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読書感想文・明日クビになっても大丈夫! ヨッピー著

ヨッピーさんの明日クビになっても大丈夫!を読了。ヨッピーさん自体はツイッターで少し前から知っていたのですが、著作があることは最近知ったので、三年ほど前の本ですが、読ませて頂きました。ちなみに妻は表紙のヨッピーさんを見て、「その人大丈夫?」と言っていました。

ヨッピーさんはふざけた記事を書いている人だけど(国会議事堂の前でオナニーするとか)、本気でふざけられる人なんだと思うのです。そのふざけるをコンテンツにしてご飯を食べている人というのが僕の印象であり、この本に書いてあることもふざけているけど、真理をついていると思いました。

本の中で特に僕が気になったセンテンスを以下に記しておきます。

「人は幸せになるために生きている」。ヨッピーさんは幸せとは笑っていられることだと書いていたけど、多分真理だ。そして、笑うためには、好きな人・面白い人と一緒にいることが大事だと書いている。これは会社で働いていくうえでも同じで、同僚が好きで・良い人で・笑いあえるような・価値観を共有できるような人だと仕事は楽しい。仕事自体がつまらない仕事でも一緒に働く人が楽しければ、仕事は楽しんでやれると思う。(どんな仕事にも楽しさや面白さはあると思うし、つまらなければ改善していけば楽しくなると思うのである。要は極められるかどうか。そして、極めるには同僚が重要。)

「生産する趣味」と「消費する趣味」の違い。これはけっこう重要な話だと思う。真面目な話だし。ヨッピーさんは風俗に例えていたけども・・・映画を見るだけが消費する趣味、映画を見てレビューを書いて共有することが生産する趣味、という話である。生産する趣味はけっこう大変ではあると思う。何かしらをアウトプットしなければならない。生みの苦しみがある。その点、ツイッターとかでレビューするのはリアクションがもらえたりするから良いと思う。(フォロワーがいればですが。)僕の趣味は、最近はやっていないけどデザインコンペだった。企業とかがお題を出してそれにデザインを作って応募するというものである。例えば「日本を元気にするインテリア」とかそういう感じだ。このコンペの趣味で僕は何度か賞を頂いていて、その成果も含めて転職活動をして電通に転職できた。(結局辞めたけど・・・)アウトプットする趣味は本業の仕事にもつながる話になるので、やるのが良いと思う。

「勝てないと思ったらとっとと逃げよう」。これも共感するセンテンスでした。その前に書かれていた儲かる椅子を探すという話と近い話だけど、自分が勝てる、得意な分野でやるのが一番良いという話だと思う。人間好きじゃなくても得意なことを続けると段々好きになってくる。正確には好きじゃないものの一部に好きな部分が見えてくると思う。なので、人間は得意なことをやるのがお勧めだと、僕も思っている。実際僕は電通に転職して、広告代理業が向いておらず、結局退職した。それは、逃げたのである。僕より圧倒的に広告代理業に向いた人たちを前にして、これは勝てないと思ったからだ。そして僕自身の適性を改めて考えなおして、今の会社に転職した。

再度の転職は正解だったと思う。(通算3社目)給料面ではまあ普通なので、ヨッピーさんの言う、好きなことを発信し続けて少し副業的にお金を稼げたら良いなとは思うので、2021年はまたデザインコンペをやって、それをちゃんと発信して形にしていければと思う。二足の草鞋で行ければよいなと思う次第です。

ヨッピーさん、色々と示唆に富んだ本を世に出していただきありがとうございました。

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