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【気まぐれポエム】

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時々気まぐれに書いたポエムをまとめています。
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2024年3月の記事一覧

君のいない部屋

ドアを閉めながら、君を探す僕がいる

太陽の日差しが窓をすり抜けて
小さな虹がかかったベッドに横たわる君

温かい君のハートに頬ずりする僕に
君は長くて優しい毛を揺らすんだ

永遠に続くと思っていた君と僕の時間

寒がりな君に
木漏れ日を照らしてくれるのかい
雨嫌いな君に
傘を差してくれるのかい

君のいる場所は暖かい毛布がたくさんあるのかい

春になった僕の部屋はまだ少し寒いよ
君のいた場所に涼

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波打ち際の葛藤

あの手強い波を越えたら
最高な俺になれそうだ
この波に乗ったビッグな俺は無敵だな

雲がどんよりしてきたぜ
海水が冷たすぎて足が震えてりゃー
夜更かしのせいで変な欠伸とまんねーし

次の波はもっとビッグかもしれないぜ
どうせならもっとビッグになってやる

もう少し待ってみよう
ビッグってのは焦らねーもんだ

なんなら、もう少し
次の波まで、その次の

またアイツがピークかよ
俺が乗るはずだったのに

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彩雲

一歩一歩君に近づく
教会の鐘が連打する午後
足早に歩く並木道が白光のトンネルになる

そよ風が僕の魂を揺らすと
鳥たちが冷やかし、木の葉が拍手する

彩雲が照らすあの場所に君が待っている
水平線に辿り着けない、もどかしい波の音

教会が終わりの鐘を告げたとき
本当の僕に戻れる瞬間がやってくる

あの角を曲がれば、君がいて
あの角を曲がれば、僕がいる

ジェネレーション

尖ったナイフの先端で描いた文字が
雨に濡れて消えていく

高貴な花に集まった虫たちが
新たな宿探しの旅に出る

昨日のベンチに置き去りにされた
誰かの幸せの法則

雫のグラデーションが溶けていく
午後のミルクティー

抗うことのできない南風に映る
セピア色の雲

丘を下る私を追い越していく川の流れを
ただじっと見つめながら

あてのない遊歩道

憂鬱な空と地面がまだ繋がっている

スイスイと走行する車から湿った音が弾ける

オレンジ色のランプが薄暗く光る中

今日の目的をもった戦士たちが足早に駅へと向かう

あの人は帰還の傘を持っているだろうか

あの人は反対の道を選んでなかろうか

あの人の闘いはいつまで続くのだろうか

家に帰ったら久しぶりに濃いエスプレッソを飲もう

注文した覚えのない念いを書き消すくらいの

今という時空に彷徨う同

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浪人

気ままに暮らす旅慣れど
どこかに忘れた心を慕う

どんなに愛を育めど
いつかは別れる寂しさを

ただ流れゆくままに
ただ流れゆくままに

己の姿が映ることのない水鏡

ただ流れゆくままに

疲れた足を癒すのは
雲の無情を悟るとき

ああ、流れゆくままに