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脳が持つフィルターシステムを上手に使うには?

私たちには誰にでも認識できないスコトーマがある。

こんばんは!
とこま(tokoma)です!

苫米地式コーチング認定コーチ(補) として日々学びを深めております!


実際に目の前にあっても認識の盲点である「スコトーマ」によって見えなくなっているものがあるんです。

なぜ、このスコトーマができるのでしょうか。

脳にはReticular Activating System(=網膜体賦活系)というフィルターシステムがあります。
(僕が学んでいるコーチングでは、これを略してRAS(ラス)と呼んでいます。)

このRASの働きは、必要条件を認識し、必要のない情報を排除することです。

情報の排除は脳にとっても必要な働きなのです。なぜなら、すべての情報を認識しようとすれば、脳は機能停止状態に陥ってしまうからです。

脳は非常に大きなエネルギーを消費する器官です。もし脳が、情報のすべてを処理しようとすれば、食事で得ているエネルギーを超えてしまうため、人間は餓死してしまうと言われています。


ですので、脳はRASによって上手に手抜きをしながら、生命を維持しつつ、目の前の世界全てを認識しているかのように調整しているのです。

しかし、それは悪いことだけではありません。
RASによってスコトーマを作りだすことで、物事に集中できる状態になれる、ということもあります。

ただし、何か特定のこと集中をしていると、新しいチャンスやこれから必要とする情報を排除してしまっている。目の前にあっても、認識できないということがありますので、良いことばかりではありません。


では、どうやったらRASを上手に働かせることができるでしょうか。

RASは無意識に自分にとって重要な情報を選別してものです。

そして、その選別の基準は「価値あるもの」と「脅威となるもの」です。たくさんの情報の中から、この2つを基準にてらして選別します。一方で、その他の情報はスコトーマに隠してしまいます。


次に考えることは、どうすれば、「基準」を変えることができるか、ということです。

その答えは新しいゴールを設定することです。

ゴールを設定することで、RASによって認識する情報が変わり、見える景色も変わります。

僕が学んでいるコーチングでは、ゴールを設定する時には「現状からかけ離れたゴール」を設定することをすすめています。

なぜならば、そのようなゴールを設定することで、認識できる範囲が広がり、今まで気づかなかったチャンスや情報に気づくようになるからです。


ですので、まずは現状からかけ離れたゴールを設定しましょう。

「現状から離れたゴール」とは? という疑問がわきますが、それは、どうやって達成できるか分からないようなゴールのことです。

やり方すらわからないゴールを設定することで、初めてRASが重要と判断する基準が変わります。
RASの重要度の基準が変われば、現実も変わり、世界も変わってくるのです。

「どうやったら達成できるか分からない」 そんなゴールを設定してみませんか。



本日は以上です。

参考にさせていただいた本はこちらです。
田嶋大輔著 苫米地英人監修 『マインドの教科書』

マインドの使い方を詳しく知りたい方は、本書を手に取ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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