彩雲

一歩一歩君に近づく
教会の鐘が連打する午後
足早に歩く並木道が白光のトンネルになる

そよ風が僕の魂を揺らすと
鳥たちが冷やかし、木の葉が拍手する

彩雲が照らすあの場所に君が待っている
水平線に辿り着けない、もどかしい波の音

教会が終わりの鐘を告げたとき
本当の僕に戻れる瞬間がやってくる

あの角を曲がれば、君がいて
あの角を曲がれば、僕がいる

最後までお読みいただき有難うございました!😊🙏