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タイ新生活はじまりました。

こんにちは、タイ駐在帯同中のさといもです。
先月、無事にタイへ到着し、新生活が始まりました。

わーいようやく二人暮らしだ~!と喜んだ矢先、夫がコロナに感染してダウン。病院に連れていき、その後しばらく自宅療養をしながら「頼れる人は本当にお互いしかいないんだ・・・」と心細くもなったけど、無事に完治し(私は無症状ですんだ模様)、ある意味忘れられないスタートになりました。

おしゃれなカフェレストランでタイフードやドリンクを楽しんだり、
避け続けてきたドリアンについに挑戦してみたり、
駐妻アカウント(!)でインスタデビューしてみたりしながら、
数週間過ぎました。私なりの気づきを記してみます。


タイでの駐在員家族の生活は、とても便利で快適だなと思います。
セブンやファミマなどおなじみコンビニもあるし、ショッピングモールへ行けばほぼ何でもそろい、スタバ・ユニクロ・無印良品・・・日本と変わりません。
運転手さんやホテルの送迎サービスを使えば、安心して目的地に行けるし帰ってもこれる。
ルームクリーニングが週3回、タオルは交換してくれるし、排水溝も掃除してくれる。クリーニングも使えるからアイロンがけ不要。
毎日の朝食ビュッフェやルームサービスを使えば、引きこもったままでも美味しい食事をいただける。(そして日本より安価)
「タイに行ったことがないし、東南アジアって大丈夫?心配・・・」な方でも、きっと快適に生活できる環境は整っているんじゃないかなと思います。

そして、なによりも「タイの人の温かさ」です。
「微笑みの国」と言われるだけあって、みなさん笑顔が素敵。
スーパーのセルフレジでうまくいかなくて固まっていたら、近くに来て助けてくれたり、袋詰めを手伝ってくれたり。(もたもたしてもいいんです!)
屋台でご飯作ってくれたおばちゃん、タイ語だから何言ってるかわからないけど、声をかけてもらったらなんか元気になる。
多様性に寛容なお国柄、外国人の私がふらふら歩いていても、周りからじろじろみられることも、避けられることもない。
ヨソから来た者にとって、これほど救われることはないのではないかと、しみじみ感じます。

きっとタイは、海外駐在帯同生活の中でもかなり恵まれた環境です。
ではそんなタイで”私”がゴキゲンでいられるためにはどうしたらいいか?
数週間過ごして分かったことは”快適便利でおしゃれな暮らしに浴しているだけでは、私は喜ばないんだな~”ということでした。


日々、タイでの生活を立ち上げつつ、目星をつけていたおしゃれカフェをめぐったり、めちゃめちゃ雰囲気がいいレストランでシーフードを食べたり・・・楽しいんだけどなんとなくしっくりこない、どことなく空虚な感じがしました。
・・・私が好きなタイって、私が好きな日常って、こんなだったっけ?


私が好きなタイは、たくさんの地のものがそろう青空市場、裏路地にある屋台、どこにでも当たり前のようにはべっている犬、無事にたどり着けるかちょっと不安な乗り合いバス、タイのおかあさんの笑顔・・・

私が好きな日常は、自転車やバスもあるけど時間がかかってもとことこと歩くこと、気になる食べ物や飲み物を「一つ」買ってみること、なんてことない街路樹や道に生えてる植物を愛でること、道端の変なポスターや変わった落とし物などきっと自分しか気づいていないであろう小さな発見を楽しむこと。自分が心地よく感じることに忠実に、自分の手や足を動かして、ちまちまと暮らしを作っていくこと・・・


ためしに、日本人がよく集まるエリアから離れて、昔ながらの下町エリアをふらふら歩いてみたら、身体中が喜びでいっぱいになりました。
市場では、無造作に並べられた野菜や果物たち。名前のわからない魚。
露店の、味が想像できないピンクや黄緑のお菓子や飲み物たち。
修理屋さんでしょうか、何かわからない塊をガンガンたたいてる真っ黒い町工場、かと思うと突然、金ぴかぴかのお寺。
ただ通りをねりねり歩いただけで、とても充実した一日になりました。


ホテルの送迎サービスやGoogleMap、ブログ情報を上手に活用しつつも、自分の手足を動かして生活をつくっていく。自分が喜ぶかどうかを大切にする。自分の違和感はスルーせず、そして好奇心に素直にしたがってみる。

このことに気づけたことは、これからの長い長い駐在帯同生活をおくるうえで、大切な財産だなと思いました。自分でたどり着けたことが嬉しいです。


書き記さなくも、忘れられないような体験を、いっぱいいっぱいしよう。
そのため、明日もとことこ、いろんな通りを歩いてみよう🙂と思います。



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