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で、私ってなんだろう?

前回のこちらの投稿に引きつづき、HSPを取り上げていきます。

セルフチェック

前回の投稿でも最後にご紹介した、こちらのHSPのセルフチェック。こちらのテストを大雑把に解説すると、スコア=(HSPの気質ポイント)ー(非HSPの気質ポイント)となっているようです。


私の診断結果は、スコア:83、HSP度【中】
最初の感想は「あ、はい。…え、みんなそうじゃない?」
まだまだ、半信半疑。


HSP度【中】の見る世界



回答を進めていく中で、自分の中で発見があった設問を紹介させてください。こんな風に世の中を見ている人もいます。


『時々、芸術作品を観ていて、喜びで胸がいっぱいになることがある』『美しい音楽を聴くと、興奮する』『美しい自然を見ると、心のなかが歓喜の声でいっぱいになる』 … 私、芸術が好きなんです。美しいものが好きなんです。でも、今までは趣味嗜好の違い程度だと思ってた。感動した芸術作品を見たときには、時間を忘れて見入ってしまうし、素敵な音楽に出会ったときには、永遠にリピートしてる。美しい自然を感じたときには、この景色を永遠に見ることは叶わないこと、写真ではどうしても表現できないことに悲しくなって。周囲の人に薦めても、同じ熱量では共感してもらえないし、ロマンチストだねで片付けられて、淋しいこともあった。「そういうことじゃなくてなんで分かってもらえないんだろう?」「まぁ、だけど人それぞれだしね。でも、ちょっとわたし異常かな?」って。
『常にアンテナを張っていて、周囲の人がどんな気持ちでいるか察知することができる』 … 分かり過ぎて苦しかった。幼い頃から「あ、この子とあの子、本当は仲良くないんだなぁ」とか、「あ、この子、あの子のこと好きなんだ」とか。恋のキューピットになって一役買ったこともあるけど、いいことよりも、自分の心が疲れちゃって、悪いことの方が多い気がした。『知らないほうがいいこともあるのに、どうして気がついちゃうんだろう』ってシャットダウンする術も身に付けた。自己防衛。進化した。
『大きな音・強烈なにおい・鋭い光をひどく不快に思うことがある』… 幼い妹弟が多かったからなのか、赤ちゃんの泣き声は全く気にならない。だけど、「くさい、うるさい、まぶしい」には敏感で、不快感が嫌だった。どうしても突発的に嫌だと反応してしまうから、「うるさいから音小さくして」「まぶしいから早く消して」って語感が強くなってしまうことも。余裕ないなぁって反省したり。
『お腹が空いたり、寒いと感じたりしたとき、そのことがなかなか頭から離れない』… これは、本当に共感。そして気質だということに少し心が救われた。お腹が空いたときや寒い時はずっと「あー、おなかすいた」「さっむ」って無意識に連呼。「もう、分かったってば」って言われても止められない。自分ってなんて子供なんだろうって、本気で悩んでた。
『遊園地・ショッピングセンター・スポーツイベントといった非常に刺激の多いところに行くのが好きではない』… これは、実は好き。絶叫系は得意ではないけど、遊園地は楽しいし、買い物も好き。スポーツ観戦で盛り上がるのも好き!ただ、必要以上に疲れちゃう。人や視覚的情報の多さから「遊ぶ・買い物をする・観戦する」の本来の目的以上にエネルギーが奪われる。好きだから行きたいけど、どっと疲れるのが目に見えていて、億劫になっちゃう。
『テレビなどで暴力シーンを観ると、その後何日間も影響されてしまう』… 小学生でも見られるようなアニメや映画でも、暴力的なシーンは本当に無理。何日間も影響はしないけど、夢に出てきそうな気はするし、何よりも見た瞬間の、胸のあたりに湧き上がる気持ちの悪さがどうしても苦手。


当てはまらなかった方には、理解しがたいかもしれません。


『”喜びで胸がいっぱい”って大袈裟じゃない?』『”頭から離れなくなる”ってそんなことあるかぁ?』なんて思われるかも。


むしろ自分が一番そう思ってきたし、変だなって感じてきた。


だけど、客観的に言語化してもらえただけで、「自分だけじゃないんだ」「無理に直さなくても気質として受け入れてみよう」と思えるようにもなる。それだけで、少し世界が軽やかに見える。


当たっているのかもしれないぞ…?


HSP度【中】ってつまり、当てはまらい点ももちろんあるわけで。何度も書いていますが、私はずっと「分かるような分からないような」。(こうやって気になるとずっと思考しちゃうところ。HSP出てますね)

みんな診断結果に大差がないのではないかと疑って、周りの人にもセルフチェックをやってみて欲しいとお願いしました。


すると結果は、HSP度【低】。ほう。


違う結果が出た。しかも、いつも私に対して『そんなに深く考える?!』『そんなこと気にしなくていいよ~』といってくる人たち。反対に私は、その人たちに対して、『なんで相手の気持ちに気がつかないんだろう…?』と思う節がある。確かに、HSP度低いかも。当たってるのかも、この診断。


さらに分類

実は、HSP。それだけで終わりではなく、更に細分化されるみたい。

HSP(*内向型HSP)『刺激に対してネガティブ・内向型』:全HSPの7割位
〈特徴〉 深く物事を考える・強く共感する・5感に鋭い・刺激に敏感
HSS型HSP(刺激追求型HSP)『刺激に対してポジティブ・内向型』:全人口の6% / HSPの中で3割程度
〈特徴〉HSPの特徴は持ちながらも、好奇心旺盛で行動力ある。

HSE

HSPの特徴は持っているけど、人とのかかわりを求めるタイプ。

HSE:Highly Sensitive Extroversion(⁂外向的・社交的HSP)『刺激に対してネガティブ・外向型』:かなり少なめ
HSS型HSE『刺激に対してポジティブ・外向型』



*内向型:一人の時間でエネルギー回復する。人と関わるより一人の時間が必要。

⁂外向的:外に意識を向ける。人との会話が好き。人と何かをしたい。協調性求める。



おやっ…HSEっていうのがあるみたい。HSPの特徴は当てはまるけど、人との関りが好きっていうところでは、私はHSEなのかもしれない。

全人口の5人に1人がHSPであり、その中でもかなり少数派のHSE。私が変っていると思っていたのは、この数字の小ささにも表れているのかも。そう感じて、更にHSEを深掘ってみました!





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