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夏詣ドライブ 《詩》

想像上のモン・サン・ミシェルみたい
シュロの木の下 赤い果実洗う小鬼たち
つかのま夜市の気分で 弓矢と皿放つ 

誰に見せるわけでもない クレヨン落書き
そのまま書写するように 踏み出してみる
実線のビートと波 たまに重なりながら

言葉の渋滞 サラサラ流してゆこう
永遠の調律 たまに来るその瞬間
途切れながらも いつまでも続くだろう

私の勘は有効なのか そんなの自己責任
だからこそ尊いのだろう 勝手に友好だぜ

漆黒トンボに誘われ 静寂の水源めぐる
高い杉見上げると 親白鷺戻ってきた
福銭返し 缶ビールに肉汁メンチカツ

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