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リアル70年代〜洋楽女子話⑤三大バンドエアロ、KISS

還暦過ぎて、過去を思い出すことも増え、子供2人も作曲家と演奏家の道を進むようになり、つくづく私の人生は、音楽と一緒だったなぁ、と。

63年の早生まれ、70年代半ば以降、青春時代は音楽が人生を助けてくれたし、黒歴史(?)もあって。
そんな音楽(日本のも聞く、洋楽好き)の話。
今回は、エアロスミス、KISSについて

76年は大物バンド飛躍の年

ベイ・シティ・ローラーズばっかり聴いてた訳じゃありません。下敷きの写真ばっかり眺めてたのは事実だけれど。笑
毎日テニスで、真っ黒になり、それなりにテニスも上達もした。

音楽に関しては、この年も引き続きイーグルスだの、アースだの聴いてましたが、正直、今ビルボードのチャートを見ても、翌年と比べるとイマイチな感じだったのは事実。年間1位は、好きだったウイングスだったけど。
並んでいる顔触れが、バニー・マニロウ、エリック・カルメン、ダイアナ・ロス、キャプテン&テニールとか、私の趣味とはちょっと違う人達が、日本のラジオの常連さんではあった。
が、大物バンドが売れて日本でも知られるようになった年でもあって。
三大バンドと呼ばれてる、エアロスミス、KISS、クイーン。

エアロスミスはお説教?

エアロスミスは多分75年ぐらいからは、聴いてたと思う。中1の時。
ラジオで『Walk This Way』(邦題お説教)を聴いて、遡って
『Dream On 』も好きだった。

しかし、最近邦題をちゃんと知りました。
『Walk This Way』(邦題お説教)。邦題はラジオでも聴いた覚えはなく…。(記憶にないだけかも?だけど)
あまりに酷くないか?と。笑
そりゃ歌詞の内容は、説教的な物かも知れないけど、ロックの曲のタイトルに、お説教は無い?!ご丁寧に「お」まで付けてるのはちょっと…と。
まあ当時は、音楽も映画も???となる、色んなビックリ?迷作?邦題が溢れてはいたので、特別じゃないけど、かわいそう過ぎる。エアロスミスが。
残念ながら、邦題がよく見える動画はなかった。

『Walk This Way』』はリフが最高だし、あの早口もインパクト大。この当時はまだ、テンポゆっくり目の曲が多かったから、あのボーカルは目立ってた。
この曲は彼らの唯一無二感があるなぁって。私は後にも先にも、この曲に尽きるかも?エアロスミスは。(下の年齢の人には、映画「アルマゲドン」の曲のバンドなのかも知れないけど。)

Run-D.M.C最高!


後にこの曲をリスペクトした、
Run-D.M.C.はセンスある!って。 色々曲をわかってる感が好き。  
最初にちょっと聴いただけだと、スクラッチ音入れただけの、ただのカバー?ってなったけど、聴き比べると違う。ドラム音を大きく、多分違う音と差し替えしたのか?とか、色々。
エアロスミスはコレでバンドが延命したとか言われてるけど、まあお互いに、ウィンウィンだったかなぁって。
MVが大好きで、何回も見た。エアロスミスの本人らも楽しんでる感じが出てて、私らの懐メロが蘇った感は嬉しかったなぁ。

エアロスミスも日本でも人気が出て、洋楽雑誌でよく見かけた。スティーブン・タイラーは、大人気だったけど、ちょっと私は怖かった。取って食われそうな感じで、中1〜2女子には。笑(ファンの皆様ごめんなさい)
解散せず、ずっと活動してるのは凄い。
あの頃の中学生の勝手な思い込みで、
外見からだと、当時よくあった誰かが薬物で…とか、女で揉めて絶縁とかで、いかにも空中分解しそうなタイプのバンドに見えてたから。笑
色々あったかも?だけど、ちゃんと音楽活動してる人達だったので、謝りたいです。
活動出来るのは、曲を自分たち、スティーブン・タイラーとジョー・ペリーで書けたからか?
いつまでも、元気で続けて欲しいな、って素直に思います。

KISSは見た目と中味が違う?

同じ76年に、ヒットを飛ばして、注目されて、同じく長く続いた?のがKISSで。
クイーン含めて、三大バンド。そして、ジャンルとしては、皆んなどちらかと言うとハードロック寄りなことも共通点かも?
ハードロックは時代は変わってもやっぱり王道なのか?

私は立ち読みした音楽雑誌で、初めて写真を見て、「なんじゃ?コレ!」ってなったのは事実。先に曲は聴いてたから、音楽は至って真っ当なハードロック。キワモノ的じゃないロックンロールをやってたから、余計にビックリで。
「コレって、一番にやったモノ勝ちよね」とも思ったかなぁ。
歌舞伎の隈取り風のメイクなんて、二番煎じになったら、意味がないやん!って思ってたら、日本でそれをやる聖飢魔IIなんてバンドが出て、長く続くとは。当時の中学生には想像もつかなかったことで。笑
歌舞伎に影響されて無いらしいけど、白塗りしてる時点で、やっぱりインスパイアはされたのでは?と、日本人なら思ったけど。

エンタメとしてのアイデア

メイクにレザー、厚底ブーツとか、見せ方と火を吹くなんかのパフォーマンスは、ショーとして、エンタメとして工夫してる。が、楽器も壊すけど。笑
楽器壊すのは、まあまあ昔はあった。あんまり好きじゃないけど。
曲は好きだけど、大したファンでは無い私にも、火を吹くところなんかを見たさに、「コンサート行ってみたいな…」っと思わせたしね。そう思わせたら、勝ちでしょ!って。(結果行ってない。笑)
ちょっと先に、ライブをショー的にしようと色々やり始めた、デビット・ボウイと、実は考え方の方向は似てたのかも?と。ボウイもメイクしてたし。笑

が、曲は特に初期はシンプルに、ロックな曲を作ってたのが、私は好きだった。あの出立ちに合う曲もやるけど、合わないような曲も平気で出す辺りも、好感を持てたし。
毎回日本のアルバム名が、地獄シリーズなのは、ちょっと何とかして欲しい感じはある。正直、どれが何枚目か、区別がつきにくくて。歴代の担当者さんは、毎回タイトル考えるのに、苦労しただろうなぁ。笑

『Rock and Roll All Nite』を最初に気に入ったんです。

で、この曲ベースのジーン・シモンズが歌ってるよね。私のベース弾きながら歌う人好きは、ここでも発動されてて、笑う。
最初に聴いて気に入った時は、誰が歌ってるのかすら、知らなかったけど。

KISSは皆んなが曲を書いて、曲に合う人が歌うみたいなバンドだから、バリエーションがあって強かったのでは?結構曲もさまざまだし。
『Detroit Rock City』は名刺だよね、彼らの。

名曲『ベス』

が、私はある意味、あの見た目のあの風体で、こんな曲を歌うんか?ってなった、『Beth』が衝撃だった。しかも世界中でもヒットしたことにもビックリ。良い曲なら、皆んなちゃんと聞いてくれるってことかも?

ハードロックバンドが、生ピアノとストリングスだけ、ほんの少しのホーンの曲を出すって。まあまあな思い切りと、勇気が無いと出来ないのでは?
そのリスクを、取れるぐらいの曲だったかなぁ、と。
何よりメロディーが美しい。イーグルスのところでも書いたけど、歌うドラマー好き(フィル・コリンズも、稲垣潤一も好き)の私は、ピーターをマークしないハズもなく。笑
声も良いし、顔はよく知らんかったけど。(中学生のころはメイクだったから)笑
その後見た素顔はカッコ良い、好きなタレ目系の顔だし。真面目な話、メイクしてないメンバー全員、それなりに女子ウケするイケメンでは?

女性ファンは結婚、出産、子育てで、バンドや音楽から離れる時期がある。男性は本人が死ぬまでファンでいてくれるから、男性ウケを考えた…って、ジーンの話を読んで、さすがって。ビジネスマンとして、わかってるわ〜と、後年思った。
そう考えたら、この曲は男性ファンが、自分の愛する彼女のために歌うのに、ドンピシャなのでは?と。
名前のベスだけ、自分の彼女に変えて歌ったら、女子は落ちるなぁ…って、今頃気がついた。笑
日本でもやった男性もいそう。笑
(私にやってくれたら、落ちてたのに。そんな人はおらず。笑)
汎用性あるし、歌うのもそこまで難易度も高くないしね。プロポーズなんかに使える曲では?

同じような立ち位置の曲、アコースティックギターがメインで、ハードロック色ゼロ。むしろイーグルスとかが歌いそうな『Hard Luck Woman』も、大好きです。
実はロッド・スチュアートのために書いたとかの話もあって、ならバンドで歌うのは当然ピーター一択。歌い方は違うけど、声は似てるし。KISSのハードロック色があまり好きじゃない人にも、この2曲はハマるかも?

エンタメのビジネスマン
としても優秀

一般のリスナーは、やっぱりどこかキワモノの匂いを感じてて、正直KISSは長続きしなさそう…って思ってた人も多かったのでは?それが、メンバーは変わっても、ずっとライブをやり続けたし。
しまいにバーチャルでバンドをやるとか、凄いなKISS!ってなります。笑
(ビートルズの解散後の、フィルムコンサートの進化版か?と。)
バーチャルでやるなら、「メンバーが全員亡くなってもバンドは存続可能なのか?」って。バンドの永遠の課題である歳をとることも「解決したんか?KISSは?」となって。笑

このバンドは他のバンドとは違って、自分たちのことを、ちゃんと考えてるなぁって。今どきのテクノロジーも活用出来てるし。やらされてる感じゃなく、自分たちでやってる感じも。主にジーンが取り仕切ってるようだけど。
今年、著作権やグッズビジネスなんかを、丸ごとスウェーデンの会社に売却したみたいだけど、バーチャルのライブは今後もやるのか?
グッズ制作とかも自分たちで早くからやってるし、棺桶からコンドームまで、5000点以上出してるって、普通にビジネスとして凄すぎる。商品が5000点無い会社なんていくらでもあるし。  

楽曲や演奏、パフォーマンスでも色々と影響力を持ち続けたKISS。彼らにインスパイアされて、また楽しいことをしてくれるバンドが出ると良いな。

長くなったのて、クイーンは次回。






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