAXの前身、伊奈製陶株式会社を設立、タイル、陶菅、テラコッタを製造
1949 潮田健次郎が株式会社LIXILの前身、トステム(当初社名は日本建具工業株式会社)を設立

LIXIL自体の事業も複数あるが主に、住まいの夢を実現する製品やサービスを複数運営しているという強みがある。ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業、住宅・サービス事業等である。

ウォーターテクノロジー事業は、お風呂やトイレ、そしてキッチン用品などの水回りの扱い、ハウジングテクノロジー事業はインテリアやエクステリアを主に窓や玄関ドア、エクステリア製品、インテリア建材などを手がける。

またビルディングテクノロジー事業はオフィスビルや事業用ビルのサッシやカーテンウォールなどを扱う。

移転の背景や目的

LIXILが推進する働き方変革に合わせ、より小規模で人をつなぎコミュニケーションが生まれる場となるようカスタマイズされたオフィス環境を整えることを目的としている。

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