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材料の選び方についてDIY木工初心者向Y基礎講座

皆さんこんにちは。
初心者のための木工基礎講座を始めていこうと思います。
読むのが好きな方はこのまま読み進めてください。動画で見たい方は一番下にこのnoteと同様の内容を説明したYouTubeのリンクを貼っておきましたので参考にしてください。

DIYを始めたい、自分の作りたい物のイメージはあるけど何をどこから手をつけていいのかわからない、ということをよく聞きます。特に主婦の方なんかはアイデアは非常にたくさんある、「この隙間にピッタリの棚が欲しいんだけど!」しかしながら手段がないなんてことを聞きます。
そういう方に向けて、これから5回にわたって、以下ようなメニューを予定しています。この5回の内容を理解して一度手を動かしてみれば「なるほど!」と思える内容になっています。スキとフォローをしておいていただけると嬉しいです。

1.材料の選び方
2.木のカット
3.ネジでの固定方法
4.接着剤での固定方法
5.研磨と塗装

これから毎週投稿していきますのでお見逃しなく。
では早速第1回目の材料の選び方についての講座を始めていきます。

木工を始めようと思った方が最初に戸惑うのは
「どんな材料を選べばいいのか?」ということではないでしょうか。

ホームセンターへ行けばたくさんの材料がありますよね。
自分のイメージしているものにはどれが適しているのかわからないから木工を始められない、そんな風に感じている方多いのではないでしょうか?

一般的に買える材料としては大きく3つに分かれます。
■無垢材
■合板(ベニヤ)
■MDF
これら種類のメリットデメリットについて説明していきます。

■無垢材
これが一番わかりやすいかと思います。
木をそのまま使っていて、形を整えただけの状態です。

ただし、その意味の通り木を示すだけなので非常に多岐にわたります。
今回はこの4つに特化して話していきます。

ツーバイフォー 集成材 ハードウッド ソフトウッド

・ツーバイフォー
皆さん一番イメージがわきやすいのは2X4ではないでしょうか。
ただこの2X4は基本的には建築用の木材で、サイズが規格化されていて
なおかつ海外から入ってきているため非常に安価に手に入ります。
2X4でなくとも、ホワイトウッドなども同様ですね。樹種としては松が多く使われます。

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メリット:柔らかくて加工しやすく、安価なことです。
デメリット:建築用なので反りや曲がりが多く、アウトドアでの使用には向いてません。ただし、時間をかけて探せばいい材見つかるはずです。
安く済ませたい、試してみたいという方には向いている材料といえます。

・集成材
これは無垢の材料を小さく切ったものを接着して大きな板にしたものです。
ホームセンターではパイン集成材や、桐の集成材なんかを見かけますね。
厚さや長さ幅などもバリエーションも豊富です。
メリットは大きな無垢一枚板に比べて強度も高く、価格も安くサイズバリエーションも多くて使い勝手がいいところです。
デメリットは、見た目は集成材然としてしまうことでしょうか。
あとは塗装の手順によっては反ってしまったり、接着剤が水に弱いので
外での使用は厳禁です。

note_集成材

・ハードウッド
ハードウッドとはその名の通り硬い木のことです。
高級な家具で使われているようなウォールナット、チェリーなんかがその代表格で木としては広葉樹になります。
メリットはとにかく色や手触りなんかが樹種に応じて様々で
自分のイメージするものを作ることができます。
デメリットは硬くて重いので加工は難しく熟練の技が必要なこともありますし、なんといっても価格が高い!そもそもそんな木ホームセンターで見かけませんよね?私のよく行くカインズにはほんの少し銘木コーナーと称して楓やケヤキなんかが置いてあります。
なので、これから木工始めようという方はそういう木もあるんだくらいでokです。ハードウッドはレベルアップしてからが無難です。

note_ハードウッド


・ソフトウッド
ソフトウッドもその名の通り柔らかい木です。
檜や杉、松などの針葉樹林です。花粉症の方にはつらい木ですね(笑)
先ほど説明したツーバイフォーもこのソフトウッドに入ります。
このように爪で押すと後が残るくらい柔らかいです。

note_ソフトウッド


メリットは何といっても安いこと、そして日本では杉ヒノキが手に入りやすいことです。最近は杉を製材してカフェの床材にできるように規格化してカフェ板なんかも流行ってますね。
デメリットは、柔らかいので傷つきやすく学習机のテーブルトップなんかには向かないです。鉛筆で文字書いたら跡が残ってしまいますからね。
あとはハードウッドに比べると弱いところでしょうか。とはいっても安いので私も学習机のテーブルトップにソフトウッドを使っています。

あとは強度的に弱いのでどうしても材料を太くする必要がありよく言えば素朴な感じの家具になりますが、モダンな感じに仕上げるとなると工夫が必要です。

・合板(ベニヤ)
合板とかベニヤって聞くとなんか安い材料のイメージありませんか?
実は全然そんなことないです。合板にもいろんな種類があります。そもそも、ベニヤというのは木を薄くスライスした1枚のものを指します。それを積層してプレスして板に接着したものを俗にベニヤと呼んでます。確かに私が子供のころベニヤと呼ばれるものを見ると、ざらざらとしていて荒っぽいイメージありました。今考えるとラワンの合板ですね。たしかにラワンは軽くて目が粗いです。
機会があれば、ホームセンターに行ってシナ合板という材料を見てみてください。表面はシナで(アイスクリームの棒の材料)化粧してあって非常にきれいな材料なんです。もちろん、中はラワンが挟んであるのでそれなりかもしれませんけど、表面はとてもきれいです。

note_シナ合板


また、合板でも共芯と呼ばれるものがありましてミルフィーユのように、表面だけでなくなかもシナ材で木目を縦横交互に接着しているものがあります。見た目も綺麗ですよね。これはシナ合板こちらは北海道の白樺間伐材を使ったエコな合板です。

note_ともしん


他にもかなり合板の種類はありますがここでは割愛します。
メリットは、曲がり反りが少なく寸法が安定していて広い面積でも美しい表面が得られるとがです。
デメリットは、やはり木口、この断面の処理です。隠すか、木口テープを貼るかになってきますが、これから木工始める方にはハードル高いかもしれません。

■MDF
これは木材のチップを圧縮して接着材で固めたものです。
メリットは寸法安定性と高密度で均一というところでしょうか。
デメリットは木質ではあるけど、木の木目がないところです。正直これを使うのは、ジグだとか見えないところに使うもしくはしっかり塗装して使うような場合かと思います。

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今後の基礎講座ではこの中から代表的なツーバーフォー、ソフトウッド、ハードウッドの3種類を中心に実演しながらご覧のような内容を説明していきます。

1.材料の選びかた
2.木のカット
3.ネジでの固定方法
4.接着剤での固定方法
5.研磨と塗装

いかがだったでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
駆け足でしたが材料について説明しました。
このように基礎講毎週座続けていきたいと思いますので参考になったと思っていただける方はスキとフォローをよろしくお願いします。



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