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親の老いと認知症。

こんにちは、浜松市天竜区佐久間町の オールディーズが大好きな理容師の 乗本和男 です。

今日は2ヶ月ぶりに、特別老人ホームにヘアーカットに行って来ました。今回行って感じたことがいっぱいあるんです。それは自分のお客さんだった人が増えていたことです。

もちろん、この特別老人ホームだけではないので、他の方に入居していたら会うことはないのですが、僕がヘアーカットに行く施設には、よく知っているおじさんやおばさんがいるんですよね。

やはり特別老人ホームに入れる人は、自分の力では日常の生活がままならない人でないと入居ができないんです。ですから身体の障害の方もみえますが、ほとんどが認知症の方です。それだけに、思い出を話すのは、難しいことなんですが、不思議に「ノリモトだよ!覚えてる?」っていうと、「うん」と頷く人が多いんですよね。

実は今日も、そんなお客さんを施設で見つけました。元気に自分で店に来店してくれたことを思い出すと、涙が出て来ますが、でもそんな思い出を少しは記憶にあるのか、僕の方から尋ねると知っているよっていう人が多いんです。

それが本当でなくても嬉しいので、ヘアーカットをしながら、ずっと来店の時に話したことを呟いているんです。でももう会えないと思っていたおじさんにこの場所で会えるのは、本当に嬉しいんですよね。

そんな特別老人オームで、ヘアーカットを終えてから、今度は母親を連れて、物忘れ内科に診察に行って来ました。母親もコロナになり、それからというもの、どんどん認知症が進んでしまい、最近では、歩くこともままならなくなって来ました。

一緒に特別老人ホームにヘアーカットに来ていた時には、「自分も他人ごとではないから認知症に気をつけないといけない」なんていっていたんです。でも気をつけていてもこうやって認知症になるのが、認知症なんでしょうね。

症状が進むと、やはり目つきや態度が変わってくるんです。それでも店のタオルをたたんでくれたりはしてくれるのですが、こちらが言わないと、なんでも自主的にできないんですよね。

そして見るたびに老いが加速しているのがわかります。自分もいつかはこうなるかもしれないのですが、その老いに負けないように、楽しめる人生を歩んでいけたら嬉しいです。兎に角、母親を一生懸命にみてくれる陽子に感謝です。

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