見出し画像

リアル70年代〜洋楽女子話⑭76年ブラック

音楽とは腐れ縁だったかもなぁ、と。
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくはく無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)もある…。

なかなか、進まない中学時代。
今さら生き急いでる私は、焦るけど。笑
76年あたりの、ジョージ・ベンソン、
ボニーMとか。

76年、77年あたりにヒットしたり、聴いたブラック系のアーティストも、まあまあいた。少しずつ普通のポップチャートにも、ブラック系が増えた時期。
オハイオ・プレイヤーズとかも、アメリカではヒットしてけど、日本のラジオで聴いた記憶が、あまりないなぁ。
で、その後は映画「サタデーナイトフィーバー」の時期。
世界中で、ディスコが流行り、ディスコに合う音楽をレコード会社も出し始めた時期でもあるかなぁ。

ジョージ・ベンソン

ジョージ・ベンソンは、76年アルバム
『Breezin' 』もヒットして、シングルの
『This Masquerade』(邦題マスカレード)も日本でもヒット。かなりオンエアされてた。が、好きになるレオン・ラッセルの曲とは知らず、あまりハマらなかったかなぁ。

JAZZのギタリストだとは知ってたし、この曲はJAZZっぽさはあるけど、アルバムは、JAZZ色薄くて、ストリングス多用な感じとか、クロスオーバーし過ぎてて、イージーリスニング寄りに感じたかなぁ。笑
歌もギターも良い感じなんだけど、全体にメロウ過ぎ?て、あまり私の好みには合わなかった感じかも?
曲としては、『Six to Four』は好き。
ベンソンの、丸くて優しいギターサウンドじゃないけど。リズミカルな曲が好きなのか?私、ってなるけど。

何せ、この話の⑫にも出てくる、JAZZオタクかつ、自分でもウッドベース、サックス、ギター(アコースティック)を弾く、叔父さんから色々と聞いて、JAZZの人らの、それぞれの立ち位置なんかは、わりと知ってたし。笑

ブラコン時代


で、その後の、ブラコンと呼ばれるようになった時期の曲のほうが、好みだったかも?
『Turn Your Love Around』とかのほうが、好きだった。
って言うと、ジョージ・ベンソンファンに怒られそうだけど。笑 
彼も、まあまあ男性に人気だった気がする。

で、まさか、この曲が日本のヒップホップ曲『DA.YO.NE』に使われる日が来るとは…笑だった。
無断だったのも、作曲したビル・チャンプリンが、来日した時に聴いて発覚したのも、面白過ぎる。笑
ヒットしてなかったら、気づかれずに済んだんかも?笑
ヒットもしたし、つい歌ってしまう、中毒性はあるわ〜。

関西だったから関西弁バージョンの『SO.YA.NA』も、聴いたなぁ。 
今田耕司、ヒガシノリと一緒に歌ってたのは、武内由紀子。
懐かしい、大阪パフォーマンスドールやったんやなぁって、思い出した。
実は初期のメンバーには、知り合いの子も入ってたし、東京パフォーマンスドールには、今や大女優な篠原涼子もいたし。
なかなか面白いグループかも?って思ってたんだけど。

この『Feel Like Making Love ·』
は好き。ロバータ・フラックとか、色々な人もカバーしてるJAZZの曲。
彼のは、リズミカルに早いテンポで、フュージョンより、ダンスナンバーなアレンジ。ホーンとかも入ってるし。

で、ディスコ好きの私は、ベンソンなら、この曲『Give Me The Night』

80年リリース。クインシー・ジョーンズが制作だから、このテイストになるよね〜?の仕上がりで。笑
イントロで、すぐに曲がわかる。ベースも大好きな感じだし。ホーンも良い感じ。JAZZでは全くないけど。
ずっと流れる、チャンチャンってリフ?がもう頭から離れない。笑
この曲も、いまだに、ちょこちょこアメリカの映像作品でも流れるから、愛されてるのかなぁ…とはなる。 
結果、私はそれなりに、かなりジョージ・ベンソン好きな人だったんかも?笑 
ジョージベンソンは、なんやかんやで、音楽がオシャレな感じだったなぁ。色んな意味で。

ブルーノートのライブ


後にblue noteの店が、日本にも出来て、偶然チケットも貰ったから、彼のライブも観に行きましたよ〜。
オープン直後だったし、大人なイメージだったから、ビシッと服装もキメて行きました。髪型もワンレンだったし。笑
料金も、なんだかんだで、まあまあ、お安くはなかったしね。
ボディコン的だけど、丈長めのブラックのワンピドレスに、叔母から貰ったファーのコート着て。
電車に乗って行ったから、ちょっと、かなり車内では浮いてたな。あんなところに行くには、リムジンかなんかで、乗りつけないとアカン!笑
場所が場所だから納得だけど、まさかの阪神さんがやってたとは。あの?阪神タイガースやってる、阪神電鉄だから。笑 
ちなみに、私も虎ファンではある。
で、今は看板はビルボードになったし。

演奏は変わらず、あの丸くて優しいギターの音。ちょっと昔懐かしい、JAZZギターと言えば…の音な感じ。
で、当時愛用してたギターを調べようとしてたら、日本のアイバニーズしか出てこない。マジか?ってなって。
ウェス・モンゴメリーとかの系譜の音だから、ギブソンだと勝手に思い込んでたんだけど。アイバニーズさん、ごめんなさい!だわ。笑
レコード持ってないからね。当時は何も知らなかった。
ライブは、私は好きなラインナップだったかなぁ。カバー曲もあったし。
声も良い声で、これだけ歌えたら、歌いたくなるわなぁ…とは感じた。好みの系統の声やなぁって。

このビートルズのカバーは、オリジナルと、全く違ってJAZZテイスト。これはライブの雰囲気を感じて貰いたくて。
頭しばらくは、ピアノ伴奏に歌だけで、凄く良い。途中からリズミカルになるけど、そこもカッコいい。ピアノもカッコいいが、ベンソンはギターはほとんど弾いてない。笑
大人な感じのライブだったけど、ほぼ同じ時期に憂歌団のライブも行ったから、凄く差を感じた。笑 
どっちも、客の年齢は高めだったけどね。

この年はダイアナ・ロスの
『Theme From Mahogany』(邦題マホガニーのテーマ)が、流行ってたけど、スローテンポでハマらず。
ドナ・サマーもこの年あたりの曲は、そこまで好きでもなく。

名曲サニー

ドイツのグループとは、知らなかった、ボニーM。当時はネットもなかったし、英語で歌ってたから。笑 
ボーカルの女子は、レコードジャケット見たらブラック系だったから、私の分類では、ブラックミュージックになってたな。笑
で、曲の『Sunny』は、この年ラジオでもよく流れてた。

オリジナルのボビー・ヘブのもヒットしたけど、66年。この時は、私はまだ知らなかった。
で、まさか本人がリリースする前に、日本の広田三枝子が、レコードにしてたとは?ビックリだったけど。笑
オリジナルは、歌ってるのが男性だし、テンポも少しゆったり目で、JAZZっぽいテイストが入ってて、バックは至ってシンプル。控えめ。
オシャレな感じで、歌が良いから、今でもオシャレカフェとか、バーで鳴ってても、違和感がない感じ。
曲は亡くなったお兄さんに向けた曲だったから、このテイストになるのは、納得。語りかけるような感じとか、物悲しさが、漂う雰囲気。
でも後半どんどん転調して、キーを上げていくあたりで、盛り上がりもあるし。
この曲ががチャートでも上位になるって、「やっぱり、人の心を打つ楽曲ってあるよなぁ…」って感じ。

オリジナルは、歌う人の良さをだすような、アレンジ。 
が、それより、ジャージーで、しっとり歌ってるのが、まさかのジェームス・ブラウンで。
イメージは、やっぱりファンクの帝王だし、私もそう思ってた。が、日本のラジオでは、あんまり流れなかった記憶がある、ジェームス・ブラウン。私の聴いた番組で流れなかっただけかも?だけど。 
実は私は、彼はあんまり体系的には聴けてないアーティストで。なんでやったんやろ?とはなるけど。
一番有名な曲、代名詞の
『Get Up (I Feel Like Being a) Sex Machine」(邦題セックスマシーン)
あの「ゲロッパ」の人。笑
「ゲロッパ」が70年リリースだけど、その前に、この曲が入ったアルバムを出してる。
コレだけを、何も知らずに聴いたら、濃いファンじゃなきゃ、J・Bが歌ってるとは、わからないぐらいの歌。
特に曲頭のあたり。アレンジは完全に、JAZZトリオの生音で、しかも女性とデュエット。アルバム全体が、トリオとやってるし。
彼女のほうが、歌い方に、ちょっとファンキーが入ってるぐらい、J・Bは抑えてる感じ。後半アップテンポになってからも。
JAZZの曲が他にも入ってるから、JAZZファンのほうが、アルバム聴いてるかもな?な感じ。笑
とにかくボーカルがカッコいい。

ボニーMのサニー


それが、まさかあんな派手なアレンジになって、ダンス曲になるとは…。
多分、作ったご本人が、一番ビックリしたのでは?もちろん存命な時に、出てるし。
音楽は、わからないな。笑

イントロのベース、ストリングスが、まず「ハイ!優勝!」って言いたくなるぐらい良い。オリジナルとは違うけど、曲頭で掴まれてしまう。ここだけで、この曲ってわかる、って大事。
ボーカルが始まったら、今度はコーラスがね。「こだまか?」笑ってなる。
遅れて入るのが、オンリーな感じ。
この「こだま」コーラスは、当時はそんなに好きじゃなかったけど、コレはコレで耳に残るのよ。笑
わりとちょくちょく、海外の映画なんかで聴いてたけど、じっくり聴いたら、やっぱりアレンジ力の勝利な曲だなぁって。
ストリングスは全編、コレでもか!ってぐらい入ってるし、ホーン派手目だし。

映画で使われてるサニー

で、ちょっと前に観た映画で、発見があった。映画も10年ぐらい前のなんだけど。
曲はもう20年ぐらい前のだけど、このボニーMバージョンを下敷きにした曲があって、カッコいいなぁ、ってなって。改めてボニーMバージョンを見直した感じ。私ごときがだけど。笑

ボニーMの曲の、主にストリングス部分とか、サニーのメロディー以外のところをサンプリングしてる。
ずっと聴くと、ちょっと飽きる?笑、な感じはあるけど、頭と後半半分だけでも聴くと、ボニーMバージョンの良さが、納得出来る感じ。
映画の『最後の恋の始め方』
(原題Hash)では、ラストの盛り上がる結婚披露宴の場面で登場して、皆んながソロダンスを踊るシーンで鳴る。
ダンスシーンが良き。
主演がウィル・スミスだし、音楽のセレクトが良くて。
サム・クックや、ジミー・クリフのオリジナル曲や、スティービー・ワンダーの『Don't You Worry 'Bout A Thing』のJohn Legendのカバーなんかが使われてて、音楽好きにはお勧め。

で、ワールドワイドかつ、愛されてるのがわかる映画を、その前にも観た。
2011年の韓国映画なんだけど。
サブスク、バンザイ!笑で、たまたま観た。
韓国ドラマは筋が面白いし、当たり率高めだと感じるけど、正直、映画はイマイチ率も、まあまああるから、期待してなかったんだけど。笑
「サニー 永遠の仲間たち」って。
題名がサニーで、皆んなでサニーをまた一緒に歌いたい!ってストーリーって書いてたから、音楽好きだし、見ようかと。
で、10代で仲良しグループだった女子が、40代で久々に集まる話なんだけど、なかなか面白かった。女子モノは好きだし。笑
高校時代が80年代たから、もちろん、ボニーMのサニーは流れて、シンディ・ローパーとか、この時代に世界でヒットした懐かしい曲が、たくさんで。
実は、日本だとこんな感じで、いわゆる洋楽満載の映画って、そんなにない気がする。(知らないだけか?私が)
この映画は、韓国ではブームになって、凄くヒットしたのは、後で知った。
コレがヒットするんか?!はあったな。ストーリーが良いのもあるけど、古い洋楽がいっぱい流れる映画が、日本でブームになるイメージはあまりなくて。
唯一ブームになったんは、「ボヘミアンラプソディ」ぐらいか?な印象。 

で、18年に日本でリメイクされたらしい。(こっちはまだ観てない)
舞台は90年代の日本。
監督がモテキの人だから、音楽も力入れてるかなぁ…って思ってみたら、音楽は小室哲哉で、使用楽曲は久保田利伸とか、安室ちゃんとかで。
サニーは多分流れるんだろうけど、他はほぼ日本人アーティストの曲で、やっぱりか…って。洋楽ファンだとなった。笑
映画に、世界的に愛された曲を使うのは、自国以外でも映画を公開しやすい、買って貰いやすいとか、メリットはあるんでは?って、勝手に思うんだけど。
版権処理が面倒とか、それもあるんだろうけど、なんだか、内向き志向の日本の感じが詰まってるかなぁ、とか。
韓国版は、日本でも公開されてるし、サブスクで色々な国で観られるんだけど。
なんだかなぁ…と。
ま、単に洋楽好きが、洋楽鳴って羨ましいだけかも?だけど。笑

で、この名曲だけの、カバーアルバムがリリースされてるのも、嬉しいな。
初めは、ボニーMからでも、他のバージョン聴いたら、また違う魅力がある曲だだしね〜。
オリジナルは、落ち込んで、シュンとなってる時に馴染むし、ボニーMは、ストレス発散に踊って歌うには良いし、ジェームス・ブラウンのは、お酒飲みながら、ゆったり聴くのにハマるかなぁ。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?