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#6 あなたも資産運用で自由になれる!〜早期退職とFIREとHybrid FIRE〜

「あなたはどう生きるか」

考え方や生き方が多様化する中で、新たなライフスタイルとして注目されているのがFIREという生き方です。

FIREとは経済的自立(Financial Independence)と早期退職(Retire Early)という二つの言葉の頭文字から作られた言葉です。 アメリカ発祥の考え方で、若いうちにリタイア後の生活費を補える分を貯蓄して、資産運用による収益を得ながら経済的自立を目指すことを指します。

大好きな仕事に就いている方にとっては早く仕事を辞めるとなると生きがいを失ってしまうのではないか企業などに雇用されて働いている方にとっては定年退職をして収入が無くなった場合に老後資金がいつか不足するのではないかと漠然とした不安を抱えている方が多いようです。

ここでは、早期退職とFIREとHybrid FIREのライフスタイルの違いについて説明します。

■早期退職とは
①早期退職制度とは、定年前に従業員が組織を退職できる制度のことをいう
②恒常的に従業員が応募できる制度で、「福利厚生」としての意味合いが強い
③一般的に応募者には「退職金の割り増し」や「再就職支援」などの優遇措置が用意されている

■FIREとは
FIREとは、「経済的な自立と早期リタイア」を目指す生き方を指します。

元々は欧米を中心に流行していた考え方ですが、日本でも注目されるようになりました。

今までの日本では、定年まで働き続けることが当たり前で、早期リタイアという考え方はあまり馴染みがありませんでした。

しかし最近では転職する方が増えたり雇用形態も多様化するなど、働き方の概念が変わりFIREもライフスタイルのひとつとして注目を集めるようになってきました。

■従来の「早期リタイア」との違いについて

FIREも従来の早期リタイアも、より自由なライフスタイルを送ること望んで、定年を迎える前にリタイアする点は同じです。

FIREが従来の早期リタイアと大きく異なる点は、ビジネスで大成功を収めたり莫大な遺産を相続するなど一生暮らすのに困らないような億万長者になることがリタイアの前提にはなっていないところです。

FIREにおける経済的自立とは、資産運用が前提とです。若いうちに働いて投資元本を蓄財て、運用益で生活ができる目途が立ったタイミングでリタイアをします。

1年間に必要な生活費は人によって異なります。例えば、マイホームやマイカーやブランド品などを所有することにあまり魅力を感じず消費をしない生活で満ち足りる方は、FIREを実現するまでのスピードが早くなるといえます。

なお資産運用を前提としない従来の早期リタイアの場合は、リタイア後はほぼ貯蓄を取り崩して生活することになります。長く生きるほど資産が目減りしていきますので、老後に資金が底をつくことのないよう、より多くの資金を用意する必要が出てきます。

繰り返しますが、FIREとは資産運用を前提としたリタイアのことをいいます。希望するライフスタイルによっては億万長者でなくともFIREを実現することが十分可能です。毎年、運用益の範囲内で生活をしてなるべく投資元本を減らさないようにすることで、長生きリスクにも対応することが出来ます。

■ Hybrid FIREとは
それではいよいよ、私たちが提唱する新しい生き方であるHybrid FIREについてご説明します。

Hybrid FIREとは、経済的自立と早期退職を目指すと共に好きなことや得意なことを仕事にして愛する人と幸せな人生を送るライフスタイルのことです。

■ Hybrid FIRE実現のカギは「4%ルール」

それでは、 Hybrid FIREを実現するためにはリタイアの時点でいくら資金を用意する必要があるのでしょうか。その金額を決定する方法のひとつとして「4%ルール」というものがあるのでご紹介します。 「4%ルール」は1998年に米トリニティ大学の研究グループによって導き出されました。これは、毎年、資産運用額の4%未満を生活費として切り崩していれば、30年以上が経過しても資産が尽きる確率は非常に低いという内容です。ただしそれでは反対にいえば亡くなった時に多額の資産を残す可能性が90%もある(詳細は割愛)為、実際にはもう少し使うことができるといえるでしょう。

そもそも4%ルールは米国で導き出された方法で、米国株式市場の成長率7%とインフレ率3%の差に基づいている為、米国の株式であるS&P500を中心に資産運用を行うことで、年間4%程度の利益を見込むことができるという、米国の経済史から生まれたルールです。

つまり資産運用により資産が年間4%増える為生活費などの年間支出をこの4%以内に抑えることができれば、資産は目減りしないことです。

ただし、米国と日本ではインフレ率に差があるなど状況が異なる部分もあります。

そのため4%という数値を用いることが本当に適切であるのかについては議論の余地がありますが、例えばリタイア後に4%の運用益を毎年確保できるとした場合、資産を5,000万円準備した上でリアイアすれば、運用益は年間200万円です。

もしも年間支出を200万円以内に抑えることができれば資産を減らさずに翌年以降も5,000万円の資産を元手に運用を続けることが可能です。

※総務省の家計調査報告によると2020年の単身世帯の平均支出は年間約180万円

4%ルールで考える場合、リタイア後の想定支出額の25倍の資産を準備する必要があるので、180万円を25倍した4,500万円が必要ということになります。

4,500万円を年間4%の利回りで運用して180万円の収益を得れば、支出額と同額になります。

ただし、4,500万円もの資産を準備するのは難しいと感じる方も多いでしょう。そのような方には私たちが提唱する Hybrid FIREがお勧めです。

Hybrid FIREとは生活費の全てを運用益のみで賄うのではなくて、資産運用をメインにしながら、副業などの収入とあわせるライフスタイルです。例えば、リタイア後も週に何日か自分の好きな仕事をするなど、ある程度の収入を継続的に得ることを前提にすれば目標金額を大幅に引き下げることができます。

仮に月に10万円稼ぐことにすると年間120万円になります。するとリタイア後に運用で得る金額は180万円ではなくて120万円を差し引いた60万円でよくなります。こちらのケースの場合は、リタイア時に必要な資産は、60万円を25倍にした1500万円となります。いかがですか?
あなたもできそうな気がして来たのではないでしょうか。

■必要な資金を計算する

Hybrid FIREを実現するための最初のステップとして、まずはリタイア後の生活を想定して必要な資金を計算していきましょう。


■投資スタート

必要な資金額を計算したら、その金額を用意できるように投資をスタートします。

早くから投資を始めて長期的な視点で運用をすることで複利の力で資産を効率良く増ことができます。 Hybrid FIREをより早く達成する為には投資は少しでも早く始めましょう。

■投資の種類投資
投資には、株式や投資信託や不動産など様々な種類があります。特徴やリスクの度合いは投資の種類によって異なるため、許容できるリスクと得たいリターンや期間によって決めるといいでしょう。

Hybrid FIREを実現するためにも投資を行う際は投資の種類による特徴の違いをしっかりと理解した上で過度なリスクを取らないようにしましょう。相場格言を載せておくので読んでみてください。あなたの助けにきっとなるはずです。
私は、相場格言と会社四季報が大好きです。


最後に投資に絶対はなく、損失が出て資産が減る可能性がある点にも注意してください。

FIREを前提とする資産形成の場合は「積立投資」がおすすめです。

FIREを目指す方におすすめの投資方法のひとつが積立投資です。

積立投資とは、金融商品を一定の金額で定期的にコツコツと購入する投資の手段です。具体的には株式や投資信託といった金融商品を定期的に購入していきます。

■積立投資とは
積立投資とは、投資の初心者にも始めやすい投資方法です。特徴は次の通りです。

①少額から手軽に始められる
②購入するタイミングに悩まない
③時間分散によってリスクを低減できる

積立投資の場合、少額からコツコツと投資することが可能です。まとまった金額を用意する必要がないため投資をスタートする時点でのハードルもとても低いといえるでしょう。

初心者でも始めやすく、長期間投資を継続することで、複利効果で効率良く資産を増やすことができます。

例えば毎月10万円を積み立てるとします。年間4%の利回りで20年間継続すると、積み立てた投資元金は2,400万円ですが、最終的な積立想定金額は約3,650万円になります。このように、複利の効果によって資産を増やすことが十分に可能なのです。

■まとめ
積立投資をはじめとする長期投資は、  HybridFIREなど中長期的な視点で資産形成をしたい方に適した投資方法です。

また積立投資では、金融商品を購入する頻度や金額をあらかじめ決めておけば、その設定通りに自動で買付が行われます。

そのためうっかり買い忘れることもなく買付のタイミングに悩んだり注文の手間をかけることもなく、投資を続けることが可能です。

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