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焦る夏、再び《詩》

君の学費で お医者様育ててるんだよ
という 学校に入った過去
急な転校でやってきた 新天地
世の仕組み 硝子の十代 知った気になる

もしかすると どの分野でも重なるのかな
という 単純すぎるメロドラマの涙腺
断固として 軽やかに拒否し続ける 爪楊枝
再び焦る夏 「だから」まだ大丈夫という

ハンダゴテ 間とつなぎめ 気にならなくなったら
もっと自由で 縛りもなく打算的でもない世界線
どう観ても聞いても 生の感性そのまま無数値化

人間棒ハンダの気持ち 知ってるのかな

文字化脚注的エビデンス そんなに大事なのか
まだそんな脳しかなくて どうしたらいいんだろ
生贄は鮮魚コーナー伊勢海老 とどのつまり

有機ブルーベリーソルベ スイで割る午後
オーブントースターの前 プラ板アクセの番
こどもの自由工作 口と勘だけ出す母親

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